

日仏合作ドラマ「Tokyo Crush(トーキョー・クラッシュ)」がテレビドラマシリーズイベントで最優秀賞を受賞

日仏共同製作テレビドラマシリーズ「Tokyo Crush(トーキョー・クラッシュ)」が、世界最大級のテレビドラマシリーズイベント「Series Mania Forum 2025」の共同制作ピッチ部門で最優秀賞を受賞した。
「Tokyo Crush(トーキョー・クラッシュ)」とは
本作は、ワーキングホリデーで東京にやってきたフランス人著者がマッチングアプリを通じた日本での出会いを綴り、フランスで大きな話題を呼んだエッセー「東京クラッシュ 男は星の数ほどいるけれど」をドラマ化したもの。
原作では、「外国で現地のことばを話せるようになる近道は恋人を作ること」とマッチングアプリを始めたフランス女子の“リアルなトーキョー日記”が記され、日本男子へのユニークな洞察や自由を求めるフランス女性のありのままの姿に、フランスで熱狂的な反響を呼んだ。日本で翻訳出版されると、フランス人視点で描かれた日本の姿に多くの共感と関心を集めた。
そんな原作を映像化する本作は、東京で居酒屋のシェフとして働くフランス人が、美食を通じてフランスと日本をつなぐ文化的な架け橋を築こうとする姿を描く“カルチャークラッシュ・ロマンティックコメディー”として描かれる。
フランスから東京にやってきた型破りな女性シェフ・モナは、老舗居酒屋を立て直すため職人気質の日本人料理人・俊郎とタッグを組むことに。2人は文化・性別・価値観の違いからぶつかり合いながらも互いに成長し、やがて思いがけない関係へと発展していく。
本作の共同プロデューサーは、細田守監督作品「ミライの未来」「竜とそばかす姫」などをフランスで手掛けたジョナス・ベンハイエム、ジャン=フェリックス・ディールベルと、「Summer of 85」や「コット、はじまりの夏」の配給を行ってきた日本の製作・配給会社フラッグの小田寛子。
脚本は、フランスの新鋭作家の一人で、「ベルナデット 最強のファーストレディ」などを手掛けたクレマンス・ダルジャンが担当。日本を舞台にフランス女性を主人公として描く本作に、豪華な陣容のスタッフが集結した。
「Series Mania Forum 2025」最優秀賞を受賞
そんな本作が、先日フランス・リールで開催された「Series Mania Forum 2025」の共同制作ピッチ部門で、400もの作品の中から最優秀賞を獲得するという快挙を達成。世界中から集まったクリエイターやプロデューサーたちが新作を発表するテレビドラマシリーズイベントにおいて、全世界のテレビドラマシリーズの中から“今最も期待される作品”に選ばれた。
本部門の審査員長を務め、フランスの映画製作・配給会社Studio Canalのテレビシリーズ部門のトップ、M-Kケネディは、「十分な議論を重ねた結果、私たちは『Tokyo Crush(トーキョー・クラッシュ)』を選出しました。キッチンの内外で展開される物語の可能性に魅了されたからです。
このシリーズは新鮮で、視聴者にとって多様な魅力を持っています。文化の衝突、伝統と現代性の対比、競争、そして“くっつくのか、くっつかないのか”というロマンスなど、コメディとしての要素が豊富に含まれています。これらすべてが、この作品を独自のものにしています」と絶賛のコメントを寄せた。
食・恋愛・成長を組み合わせた構成と、多文化間の衝突と融合を描く作品として評価された本作。加えて、舞台である居酒屋といった日本の伝統文化や魅力が、テレビドラマシリーズの題材として国際的に認められたことを証明する結果となった。
なお、本作は現在脚本を開発中で、2025年夏までにパイロット・バイブルの完成を予定している。
共同プロデューサー/ジャン=フェリックス・ディールベルト コメント
Series Maniaでピッチの機会をいただき、さらにこのような素晴らしい賞を頂けたことに、心より感謝しています。
国際的な視点を自然に取り入れた意欲作「Tokyo Crush(トーキョー・クラッシュ)」は、今まさに開発が本格的に動き出している段階であり、このタイミングでの受賞は大きな励みとなりました。
今回の受賞をきっかけに、すでに共に歩んでいる共同プロデューサーのフラッグや、フランスの放送局Arteに加えて、このプロジェクトを日本から共に育ててくださる新たなパートナーとの出会いを、心から楽しみにしています。
共同プロデューサー/フラッグ・小田寛子 コメント
本国のプロデューサー陣とは、彼らが独立して以降、「いつか一緒に作品をつくろう」と話してきました。そんな中で「Tokyo Crush(トーキョー・クラッシュ)」の企画について相談を受けました。
原作エッセイの出版を控えた時期に日本在住の著者ヴァネッサ・モンタルバーノさんとお会いし、意気投合。映像化の権利を託していただけたことでプロジェクトが本格的に動き出しました。
脚本を手がけるクレマンス・ダルジャンさんは、現在フランスでも注目される若手作家のひとりで、共感・感動・ユーモアのバランス感覚に優れた脚本家です。彼女が実際に来日し、東京の文化や暮らしを丁寧にリサーチしてくれたことにも、大きな信頼を感じています。
ドラマというフォーマットは人物や関係性を深く描くことができ、本作のような文化的な交差点をテーマにする作品には非常に合っていると感じています。今回、Series Mania Forumで本企画の可能性を評価していただけたことは、大きな励みになっています。
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