松下洸平の「屋久島旅」に密着！朝ドラぶりの陶芸や、トレッキングで見せた“人間性”に魅了される＜美しい日本に出会う旅＞

2022.01.25 07:00

1月26日(水)放送の「美しい日本に出会う旅」(毎週水曜夜9:00-9:54、BS-TBS)では、普段“旅の案内人”(ナレーション)を務めている松下洸平が、初めて番組内で旅する様子に密着。また、ナレーションは井上芳雄が務める。

同番組は2012年10月にスタートした紀行番組。「美しい日本」をテーマに、日本各地の四季折々の絶景や風物詩、受け継がれる手仕事や、旬の味覚、温泉などを紹介している。井上、瀬戸康史、松下の3人が週替わりでナレーション出演し、それぞれの個性を生かした語り口調で日本各地への旅をナビゲートしている。

2021年10月に番組のナビゲート役である“旅の案内人”に新加入した松下が、初めての旅先に選んだ場所は「屋久島」。東京から飛行機を乗り継いでおよそ4時間、本土最南端・鹿児島県佐多岬の南南西約60km海上に位置する、世界自然遺産の島だ。

屋久島を選んだ理由は「パワースポットだから」と即答し、ほほ笑む松下は、軽快な足取りで旅をスタートさせる。

WEBザテレビジョンでは同番組を事前に視聴。松下の繊細な演技が話題となったドラマ「最愛」(2021年、TBS系)をかじりつくように見ていた筆者が、オリジナルレビューで番組の魅力を伝える。

“千年杉”でパワー充電！旅は早朝トレッキングからスタート

最初に松下が訪れたのは“ヤクスギランド”。早朝トレッキングの舞台が、自然休養林が生い茂る森であることを知った松下は「ワクワクする！」と大興奮。樹齢1000年を超える“千年杉”からしっかりとパワーをもらいながら、森の奥へと進んでいく。

ガイドの話に興味津々な松下は、大きくうなずいたり、相づちを打ちながら話を聞き、時には疑問をぶつけてみたりと、その様子から真面目な性格であることがこちらにも伝わってくる。何より、こんなに楽しげに聞くのだから、ガイドも話しがいがあるだろうなと感じる。

その後、険しい道を乗り越え、透き通った水が流れる川辺へ。少し癖のある松下のリポートにも注目だ。さらに、その場で朝食をとることに。澄んだ空気の中、おいしそうな朝食を少年のような笑顔で堪能する松下を見ていると、まるで一緒に旅しているような気分になれる。

次に訪れた屋久杉で工芸品を作る店では箸作りを体験。職人からコツを教わりながら慎重に作業を進めていく。世界にたった一つの箸を作り上げた松下に、職人が「よくできました」と優しく声を掛けると、誇らしげに箸の“使い道”を語る場面も。

続いて向かったのは、屋久島でとれた魚介を提供する寿司店。魚介類が大好物の松下にとって、鮮度抜群の島グルメが堪能できるこの店はまさに“天国”。それぞれの食材に合った調理方法で提供される料理の数々に目を輝かせる。豪快な食事シーンは“飯テロ”間違いなしなので、心して見てほしい。

食後は、屋久島の東部にある「田代海岸」へ。松下はゴツゴツした岩場を進み、美しい景色を眺める。「最愛」では刑事役を演じ、緊張感のあるシーンの多かった松下の見せるやわらかい表情も注目だ。

最後に訪れたのは、屋久島に移住した陶芸家のいる工房。連続テレビ小説「スカーレット」(2019-2020年、NHK総合ほか)で陶工を演じた松下が、約2年ぶりに土に触れる。

念願の屋久島を満喫した松下。約1時間の旅を通して“松下洸平”の何事にも真面目な人間性に触れ、彼をさらに好きになった。人や物との“出会い”にじっくりと向き合う松下の姿を見ながら、今の状況が落ち着いたらどんな場所に行きたいか空想を膨らませてほしい。

文＝たくあんとほたて