吉岡里帆「グラビアを通してでしかできないことがある」
2020.11.08 16:13
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女優の吉岡里帆が8日、2年ぶりとなる2nd写真集『里帆採取 by Asami Kiyokawa』刊行記念オンラインサイン会前に、メディアオンライン取材に応じた。
吉岡里帆2nd写真集「里帆採取」
アーティストの清川あさみ氏がプロデュースを務め、作品全体のクリエイティブディレクションを担当した本作。「ファッション」「本質」「舞台」「水」といった切り口から、女優として、女性としての吉岡の魅力を「採取」、表現していく。2年ぶりとなる写真集の刊行を迎えた吉岡は「発売したてなので、募る思いも溢れていますので、ぜひ色々なお話ができたらなと思っています」と笑顔を見せて会見をスタートさせた。
「2年前の『so long』という写真集が、本当に心にしっかり残るような写真集だったので、その一冊に自分の思いを全てぶつけるぐらいの気持ちで撮っていたというのもあって、2ndを取るぞ!という気持ちがまずはじめはなくて」と振り返った吉岡は、過去に『週刊プレイボーイ』で行った清川氏とのコラボグラビアに、手ごたえを感じていたという。
「その後、あさみさんとも話す機会があり、あさみさんが一番おっしゃっていたのは、『今しかできない写真を、紙で残すっていうのが、今すごく意味があるんじゃないかな』という風に言ってくださって。ちょっと考えるようになって。ああ、たしかに紙で写真を残す、グラビアも紙で残していくっていうのが、すごく面白いなと、ずっと思っていたので」と当時の思いを明かした吉岡。
続けて「今はネットとかで写真もたくさん観れる時代ですけど、こういう時代だからこそ、ちゃんと一冊の本として残るような写真集を、信頼できる人たちと作ってみたいなという風に思いました。なので、改めて決心したとか、そういう一冊になっています」と本作への思いを語った。
「グラビアにもう一度真正面から向き合ってみました!」投稿の真意
高校生の頃に買った私服も撮影で使用したという吉岡。自身のInstagramに「グラビアにもう一度真正面から向き合ってみました!」と記したことに話題が及ぶと「初めてグラビアをした時の緊張感とか、センシティブな思いみたいなものにプラスされて、人と一緒に作り上げていくっていうことの意識が、年々いろいろな仕事を経たことによって、すごく強まったので。周りのスタッフさんたちに全信頼を私は寄せていますし、グラビアって一言に言うんだけれど、グラビアの中の本質的な面白い部分だったり、愛おしい部分とか、私がグラビアを通してでしかできないことがあるなって、今本当にすごく思うので、そういう意味で向き合ったという言葉を、今回は使いましたね」と説明。「3年前とか4年前だと、出し切れなかった部分というか。グラビアでしかできないことが、今は明確にあるので、そこを今回の写真集で、すごく出せたんじゃないかなと思っています」と出来栄えに自信をのぞかせた。
お気に入りのカットは、黄色のワンピースでの1枚(熊谷 貫氏の撮影)と、本表紙(三瓶康友氏の撮影)とのこと。「貫さんと撮影していたときに、昔、たぶん沖縄だったと思うんですけど、黄色のワンピースを着て撮影したんですよ。その時のことを、すっごい思い出した写真で。偶然にも、黄色いワンピースなんですけど。あの時、すごく大自然の中で撮影して、ポージングもどういう風に取ればいいかよくわからないみたいな時期で。そういう時のことを思い出していて、すごく思い入れが強いというか、一緒の時間を過ごしたことを思い出したので、この写真にしました。あと、ロケーションがすごくきれいだったので、開けた写真で気に入ってます」と満足げ。
本表紙に関しては「自分で選ばせていただいたんですけど、『週刊プレイボーイ』さんで出していただいた写真を、本表紙にさせていただいていて。裏返すと、ヘアメイクさんがめっちゃ時間をかけて選んでくれた植物で、ヘアメイクも一番好きなヘアメイクだったので、こちらの写真を選びました」と嬉しそうに明かしていた。
吉岡里帆「難しいチャレンジを経たからこそ」
最果タヒ氏が寄せた詩も収録している本作。改めて、どんな一冊になったか聞かれた吉岡は「清川さんとのタッグもそうですし、大好きな最果さんが詩を書いてくださったこともそうですし。スタイリストさん、ヘアメイクさん、カメラマンさん、本当に好きな人としか(撮影)していないので、好きな人と一冊の本にできたっていうのが、まず何よりありがたいことだと思いますし、本当に今しかできないタイミングだったなと思います」としみじみ。
また「デビューして、色々な波とか大変な仕事とか、難しいチャレンジを経たからこそ、再発見したりとか、すごく愛情深く一冊を作ることができたので、そういう意味でもお客様に手に取っていただくことが、自分にとっても愛情を伝える方法になる一冊になったかなという風に思っています。とても自信もありますので、これまで応援してくださった方も、グラビアのこういう写真集を手に取ったことがない方も、ちょっと手に取ってみてほしいですね。もしかしたら、意外とすっと、こういう世界観も好きかもって思ってもらえるかもしれないので」と呼びかけていた。(modelpress編集部)
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