(左から)広末涼子、北村一輝、中山美穂(C)フジテレビ

北村一輝・広末涼子・中山美穂、長澤まさみ主演「コンフィデンスマンJP」SPドラマ出演<コメント>

2019.04.25 05:00

俳優の北村一輝、女優の広末涼子中山美穂が、長澤まさみ主演のフジテレビ開局60周年特別企画ドラマ「コンフィデンスマンJP 運勢編」(5月18日よる9時~11時10分)にゲスト出演することがわかった。


長澤まさみ主演「コンフィデンスマンJP 運勢編」

(左から)小日向文世、長澤まさみ、東出昌大(C)フジテレビ
(左から)小日向文世、長澤まさみ、東出昌大(C)フジテレビ
「コンフィデンスマンJP」は、2018年4月クールの「月9ドラマ」として放送された連続ドラマ。長澤、東出昌大、小日向文世が、それぞれダー子、ボクちゃん、リチャードという3人の信用詐欺師に扮し、金融業界、不動産業界、美術界、芸能界、美容業界など、毎回さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大かつ奇想天外な計画で、欲望にまみれた悪人たちから大金をだましとる痛快エンターテインメントコメディー作品である。

すでに、5月17日から香港を舞台にした映画「コンフィデンスマンJP」(ゲスト:竹内結子、三浦春馬、江口洋介)が公開されることも発表。今回の「コンフィデンスマンJP 運勢編」は、映画公開翌日に放送される完全新作のSPドラマとなる。

脚本を担当するのは、連続ドラマ、映画と同様に古沢良太氏。もちろんキャストも、長澤、東出、小日向に加え、彼らをサポートする神出鬼没の男・五十嵐に小手伸也、そして映画「コンフィデンスマンJP」に初めて出演する新キャラクターでダー子の弟子・モナコに織田梨沙と、連続ドラマ、映画と同様の顔ぶれがそろった。

北村一輝「好感度がガタ落ちしないかと心配」

北村一輝(C)フジテレビ
北村一輝(C)フジテレビ
北村が演じるのは、ダー子に詐欺のターゲットとして狙われる投資家・阿久津。阿久津は、投資家とは名ばかりで、債務者をギャンブル漬けにして自殺に追い込み保険金を手にするなどの悪行は数しれず、名うての詐欺師であるボクちゃんとリチャードをして「相手が悪い」と言わしめるほど裏社会では有名な人物。

ボクちゃんとリチャードの制止を振り切り、ダー子は阿久津に接触を図るが、あっさりと返り討ちにあってしまう。

百戦錬磨のダー子を赤子の手をひねるようにあしらう、狡猾な阿久津を、「久しぶりにはっちゃけた、どこか子どもじみたキャラクターですので演じていて楽しいのですが、その反面、せっかく積み上げてきた好感度がガタ落ちしないかと心配です(笑)」と語った北村がどうように演じるのかに注目が集まる。

周りの運を吸い取る強運の持ち主と言われる阿久津に返り討ちにあったダー子、ボクちゃん、リチャードは、その後、まるでツキに見放されたように簡単な詐欺でも失敗。さまざまな占いで最悪な結果が出ているにも関わらず、阿久津に奪われた金に執着するダー子に愛想を尽かしたボクちゃんとリチャードはダー子のもとを離れる。

なお、北村が古沢脚本作品に出演するのは、映画「寄生獣/寄生獣 完結編」(2014年11月/2015年4月公開)以来2度目となる。

広末涼子“裏の顔を持つ”女性演じる

広末涼子(C)フジテレビ
広末涼子(C)フジテレビ
広末が演じるのは、リチャードと出会うことになる波子。客足もまばらな海辺の中華料理店「みなと食堂」をひとりで切り盛りする波子に客として出会うリチャード。

ある日、リチャードは波子が地元の実力者・田島(小木茂光)に脅迫に近い形で言い寄られているのを目撃。波子は、夫を亡くした後、客足が遠のく一方で今では5000万円もの借金を抱えてしまい、息子は高校を中退して家出をしたという家庭の事情をリチャードに明かす。

リチャードはけなげな波子に心ひかれ、彼女を助けようと決意。だが、波子には裏の顔が。

これまで、SPドラマ「リーガル・ハイ」(2013年4月13日)、連続ドラマ「リーガルハイ」(2013年10月クール)、映画「ミックス。」(2017年10月公開)に出演し、古沢脚本作品の常連とも言える広末の演技に期待が高まる。

