脊髄損傷の滝川英治、2年ぶりにファンと交流 現在の体調・今後の活動について明かす
2020.01.11 15:15
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俳優の滝川英治が11日、都内で初エッセイ「歩 −僕の足はありますか?」(主婦と生活社)の発売記念イベントを開催。イベント前に囲み取材に応じた。
滝川英治、新しい夢へ歩み出す姿をつづる
同書は、ドラマ撮影中の事故で脊髄損傷を負った滝川が、これまでの俳優人生と事故のこと、葛藤や苦悩がありながらも受け入れ、新しい夢へと歩み始めている姿をつづった、読者を力づけるような1冊となっている。改めて、同書を出版した気持ちを聞かれた滝川は「こうやって形になるとは思っていなかったので、形になって大変嬉しく思います」と吐露し、「怪我をしてから今でも毎日のように日記を書いていまして、毎日思いが変わって行って、いろんな出来事があって、それが形になるとは思っていなかったです。形になるまでにもちろん僕だけの力ではできなかったことですし、家族、事務所関係者、友人、お仕事関係者の人たち、出版社の方々に支えられてここまでくることができて、1番はファンの皆さんで、ブログやTwitterを通してたくさんの勇気をもらいました」と感謝。
囲み取材後には、2年弱ぶりにファンと直接触れ合うが「今はどういった顔をして皆さまの前に出たらいいのか、まだ自分の中でもわからなくて、楽しみが99%で、あと1%は一抹の不安があるんですけど、皆さんに心配をかけてしまったので、申し訳ないという気持ちと感謝の思いを伝えていきたいなと思います」と緊張した面持ちで語った。
滝川英治、脊髄損傷3日後には出版に意欲
また、怪我をして約1年後に同書の出版のオファーがあったそうだが、自身は怪我をした3日後には本を出版したいという思いがあったそうで、自身の思いを口でケータイを操作して書いたり、家族や看護師に思いを伝えてメモをしてもらっていたことを明かし「明るい未来のことを考えていないとやっていけなかったですね。下を向いてしまうとどんどん家族にも悪影響を及ぼしちゃうし、とにかく明るい未来を描くことを意識して、この2年半ずっと生きてきました」と語った。しかし、滝川がブログを書いたり、仕事復帰することを当時、姉はあまりよく思っていなかったそうで「それは唯一の弟のことを1番に考えてくれてのことだと思うんです。また僕が世の中に出ていろんな活動をしていくことが、体力的に大丈夫なのかということ。それを姉や両親、事務所の社長も第一に考えてくれていて、怪我をして1年後くらいにドキュメンタリーの番組を撮影させてもらったんですけど、そのときも家族には猛反対されました」と告白。続けて「でも、僕は今の自分でもできることが絶対にあるはずだから、それを自分の中で追求してやっていくことが、僕自身の力にもなるし、もちろん賛否両論あるかもしれないけど、僕を通して何かを感じていただけるんじゃないかなと思いました」と熱い想いを語った。
さらに、同書を特にどんな人に読んでほしいか尋ねられると「やっぱり僕と同じような、脊髄損傷じゃなくても、いろんなご病気であったり苦難を抱えていらっしゃる方々はたくさんいると思うので、そういう方々にぜひ読んでいただきたいですね」とアピールし、いとこの滝川クリステルにはまだ本を渡していないそうで「ぜひ読んでいただきたいですね」とコメントした。
滝川英治、現在の体の状態語る
現在の体の状態を聞かれると「四肢麻痺ということで、胸から下の感覚はなくて、肩は動かせるんですけど、指が動いたりというのは今はできなくて、下半身の感覚もないです」と説明し、リハビリについては「訪問リハビリで家にきてもらって、週に1回病院のほうに行って、土日以外はリハビリで体は動かしています」と明かした。今後の活動について聞かれると「まず2020年になったのでパラリンピックに関わるお仕事をさせていただきたいなというのが1番の目標かもしれないです」と目を輝かせ、「ご縁があって今、パラスポーツの番組のMCをさせていただいているので、そこでパラアスリートの方といろんなお話をさせていただいて、そこで僕自身も勇気や力をもらえるので、今の僕にできる、僕にしかできないパラスポーツの魅力を世の中に伝えて行きたいなと思います」とニッコリ。さらに絵本も製作中だそうで「まだ具体的には決まっていないんですけど、これから明るい未来を担う子どもたちに向けて、今の自分が伝えられることを凝縮させて伝えていきたいですね。今、口で絵を描いたり、ストーリーを考えたりしています」と打ち明けた。(modelpress編集部)
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