“お天気ストレッチ”で話題の片岡信和、反響語る 役者との両立に奮闘・夢を叶える秘訣も<インタビュー>
2021.05.01 10:19
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特撮ドラマ「炎神戦隊ゴーオンジャー』(2008-09年/テレビ朝日系)で香坂連/ゴーオンブルー役をはじめ俳優として活躍しながら、気象予報士としても活動する片岡信和(かたおか・しんわ/35)が、モデルプレスのインタビューに応じた。
2019年に気象予報士の資格を取得し、2020年3月30日から朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系 毎週月~金 あさ8時放送)にてお天気キャスターを務めている片岡。
このほど、天気予報のコーナーの最後に披露している10秒ストレッチを1冊にまとめた『かたおか気象予報士の毎朝10秒! 楽しく「お天気ストレッチ」』(幻冬舎)を上梓。
自粛期間に入ると同時に気象予報士としてのキャリアをスタートさせた片岡にインタビューを行い、10秒ストレッチ誕生秘話、視聴者の反応、片岡が考える夢を叶える秘訣を聞いた。
キッカケは緊急事態宣言でした。3月30日に番組のお天気キャスターとしてデビューしたのですが、緊急事態宣言を受け、3週目からスタジオで1人だけ隔離された状態で天気予報を伝えるようになりました。
当時、世の中が「みんなで“おうち時間”を乗り切ろう」という空気だったので、自分にもできることはないだろうかと考えました。運動が好きで大学でも運動の勉強をしていたので、それを活かせたらと思い、ストレッチを始めました。最初の方は、オーソドックスなものを中心に誰でもできるストレッチを紹介していました。
― 視聴者から好評を得て、現在も続いていますね。
当初は、緊急事態宣言が解除されるまでの期間限定のつもりでした。思いのほか好評で、1か月弱くらい経ったときでしょうか、プロデューサーの方から「続けてみようか」と声を掛けられました。そのときに、人間の体を改めて考えてみたのですが、関節の数には限りがありますし、これまでと同じものを紹介していたら、「それ、見たことある」で終わってしまうと思ったのですね。「この動き、何だ?」、「その動きで、そこに効くんだ」などと思ってもらえる動きの方が目を引くのかなと。
― ストレッチを始めてから、どんな反応があったのかも気になります。
視聴者の方から、「楽しくやっています」とか、「頑張ってください」などのメッセージが入ったお手紙が届くようになりました。また、道を歩いていて声を掛けられることが増えました。「天気予報で体を動かしている人でしょ」とか、「今日の動き、よかったよ」とか。不思議な動きをしている分、多くの方の目にとまったのかなと思います。
勉強して資格を取る前は、春というと、ぽかぽかしていて穏やかで…というイメージがあったのですが、実際は、寒暖差が激しく体調を崩しやすい時季です。朝の気温はひと桁台で、日中に20度近くまで上がる日があったりします。
そうすると、体が寒さと暖かさのどちらに合わせればよいのか分からなくなってしまいがちなので、洋服選びでも机の横にカーディガンを1枚、用意しておいたりするとすぐに羽織ることができます。
また、外出することがないと、ついシャワーだけで済ませてしまったりするかもしれませんが、しっかりと湯船に浸かって体をリラックスさせると、体調を整えやすくなります。
お勧めのストレッチでしたら、テレワークだとデスクの前で座っている時間が多くなると思いますが、真っすぐに立って「気をつけ!」をし、そのまま腕を後ろに伸ばします。手首を外回りで回して、手のひらを外側に向け10秒間キープします。それだけで、肩甲骨のほぐしと巻き肩解消の効果があります。二の腕を使うので、シェイプアップ効果も期待できます。本では、「後ろへならえ!」と題するストレッチとして詳しく紹介しています。
大学3年生のときに芸能事務所に入り、4年のときには戦隊ヒーローをやっていました。役者としてのキャリアは10年以上になります。ちなみに、最近は気象予報士としての印象が強いようで、「役者は辞めた」と思ってらっしゃる方が多いのですが、俳優業は続けています。
ただ、お天気コーナーを担当してからは、夜の10時ころに布団に入り、朝の3時半に起きて、5時には出社しています。それが月曜日から金曜日まで続くのですが、そういった決まった生活リズムで毎日を過ごすのは初めての経験です。天気予報をして家に帰ってまた3時半に起きて…という生活を繰り返していると、1週間を早く感じました。
天気予報の際に、テレビ画面にどのようなテロップを出すかという内容まで細かく打ち合わせしているのですが、予報に加えて、分かりやすく“伝える”という経験も初めてのことです。去年の春に始まって、梅雨になって、夏が来て、秋になって、冬が来た中で、その時々でやることが変わり、休む間もなくあっという間に過ぎた印象です。
― 今後の目標はありますか?
