飯島直子「1回くらい、なんなの…？」三ノ輪でキャッチした大人の恋にエール＜飯島直子の今夜一杯いっちゃう？＞

2025.05.30 12:00

「飯島直子の今夜一杯いっちゃう？」(毎週木曜夜10:00～、BSフジ)が、5月29日(木)に放送された。同番組は飯島直子が地元の人に愛される店を飲み歩き、店の常連客や飯島がいま会いたい、話してみたいゲストと”本気でサシ”飲みをしていくBSフジの人気番組だ。今回は、三ノ輪でひとりハシゴ酒をするようすが見られる。

吉原遊郭で知られる吉原大門を前にはしゃぐ飯島

今回の舞台は台東区と荒川区の境にある三ノ輪、吉原遊郭の入口「吉原大門」のそばだ。遊廓からの帰り道、名残惜しんで後ろを振り返るものがいたことから名付けられた「見返り柳」を見て回りつつ、三ノ輪での「こんいち」がスタートする。

いつもと同じく和やかな会話をスタッフと交わしながら飯島がやってきた1軒目の店は、吉原大門の近くにある大衆居酒屋「堤や」。オープンから13年、吉原育ちの店主・上田英人さんが1人で料理を切り盛りしている。酒のアテに最高な「鶏皮ラー油炒め」、ペペロンチーノが好きだからという理由で生まれた「新たけのこペペチーそうめん」など、魅力的な創作メニューが勢ぞろい。

店内には多くの常連客が訪れており、飯島もさっそく和気あいあいとしゃべりに加わる。するとそこに、上田さんの家族が来店。飯島は常連客の方々とも仲の良い上田さんのお子さんに興味津々で、元気いっぱいな長女と次男を呼んで盛り上がっていく。

「絆人」で“きっと”、「心道」で“ここみち”、さに「よつ葉」と「可夢(かむ)」など、名前の付け方に興味を持った飯島。「どういう想いでつけたんですか？」と尋ねると、「生まれる前に、漢字ひと文字だけ夫婦で決めてて…女の子出てきたらコレ、男の子出てきたらコレって感じで全員付けてます」と珍しい名づけ方の話が聞けた。特に一番下のよつ葉はまだ6歳で、制服姿の次男とも大きく歳が離れているようす。上田さん一家の話を聞きながら、アットホームな雰囲気を堪能していた。

“恋バナ”をキャッチした飯島が夫婦に突撃

楽しい時間を「堤や」で過ごし、すっかり暗くなった三ノ輪の街を歩く飯島は吉原大門に入っていく。当時の情景を思い浮かべながら、現在の三ノ輪の街の景観も楽しみつつ飯島がやってきた2軒目の店は吉原は謎の通りにある居酒屋「ら猿手(ラサルーテ)」。27年もの間地元の人に愛され続けているイタリアン居酒屋で、渋い外観からは想像できないオシャレなメニューとのギャップも楽しめる。

主人の五十嵐徹さんはイタリアの本場で修行した料理人。和の食材を使ったイタリアン料理、また居酒屋メニューとイタリアンの要素を合体させた料理を振る舞っている。ギャップを感じながら座敷で食べるイタリアン料理とお酒は格別の味わいで、飯島も「面白い！」と目をみはっていた。

ここでも気さくに常連客と打ち解けていく飯島は、カウンターに座っていた男女へ「ご夫婦ですか？」と声をかける。すると「これから夫婦になります」という答えを聞いて、身を乗り出すほど興味が出たようす。2人は一度離婚を経験している同士らしく、それを聞いた飯島は「最高ね…！」と大盛り上がり。さらに深掘りするとまだ結婚までの道筋は定まっていないようで、「どうなの？」と女性から男性に“予定”の質問が。

「ほらちょっと～！お兄さん」と笑わせつつも、決して「早く」とは言わない飯島。ただお互いの子どもが多感な時期で、一度離婚していることもあって慎重になっているそう。すると飯島が「1回くらい、なんなの…？私2回だから」と自分の経験を明かし、2人にエールを送った。“恋バナ”に目がない飯島はほっこりした顔で、暖かくフランクな空気の中で楽しい時間を過ごす。

帰り道、三ノ輪で出会った人々を振り返り、飯島は暖かな街だとつぶやく。「堤や」、「ら猿手」のどちらの店でも常連客は非常に賑やかであり、また多くの人が知り合い同士とあって「みんなあったかくて、朗らか」と印象を語った飯島。とても満足そうな笑顔を見せながら、夜の街に去っていくのだった。