渡辺直美 看板

渡辺直美はなぜ“時代遅れ”のポッドキャストを開始し、ファンを驚がくさせたのか?

2022.03.05 08:00
提供:asagei MUSE

 昨年4月からアメリカを拠点に活動している渡辺直美が3月2日、ポッドキャストの新番組「NAOMI TAKES AMERICA」を開始したことをインスタグラムで報告した。

 第1回はすでに2月24日に公開されており、第2回の公開に合わせて告知を行った形だ。内容は全編が英語で、アメリカのカルチャーや歴史、英語などをテーマに台本なしでトークするというもの。トーク内容はアメリカのファンから電話で教えてもらう趣向で、番組の公式サイトでは渡辺と電話したいファン向けの登録フォームが用意されている。

 渡辺のポッドキャストは世界最大の音楽配信サービス「Spotify」で配信されており、有料サービスに登録していなくても聴取可能。もちろん日本でも聴取できるが、その全編英語の内容にはとにかく驚かされるという。

「なにより驚いたのは英語の発音の良さ。第二回では冒頭に『この放送には性的な内容が含まれます』という注意喚起があるのですが、その部分から渡辺が自分でしゃべっているとは気づかず、自動的に入るメッセージだと思ったほどです。本編に入っても発音はネイティブ並みで、英語を真剣に学んでいる姿勢が伝わってきます。ゲストとの会話では文法がいかにも日本人らしくなりますが、ちょっとした言い回しやスラングに現地っぽさが表れており、やはり英語は実践で身につけるものだと感心させられましたね」(アメリカ在住歴のあるライター)

 序盤では「My English is uhhh not good. I'm studying every day. That's why, I started this show.」(私の英語はまあ、上手ではありません。毎日勉強しています。だからこそこの番組を始めたんです)と、自身の英語力を謙遜。それでもゲストとの会話やファンとの電話で言いよどむ箇所はほとんどなく、少なくてもリスニングについては相当高いレベルにあるようだ。

渡辺直美のポッドキャストには「A SPOTIFY EXCLUSIVE」(Spotify独占)の文字が躍る。

 そんな流ちょうな英語の一方で、日本のファンからは<なぜ今さらポッドキャストなの?>という疑問も出てくるところ。収録済みのものを流すだけなら、YouTubeでも同じことができるはずだ。

 しかも日本ではポッドキャストという文化に時代遅れ感すら漂っているのも否めないところ。ところが海外ではアメリカを中心に、ポッドキャストが流行の先端をひた走っているというのである。

「アメリカでは日本と違って《音声で聴く》という文化が定着しており、語学に限らずあらゆる学習シーンで《聞きながら学ぶ》スタイルは一般的。小説を読み上げ音声で楽しんだり音声ドラマも珍しくなく、3人に1人がポッドキャストを聴いているという調査結果もあるほどです。それゆえポッドキャストではエンタメから政治経済など雑多なジャンルの番組が乱立しており、Spotifyでは様々なアーティストや著名人を起用しての番組作りに注力しています。YouTubeほどギガを消費せず、散歩中や運動中にも聴けるとあって、その手軽さも人気の秘訣となっています」(前出・ライター)

 渡辺の番組も“Spotify限定”がウリになっており、インスタグラムでも紹介しているようにニューヨークの街角に巨大な看板を掲出しているほど。音楽配信と同様に聴取回数が増えれば増えるほど渡辺が得る収益も大きくなり、ビジネスとしても旨味があるというのだ。

渡辺の看板は7thアヴェニューと34thストリートの角に設置。向かい側は老舗デパートのメイシーズという一等地だ。トップ画像ともに渡辺直美公式インスタグラム(@watanabenaomi703)より。

「ポッドキャストのリスナーは有料サービスへの加入率も高く、聴取時間も長いことから、Spotifyではますますポッドキャストに力を入れていく模様。その状況で渡辺が早い段階で独占契約を結んだことは、その存在感がアメリカでも認められてきた証拠だと言えるでしょう」(前出・ライター)

 全編英語は日本人にとっては敷居の高いところだが、発音が良いうえにトークが速すぎず、文法が平易な渡辺の英語は実に聴きやすいのも事実。生の英語を勉強したい人には、絶好の教材としても活かせることは確実だろう。