期間限定のつもりで始めた「お天気ストレッチ」ですが、今では、それを終わらせないことが目標になっています。
― 最後に、モデルプレスの読者に向けて、ご自身が考える“夢を叶える秘訣”を教えてください。
真似しないこと、だと思います。世の中には、こうするべきだ、こうすればこうなる…というメソッドがたくさんあります。ただ、それをやった時点で、真似になってしまうと思います。真似をしても、そのメソッドを紹介している人はさらに先に進んでいますし、真似をすればするほど、自分が色あせていくと感じます。
20代の頃、周りの目を気にしすぎて、色々なことを真似した時期がありました。自分では優等生としてやっているつもりなのに、評価もされないし、関心を持ってもらえませんでした。そのときに自分が色あせていることを強く感じました。
「君はいいね」とか、「君はダメだね」と言われるのは、自分に色があるからだと思うんですね。周りの真似をしていたら、何も言われることはなく、誰にも気づかれずに終わってしまうと思います。人によって好みは変わってきますので、世の中の人全員から好かれることはできません。まず、自分が好きな自分になってほしいですし、自分が信じたことを貫いてほしいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
このほど、天気予報のコーナーの最後に披露している10秒ストレッチを1冊にまとめた『かたおか気象予報士の毎朝10秒! 楽しく「お天気ストレッチ」』(幻冬舎)を上梓。
自粛期間に入ると同時に気象予報士としてのキャリアをスタートさせた片岡にインタビューを行い、10秒ストレッチ誕生秘話、視聴者の反応、片岡が考える夢を叶える秘訣を聞いた。
“お天気ストレッチ”が話題に
― お天気コーナーの最後にワンポイントストレッチを始めたキッカケからお願いします。キッカケは緊急事態宣言でした。3月30日に番組のお天気キャスターとしてデビューしたのですが、緊急事態宣言を受け、3週目からスタジオで1人だけ隔離された状態で天気予報を伝えるようになりました。
当時、世の中が「みんなで“おうち時間”を乗り切ろう」という空気だったので、自分にもできることはないだろうかと考えました。運動が好きで大学でも運動の勉強をしていたので、それを活かせたらと思い、ストレッチを始めました。最初の方は、オーソドックスなものを中心に誰でもできるストレッチを紹介していました。
― 視聴者から好評を得て、現在も続いていますね。
当初は、緊急事態宣言が解除されるまでの期間限定のつもりでした。思いのほか好評で、1か月弱くらい経ったときでしょうか、プロデューサーの方から「続けてみようか」と声を掛けられました。そのときに、人間の体を改めて考えてみたのですが、関節の数には限りがありますし、これまでと同じものを紹介していたら、「それ、見たことある」で終わってしまうと思ったのですね。「この動き、何だ?」、「その動きで、そこに効くんだ」などと思ってもらえる動きの方が目を引くのかなと。
― ストレッチを始めてから、どんな反応があったのかも気になります。
視聴者の方から、「楽しくやっています」とか、「頑張ってください」などのメッセージが入ったお手紙が届くようになりました。また、道を歩いていて声を掛けられることが増えました。「天気予報で体を動かしている人でしょ」とか、「今日の動き、よかったよ」とか。不思議な動きをしている分、多くの方の目にとまったのかなと思います。
長引くテレワークで注意すべきことは?
