“木村拓哉が演じた中で好きな役”ランキングを発表＜トップ10＞

モデルプレス読者が選ぶ「木村拓哉が演じた中で好きな役」トップ10

1位：ドラマ「プライド」里中ハル役（478票）
2位：ドラマ「ロングバケーション」瀬名秀俊役（364票）
3位：ドラマ＆映画「HERO」久利生公平役（334票）
4位：ドラマ「GOOD LUCK！！」新海元役（240票）
5位：ドラマ「教場」風間公親役（165票）
6位：ドラマ「安堂ロイド～A.I. knows LOVE?？～」安堂ロイド／沫嶋黎士役（148票）
7位：ドラマ「グランメゾン東京」尾花夏樹役（145票）
8位：映画「検察側の罪人」最上毅役（132票）
8位：映画「無限の住人」万次役（132票）
10位：ドラマ「ビューティフルライフ」沖島柊二役（124票）

回答数：3,250件
調査期間：2020年5月24日～6月2日

1位：王道の月9作品で刻み込まれた“THEキムタク”

接戦を制し、第1位に輝いたのは、ドラマ「プライド」（2004）の里中ハル役（478票）。

実業団のアイスホッケーチームのキャプテンであるハルを主人公に、竹内結子演じる亜樹との恋愛模様と選手同士の人間関係を描いたスポ根ラブストーリーである同作。ストイックで仲間思いなハルのキャラクターを木村本人と重ねた人が多かった。

ハルの口癖「maybe」も当時話題に。キザなセリフや仕草も「キムタクじゃないと成り立たない」「『maybe』をあんなにカッコよく言えるのは木村拓哉しかいない」という声が寄せられ、何度も主演を飾った月9作品の中で一番の支持を得た。

＜読者コメント＞
・「とにかくビジュアルが最強！ハルって名前すらかっこいい！アイスホッケーのプレーシーンと『Maybe？』が天才！」
・「女が憧れるちょいチャラいスポーツマンだった」
・「とにかく木村拓哉のカッコ良さが詰まったドラマ！！！」
・「やんちゃだったハルがアキと出会って守るべき人の為に変わっていく所がカッコよくて本当に好きです！」
・「この役をこなせるのは後にも先にもキムタクしかいないと思うほどはまってた。何回みても気持ちいいほどかっこいい！」

2位：社会現象を起こした“ナイーブなキムタク”

第2位はドラマ「ロングバケーション」（1996）の瀬名秀俊役（364票）。当時SMAPの活躍とともにブレイクを迎えていた木村の人気を決定づけた代表作。ドラマの影響でピアノを習い始める男性が増えるなど社会現象を巻き起こし、久保田利伸の主題歌「LA・LA・LA LOVE SONG」や、スーパーボールの名シーンで、今でも記憶を一瞬で鮮明に呼び起こす人も多いだろう。

瀬名は山口智子演じる年上のヒロイン・南と恋に落ちるピアニスト。弱気でナイーブという役柄は、強い男性を演じることが多い昨今では貴重となってしまったが、当時の木村の美しさを含め、“強いキムタク”しか知らない人にも知ってほしい作品。

＜読者コメント＞
・「お顔が良い拗らせてる男子やらせたら当時は天下一品だった」
・「どれも好きで迷うけど、ロンバケの気弱で自分に自信がない繊細な青年、ザ・キムタクではないあんな役こそ木村拓哉さんには合っていると思います。気持ちの揺れを表情、目の動きや後ろ姿でも表現する木村拓哉さんは最高です」
・「一つは選べないので、最初にきゅんきゅんした作品にしました。演じているんだけど、自然だから実在してるかのようにいつも感じる」
・「キムタクとしての魅力満載な時期に、繊細で、色々なことに自信の持てない性格の瀬名を、見事に魅力的に演じたから」
・「かっこいいキムタクはもちろん最高ですが冴えないキムタクも良い」

3位：ドラマ＆映画化された人気シリーズ

第3位は、ドラマ＆映画「HERO」の久利生公平役（334票）。2001年と2004年に連続ドラマ、2006年と2007年にスペシャルドラマ、2007年と2015年に映画化と長年人気を誇ったシリーズ。

型破りで正義感の強い検事の久利生は、ラフなジーンズにダウンジャケット姿がトレードマークで、普段はおちゃらけているのに事件にはとことん熱く向き合うギャップ溢れるキャラクターは、老若男女を虜にしまさに日本中のヒーローに。松たか子始めレギュラーキャスト陣との息の合った掛け合いも人気を集めた。

＜読者コメント＞
・「どこまでもまっすぐな久利生公平と木村拓哉さんがどこか重なり、セリフにも一層説得力が感じられるからです」
・「久利生さんに憧れて検事目指しました！」
・「以前、木村さんご本人が本来の自分に1番近いキャラクターと仰っていたので」
・「松たか子さんとの組み合わせもよかったし、メンバーも良かったです。1番は、木村さんが演じる久利生公平の検事らしからぬ服装やストーリーの面白さと正義感、最終的に勝ちを取る爽快感が、見られたこと。本当に内容も面白かったし、ハマり役でぴったりでした」
・「久利生公平は普段はふざけているのですがいざという時や大きい小さい事件に関わらず真剣に取り組んでいるギャップがかっこいい！また、雨宮が好きなのが時々バレバレなところが可愛らしい」

