新木優子(C)テレビ東京

新木優子、笑福亭鶴瓶と親子役 吉田茂の娘演じる<アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理吉田茂>

2019.12.09 07:00

女優でモデルの新木優子が、テレビ東京の開局55周年特別企画スペシャルドラマ「アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理吉田茂~」(2020年2月放送)に出演することが発表された。

戦後75年という節目を迎える2020年8月を前に放送される同作。主人公・吉田茂を笑福亭鶴瓶、吉田茂の右腕・白洲次郎を生田斗真が演じ、この度出演が明らかになった新木は、吉田茂の娘・麻生和子役を務める。

笑福亭鶴瓶、新木優子(C)テレビ東京
笑福亭鶴瓶、新木優子(C)テレビ東京

新木優子演じる麻生和子とは

妻を早くに亡くした吉田茂を、その勝気で社交的な性格から、事実上の“ファーストレディ”として支えた和子は、現在、副総理を務める元総理の麻生太郎の母親で、ドラマの原案となった『父吉田茂』の著者。戦前から戦後まで、政治家・吉田茂を厳しくも温かく見守る。

原案:麻生和子『父 吉田茂』(新潮文庫刊)
原案:麻生和子『父 吉田茂』(新潮文庫刊)

新木優子「自分自身もそうなれたような気がします」

これまで、鶴瓶とバラエティーでの共演経験しかなかった新木は「今回はお芝居でご一緒できて嬉しかったです」と演技での共演に喜び、撮影中の様子を「鶴瓶さん演じる吉田茂は優しさの中に厳しさや強さを感じる印象がありました。鶴瓶さんはすごく優しくお茶目な方なので、現場の雰囲気をいつも盛り上げてくださっていました」と紹介。

実在した人を演じることに関しては「麻生和子さんは作品の中に出てくる男性に負けないくらい強くたくましかったので、演じている自分自身もそうなれたような気がします」と振り返った。

新木優子が演じる和子が見たい

また、同局の倉地雄大プロデューサーは新木の起用背景を明かすにあたり、和子を「吉田茂の“ファーストレディ”的ポジションをこなした、日本近代史に欠かすことのできない女性」と位置づけたうえで、「恋愛モノからコメディーまで、幅広い作品ラインナップの中で、様々な表情を見せ、演じきる新木さん。素直に、彼女が演じる“和子”を見たいと思いました」と説明。劇中でのやりとりを絶賛するとともに「戦後日本を知らないこれから令和の時代を生きる若い世代にも、和子を通じて、新木優子さんを通じて、あの時代に何が起きていて、あの時代の人々は何を考えていたのかを、多くの人に伝えたいと思っています」とコメントした。(modelpress編集部)

新木優子コメント

― ご出演が決まった時のお気持ち、作品の印象をお聞かせ願います。

大変な時代に逞しく生きた女性は、いつか挑戦してみたかった役なのですごく嬉しかったです!この作品では男性のたくましさや覚悟が描かれている印象です。

― 歴史上に実在した麻生和子を演じてみていかがでしたか。役作りや心がけていらっしゃることは?

麻生和子さんは作品の中に出てくる男性に負けないくらい強くたくましかったので、演じている自分自身もそうなれたような気がします。

― 新木さんが考える麻生和子の人物像とは?

父である吉田茂にも負けない強さと信念を持つたくましい女性です。

― テレビ東京開局55周年特別企画として豪華キャストの皆様との共演となりますがいかがでしょうか。初共演の方はいらっしゃいますか?

いつかご一緒したいと思っていた方々と共演させていただけると聞いて夢のようでした。特に父役の笑福亭鶴瓶さんとはバラエティで一度共演させていただいたことがあるのですが、今回はお芝居でご一緒できて嬉しかったです。

― 撮影中、特に印象的な鶴瓶さんとのエピソード等ありますでしょうか?また、鶴瓶さんが演じる吉田茂の印象はいかがでしたか?

鶴瓶さん演じる吉田茂は優しさの中に厳しさや強さを感じる印象がありました。鶴瓶さんはすごく優しくお茶目な方なので、現場の雰囲気をいつも盛り上げてくださっていました。

― 最後に、ドラマのみどころなど、視聴者の方々へメッセージをお願いします。

吉田茂の生き方を通して、どう強くあるべきなのか、いざという時の決断力がいかに大切かを感じていただけるドラマだと思います。ぜひたくさんの方々に見ていただきたいです。

倉地雄大プロデューサーコメント

戦後の日本の骨格を作った吉田茂や白洲次郎を、陰で支え続けた女性・麻生和子。吉田茂の“ファーストレディ”的ポジションをこなした、日本近代史に欠かすことのできない女性です。

この和子役を、笑福亭鶴瓶演じる吉田茂の娘役を、誰が演じたら面白いのか…。いろんな和子像がある中で辿り着いた“答え”が、多く映画・ドラマに出演し、モデルやCMなど幅広く活躍する新木優子さんでした。恋愛モノからコメディーまで、幅広い作品ラインナップの中で、様々な表情を見せ、演じきる新木さん。素直に、彼女が演じる“和子”を見たいと思いました。

ひとたび戦後の衣裳に身を通せば、この時代のこの人たちが持つ“気品”を、笑福亭鶴瓶さんとの父娘の掛け合いを、すごく自然に演じてくれました。そしてドラマ全体を通して、和子のナレーションが、吉田茂という人物やその時代を伝えていきます。戦後日本を知らないこれから令和の時代を生きる若い世代にも、和子を通じて、新木優子さんを通じて、あの時代に何が起きていて、あの時代の人々は何を考えていたのかを、多くの人に伝えたいと思っています。

そんな新木さんは、本作が社会派ドラマ初挑戦とのことです!これまで錚々たる女優さんが演じてきた和子役を、新木優子がどのように演じるのか、みなさんご期待ください。
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