関連リンク

関連記事

  1. chay、女子校出身だからこそ「スーパーで買えなかったもの」にスタジオ騒然!
    chay、女子校出身だからこそ「スーパーで買えなかったもの」にスタジオ騒然!
    asagei MUSE
  2. アイドルコピーダンス大会「UNIDOL 2021-22 Winter」優勝は早稲田大学チーム!「卒論を書きながら練習していました」
    アイドルコピーダンス大会「UNIDOL 2021-22 Winter」優勝は早稲田大学チーム!「卒論を書きながら練習していました」
    asagei MUSE
  3. 【カムカムエヴリバディ】わがまま女優の美咲すみれに喝!一子の言葉と掛軸に込められた意味とは
    【カムカムエヴリバディ】わがまま女優の美咲すみれに喝!一子の言葉と掛軸に込められた意味とは
    asagei MUSE
  4. 乃木坂46与田祐希、「お風呂でのプロポーズがカッコいい」の謎発言にファン大興奮!
    乃木坂46与田祐希、「お風呂でのプロポーズがカッコいい」の謎発言にファン大興奮!
    asagei MUSE
  5. センター大抜擢の5期生・中西アルノを、乃木坂46キャプテン秋元真夏がフォローするワケとは?
    センター大抜擢の5期生・中西アルノを、乃木坂46キャプテン秋元真夏がフォローするワケとは?
    asagei MUSE
  6. 【真犯人フラグ】生駒里奈が秋田弁「ばしこぎがあ!」で示した、一星への狂おしいほどの愛情!
    【真犯人フラグ】生駒里奈が秋田弁「ばしこぎがあ!」で示した、一星への狂おしいほどの愛情!
    asagei MUSE

「ニュース」カテゴリーの最新記事

  1. 【漫画】死刑囚の男と女妖狐が夫婦に…ふとした拍子にお互いが惹かれ合っていく様子に「沼りそう」「反応が可愛すぎる」の声
    【漫画】死刑囚の男と女妖狐が夫婦に…ふとした拍子にお互いが惹かれ合っていく様子に「沼りそう」「反応が可愛すぎる」の声
    WEBザテレビジョン
  2. ほしのあき「お尻も少~し上がったでしょ?」ボディラインあらわなウェアでトレーニングする姿を公開
    ほしのあき「お尻も少~し上がったでしょ?」ボディラインあらわなウェアでトレーニングする姿を公開
    ABEMA TIMES
  3. 山内健司、結婚式に夫の友人を呼びたくない…妻の悩みを一蹴 「奥さんの株を下げるだけ」
    山内健司、結婚式に夫の友人を呼びたくない…妻の悩みを一蹴 「奥さんの株を下げるだけ」
    Sirabee
  4. 賀来賢人、“匂わせ”バースデーショットが話題「奈々ちゃん目線?」「素敵なパパ」
    賀来賢人、“匂わせ”バースデーショットが話題「奈々ちゃん目線?」「素敵なパパ」
    モデルプレス
  5. KAT-TUN亀梨和也、Snow Man宮舘涼太と近所だった「ロミオとジュリエット状態」告白に反響続々
    KAT-TUN亀梨和也、Snow Man宮舘涼太と近所だった「ロミオとジュリエット状態」告白に反響続々
    モデルプレス
  6. 杉浦太陽、健康診断で受けたPET検査の結果を報告「がっつり運動して、サウナも入って」
    杉浦太陽、健康診断で受けたPET検査の結果を報告「がっつり運動して、サウナも入って」
    ABEMA TIMES
  7. 乃木坂46 筒井あやめが『B.L.T.』表紙に最速リターン登場、力強さ感じる“新たな姿”で魅せる
    乃木坂46 筒井あやめが『B.L.T.』表紙に最速リターン登場、力強さ感じる“新たな姿”で魅せる
    ENTAME next
  8. 満島ひかり、美くびれあらわな『FNS歌謡祭 夏』衣装オフショット公開
    満島ひかり、美くびれあらわな『FNS歌謡祭 夏』衣装オフショット公開
    ENTAME next
  9. 妻との再会を果たすため、オーエン・マッケン“ギャヴィン”らが基地に乗り込み最終決戦へ<「ラ・ブレア」シーズン3 最終回>
    妻との再会を果たすため、オーエン・マッケン“ギャヴィン”らが基地に乗り込み最終決戦へ<「ラ・ブレア」シーズン3 最終回>
    WEBザテレビジョン

あなたにおすすめの記事