タイトな戦闘服を着こなす「陰実」コスプレイヤー「体にピタッと張りつくサイズ感に仕上げました」＜AnimeJapan＞

2025.04.25 17:05

漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。3月22日、23日には、世界最大規模のアニメイベント「AnimeJapan 2025」が東京ビッグサイトにて開催。前年比115%となる15万2400人が来場し、会場は大盛り上がりとなった。WEBザテレビジョンでは、見どころ満載だった同イベントの中から、屋内外のコスプレエリアを彩ったコスプレイヤーたちにクローズアップ。撮影とともにインタビューも実施し、それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。

「AnimeJapan 2025」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは？

■「陰の実力者になりたくて！」ベータ／ぷおぷおさん

昨年の「AnimeJapan」でも同じキャラのコスプレをしたんですけど、今回はところどころに手を加えた改良版の衣装で参加しました。ちなみに靴はリニューアルしたもので、装飾の部分はミシンで縫い付けています。それと、この1年で体型が変わったので、今のスタイルにぴったりになるようにサイズ感を調整したのもこだわったポイントです。

■「陰の実力者になりたくて！」アルファ／せんさん

こだわったポイントは、衣装の造形とウイッグのボリュームです。やはりこちらのスーツは、体のラインがはっきりわかるサイズ感に調整してこそ映える……と思ったので、ギリギリまで詰めて、体にピタッと張りつく形に仕上げました。それに合わせて、靴も合皮のしっくりくるデザインのものを用意して。長くてボリュームのある髪は、ウイッグをふかして質感を再現しました。

■「涼宮ハルヒの憂鬱」涼宮ハルヒ／shino.no.meさん

こちらの衣装は紆余曲折を経て完成した、思い入れのある一着です。もともとはオーダーメイドで発注した、エナメル×Tバックのバニー衣装なんですけど、出来上がったものを見てみるとサイズがまったく合わず、バストもウエストもガバガバで……。しかも返品＆お直しは不可で、頭が真っ白になっていたときに、衣装制作をされている友人の聖工房さんが声をかけてくださって。ダメ元で相談したところ、「お直しOK」とのことで、私の体型にぴったりのこちらのバニースーツに作り直していただいた……という次第です。しかも、ただのお直しに留まらず、当時Gカップだった自分に合うブラカップと極太ボーンが追加され、2次元キャラのスタイルを再現できる形に進化していて。まさに理想のバニー衣装へと生まれ変わりました。強風のせいでうさ耳がしょっちゅう取れてたいへんでしたが、お気に入りの一着を着てイベントに参加できて、幸せな時間を過ごせました！

■「涼宮ハルヒの憂鬱」長門有希／真白ゆうさん

今回はウイッグの色味にこだわりました。このキャラはアニメと原作のイラストで髪の色味が微妙に違うので、光の加減や写真の写り方を考慮して、ぴったり合う色味のものを選んだつもりです。また、網タイツの下に光沢ストッキングを重ねて履くことで、脚に立体感と独特の質感を出す工夫をしたのもアピールしたいポイントです。

■「涼宮ハルヒの憂鬱」朝比奈みくる／早乙女あーたんさん

令和のアニメイベントに、平成を象徴するアニメのキャラクターである『涼宮ハルヒの憂鬱』の併せで参加できたことが、とにかく嬉しくて。気合を入れて前髪もセットしてきたんですけど、強風にあおられて崩れてしまいました(悲)。あと、朝比奈みくるといえば、胸のホクロがチャームポイントなので、それをどう綺麗に見せるか？という点にもこだわりました。

コスプレが楽しめる大型イベントは今後も全国で続々開催！

こうして大盛り上がりのうちに終了した「AnimeJapan 2025」だが、その直後には早くも「AnimeJapan 2026」の開催決定が発表され、話題になっている。2026年3月28日(土)、29日(日)の2日間、今回と同じく東京ビッグサイトにて実施されるという。

また、それまでの期間にも「ニコニコ超会議2025」(4月26日[土]・27日[日]、千葉・幕張メッセ)や「日本橋ストリートフェスタ2025」(5月18日[日]、大阪市浪速区・でんでんタウン)、「コスサミパーティー」(5月31日[土]・6月1日[日]・14日[土]、愛知・名古屋)など、コスプレも楽しめる大型イベントは全国で多数開催が予定されている。

はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか？　今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。

◆取材・文＝ソムタム田井