4位：短髪×パイロット制服姿に日本中が恋

第4位は、ドラマ「GOOD LUCK！！」（2003）で演じた純粋でまっすぐな若手パイロット・新海元役（240票）。航空業界を舞台に描かれた堤真一演じる機長の香田との師弟関係や、柴咲コウ演じる航空整備士の歩実との恋愛模様が人気を集め、撮影に全面協力していた全日空 （ANA）を含め航空業界への就職ブームを巻き起こすなど社会に影響を与えた作品。

特にそれまで強かったロン毛のイメージから一変した短髪のヘアスタイル、パイロットの制服姿が人気で、「パイロット役が似合いすぎていてカッコ良かった」「どれも僅差ですが、制服のかっこよさで選びました」とビジュアルへの意見も多数。

この10年後にドラマ「安堂ロイド～A.I. knows LOVE?？～」（2013／6位にランクイン）で再共演を果たしている柴咲との相性もばっちりだった。

＜読者コメント＞
・「すべてに熱くて全力なところ！パイロットの仕事のところもかっこいいし、柴咲コウさんとの恋模様も素敵だから！」
・「機長の姿や機内アナウンスがとてもカッコ良かったから」
・「このドラマを見て航空業界で働くようになりました」
・「絞り切ることはとても難しかったですがGOOD LUCKが放送した後は航空会社に勤めたいといつた若者が急増したことからやはり木村くんの影響力そして演技力かっこよさが全て詰まってるものだなと感じたからです！」
・「最終回のキスも最高！」

5位：令和もキムタクは止まらない 続編も期待したい新境地

第5位はドラマ「教場」（2020）の風間公親役（165票）。今年のお正月に放送された特別ドラマが並み居る過去作を抑え、堂々の上位ランクイン。

白髪姿に義眼の警察学校の冷徹な教官を演じ、新境地を開拓。年齢を重ねたからこそ演じられる深み、渋みのある役柄で、また新しい顔を見せてくれるのか、といくつになっても視聴者を驚かせる。

今回「1つには決めきれない」という声も多かったが、「過去よりも最近に注目して続編の可能性もあるこの役を選びました」と続編への希望が票数に表れたようだ。

＜読者コメント＞
・「木村拓哉の今までを全て詰め込んだような役でした。迫力、カッコよさ、目力、全てが生かされて、しっかり風間公親でした」
・「なかなか選べなかった中でもう一回見たいと1番思ったから」
・「今まで見たことがない木村拓哉を見せて貰えた役でした」
・「どの役も皆好きですが、久々に震える程の感動でした。また、あの鬼教官に会いたいです」
・「選ぶのは難しいですが、初めての白髪、無口で冷徹に見えて実はとても温かい、セクシーな背中。年齢を重ねてこその色気。素敵でした」

ほかにもこんな意見が…

6位：ドラマ「安堂ロイド～A.I. knows LOVE?？～」安堂ロイド／沫嶋黎士役（148票）

＜読者コメント＞
・「アクションがとにかく素晴らしい！体のキレも動きのクオリティも最高だった。難しい一人二役を見事に演じ分けていた」
・「本人的にもドラマ界的にも挑戦的で魅力的な主人公！色々な可能性を感じた作品！」

7位：ドラマ「グランメゾン東京」尾花夏樹役（145票）

＜読者コメント＞
・「人たらしのおじさんと言われていたところが、正に木村拓哉！と思ったので」
・「あれだけ色んな役柄に挑戦してきてもまだ新たな一面を見せてくれた作品だと思います。木村拓哉の底力を感じました」

8位：映画「検察側の罪人」最上毅役（132票）

＜読者コメント＞
・「年齢を重ねた美しい男性の渋みや色香が匂い立っていました。あの感じでバディものや悪い男の役や恋愛シーンを見てみたいと思いました。今後の俳優木村拓哉に無限の可能性を感じた役でした」
・「闇に落ちて行く最上の苦悩と悲しみが堪らなく魅力的でした」

8位：映画「無限の住人」万次役（132票）

＜読者コメント＞
・「現実離れしているキャラクターをリアルにとても魅力的に表現していたと思う」
・「万次が背負うものが、木村拓哉さん本人に重なって見えました。時代劇をもっと演じて、世界に発信してほしいと感じた作品です」

10位：ドラマ「ビューティフルライフ」沖島柊二役（124票）

＜読者コメント＞
・「美容師としてのカリスマ性はもちろん、キムタクの美容師役を見て美容師になろうと目指すきっかけとなりました」
・「美容師姿の木村拓哉さんがすごく素敵でした。常盤貴子さんとのストーリーも男らしく、最終回は涙なくしては語れません。子供にしゅうじと名前をつけました…」

後記

主演するドラマは軒並み高視聴率を叩き出し、これまでに20を超える職業を連続ドラマで演じている木村。今回のアンケートでも木村のドラマをきっかけにその職業を目指した、という声が多く、社会に与えた影響力を改めて実感した。

また、どの役柄でもその時々の木村の状況と重ねて役を観ている人が多かったのも印象的。「木村さん自身歳を重ねる毎に魅力も重ね『あの頃が一番だった』と思わせること無く『今が一番素敵』と好きな気持ちを更新して下さる」「俳優キャリア30年近くで、好きをまだ越えてくるか！と思った」という熱いコメントもあり、約30年のキャリアを追いかけているファンをいつまでも魅了し続けていることが伝わってきた。

2月からNetflixにてジブリ作品が日本以外の世界約190カ国で配信が始まったことがきっかけか、5月中旬には海外で、劇場アニメ「ハウルの動く城」（2004）のハウル役声優＝木村という事実がバズる事態に。「BG」新作とともに過去作品も改めて見直したい。（modelpress編集部）