― 1年が巡って、また春がやってきました。自宅でテレワークをしている方も多いと思いますが、コンディション面で気を付けたいことがあったら教えてください。勉強して資格を取る前は、春というと、ぽかぽかしていて穏やかで…というイメージがあったのですが、実際は、寒暖差が激しく体調を崩しやすい時季です。朝の気温はひと桁台で、日中に20度近くまで上がる日があったりします。
そうすると、体が寒さと暖かさのどちらに合わせればよいのか分からなくなってしまいがちなので、洋服選びでも机の横にカーディガンを1枚、用意しておいたりするとすぐに羽織ることができます。
また、外出することがないと、ついシャワーだけで済ませてしまったりするかもしれませんが、しっかりと湯船に浸かって体をリラックスさせると、体調を整えやすくなります。
お勧めのストレッチでしたら、テレワークだとデスクの前で座っている時間が多くなると思いますが、真っすぐに立って「気をつけ!」をし、そのまま腕を後ろに伸ばします。手首を外回りで回して、手のひらを外側に向け10秒間キープします。それだけで、肩甲骨のほぐしと巻き肩解消の効果があります。二の腕を使うので、シェイプアップ効果も期待できます。本では、「後ろへならえ!」と題するストレッチとして詳しく紹介しています。
役者と気象予報士の両立に奮闘した1年
― 緊急事態宣言という大変な事態の中で始まった気象予報士のキャリアですが、この1年はどんな時間になりましたか?大学3年生のときに芸能事務所に入り、4年のときには戦隊ヒーローをやっていました。役者としてのキャリアは10年以上になります。ちなみに、最近は気象予報士としての印象が強いようで、「役者は辞めた」と思ってらっしゃる方が多いのですが、俳優業は続けています。
ただ、お天気コーナーを担当してからは、夜の10時ころに布団に入り、朝の3時半に起きて、5時には出社しています。それが月曜日から金曜日まで続くのですが、そういった決まった生活リズムで毎日を過ごすのは初めての経験です。天気予報をして家に帰ってまた3時半に起きて…という生活を繰り返していると、1週間を早く感じました。
天気予報の際に、テレビ画面にどのようなテロップを出すかという内容まで細かく打ち合わせしているのですが、予報に加えて、分かりやすく“伝える”という経験も初めてのことです。去年の春に始まって、梅雨になって、夏が来て、秋になって、冬が来た中で、その時々でやることが変わり、休む間もなくあっという間に過ぎた印象です。
― 今後の目標はありますか?
期間限定のつもりで始めた「お天気ストレッチ」ですが、今では、それを終わらせないことが目標になっています。
― 最後に、モデルプレスの読者に向けて、ご自身が考える“夢を叶える秘訣”を教えてください。
真似しないこと、だと思います。世の中には、こうするべきだ、こうすればこうなる…というメソッドがたくさんあります。ただ、それをやった時点で、真似になってしまうと思います。真似をしても、そのメソッドを紹介している人はさらに先に進んでいますし、真似をすればするほど、自分が色あせていくと感じます。
20代の頃、周りの目を気にしすぎて、色々なことを真似した時期がありました。自分では優等生としてやっているつもりなのに、評価もされないし、関心を持ってもらえませんでした。そのときに自分が色あせていることを強く感じました。
「君はいいね」とか、「君はダメだね」と言われるのは、自分に色があるからだと思うんですね。周りの真似をしていたら、何も言われることはなく、誰にも気づかれずに終わってしまうと思います。人によって好みは変わってきますので、世の中の人全員から好かれることはできません。まず、自分が好きな自分になってほしいですし、自分が信じたことを貫いてほしいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
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