YOSHIKI、盟友・hideは「人生で一番喋った相手」喪失感と悲痛な胸の内明かす「流血している感覚」
2022.12.21 10:54
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20日放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」“YOSHIKIスペシャル”(19時30分~20時42分)では、X JAPANのYOSHIKIに1200日に渡り密着。YOSHIKIが亡き盟友・hideについて語る場面があった。
盟友・hideは「人生で一番喋った相手」
病弱ながら、父親と母親の愛情を一身に受けて育ったというYOSHIKI。幸せな幼少時代を過ごしたが、小学校5年生のときに父親が自死。愛する父親に置いていかれたという思いと葛藤する中で出会ったのが、「爆発していいんだ」と教えてくれた、ロックだった。高校生で同級生らとともにロックバンドXを結成。程なくしてギタリストとして加入したのがhideだったのだという。他のバンドで演奏していたのを「最強のバンドを作るんだったら彼が必要だと思った」とYOSHIKI。「毎晩長電話するみたいな」親友となり、「心の支えみたいな」相談相手としてともにバンドを牽引。「自分の人生で一番喋ってたのがhideだった」と懐かしそうな笑顔を見せた。
hideの死は「流血し続ける塞がらない穴」
X JAPANは1992年に世界進出を宣言したものの、残念ながら1997年に音楽性や方向性の違いで解散。自身が当時持っていた「こうすれば世界に勝てるみたいなイメージ」を「自分の価値観として人に押し付けてしまったっていうのはあると思います」と振り返った。解散からわずか1年後、hideが亡くなった際には「解散の100倍は辛かった」とYOSHIKI。「それからもう何十年もたちますけど、喪失感というかぽかんって開いてしまった穴っていうのはそれはなんか塞がらないっていうか」と、「うつ状態」という表現を「過去形じゃないかもしれない」と表現するほど今でも盟友・hideを失った痛手は大きいと告白。
「流血しているような、血が止まらないようなそんな感覚。心を委ねられるっていう感覚、そこはhideだけだったと思うんですよね」と声を詰まらせた。
大切な人たちの死を乗り越えて…「音楽をやってるから前へ進める」
「僕の曲には必ず悲しみが入ってる」とYOSHIKI。「それは自分の中から消えないものだと思ってるんで…」と悲しみを音楽へと昇華させていることを語ったYOSHIKIだが、密着の間に敬愛する母親の死も経験。「一生懸命生きないといけないんだなって思ってるけど音楽をやってるからなんとか前に進める」「前に進むことでしか償いはできない」と大切な人の死を乗り越え、例え孤独を感じたとしても前を向く、ミュージシャンとしての姿勢を口にしていた。(modelpress編集部)
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