中山美穂「お金のためなら何でもやる女性」

中山美穂(C)フジテレビ
中山美穂(C)フジテレビ
そして、中山が演じるのはボクちゃんと出会うことになる若葉。ダー子のもとを離れたボクちゃんは、若葉が社長を務める遺品整理会社「おもかげ」で働き始める。

常に遺族に寄り添う形で遺品整理をする若葉の姿に心を打たれ、家族との縁が薄かった分、若葉のことをまるで母親のように慕うボクちゃん。ようやく詐欺稼業から足を洗い、まっとうに生きていけると思い始めたボクちゃんだったが、ある日、若葉が遺族には「値がつかないので処分する」と説明しながら、それらをブローカーに高額で売却する姿を目にしてしまう。

古沢脚本作品初出演となる中山。自身の役柄について、「お金に対してとても執着があって、お金のためなら何でもやる女性」と述べた。

「コンフィデンスマンJP 運勢編」ストーリー

「コンフィデンスマンJP 運勢編」は、日本人なら誰でも気になる“運勢”をテーマとし日本を舞台に描写。ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人は、宇宙に行きたいと切実に願うIT系の会社社長を巧みにだますなど、相変わらずの日々を送っている。

その中、チームリーダーのダー子は、新たな詐欺のターゲットとして投資家・阿久津晃に狙いを定める。阿久津は投資家とは名ばかりの闇金業者で、違法の賭けポーカーの元締としても暗躍するかなりダークな人物。

ダー子から阿久津の名前を聞いたボクちゃんとリチャードは、阿久津は債務者をギャンブル漬けにするなどの卑劣な手口で裏社会でも有名で、相手が悪いと反対。もちろん、彼らの忠告には耳を貸さないダー子は、なかば強引に彼ら2人、そして五十嵐、モナコを巻き込み、阿久津の金庫に眠る現金3億円を狙ってさまざまな策略を巡らす。しかし、狡猾な悪人であるターゲットに返り討ちに。

負けを認めたくないダー子は、再び阿久津にコンゲームを仕掛ける。壮大なスケールで描かれる、天才詐欺師・ダー子と裏社会の顔役・阿久津とのだまし合いが見どころとなる。(modelpress編集部)

北村一輝コメント

― 脚本を読んだ印象は?

カラクリといいますか、だまし合いが本当にうまく練られていて、読んでいて飽きないです。すばらしい素材を頂き、演じがいのある役だなという印象で、役者にとっては、お芝居の見せ方をいくつも想像できる脚本でした。脚本の段階でここまで面白いと楽しみではありますが、逆にプレッシャーも大きいですね。

― 連続ドラマ『コンフィデンスマンJP』の印象は?

ハチャメチャだなという第一印象ですね(笑)、演じている方々は楽しいだろうなと。“ここまでやるか!”というくらいに振り切ったまさみちゃんのお芝居に魅せられましたね。でも、ハチャメチャにできるということは芯がしっかりしているということなので、脚本がしっかりしているからこそハチャメチャにやっても作品としてブレないのだろうと感じました。今回は、極端に言えば一言一句、脚本の通りにセリフを言おうと思っています。

― 演じられる阿久津について

衣装合わせ前には、スーツを着ているようなクールなキャラクターをイメージしていたのですが、衣装合わせでとんでもない衣装ばかり出てきて、“あー、そっちですか”と(笑)。久しぶりにはっちゃけたというか、どこか子どもじみたキャラクターですので演じていて楽しいのですが、その反面、せっかく積み上げてきた好感度がガタ落ちしないかと心配です(笑)。もしかしたら、僕の今後にとっては悪影響以外の何ものでもないのかもしれません(笑)。

― 主演の長澤まさみさんとは、大河ドラマ『天地人』(NHK/2009年1月~11月)以来、10年ぶりの共演となりましたが?

久しぶりにご一緒できてうれしかったです。もう大女優ですからね、“お世話になります!”という感じです(笑)。

― ドラマを楽しみにされている方々へのメッセージ

何より、この脚本の面白さがそのまま皆さんに伝わることが1番だと思っています。ドラマはスタッフ、キャスト全員で作るものですが、今回出演させて頂くことで、このドラマの一部分を担えるということに喜びを感じています。連続ドラマからのファンの方々のご期待を裏切らない作品ですので、ぜひ楽しんで下さい。

広末涼子コメント

― 『リーガルハイ』シリーズ、映画『ミックス。』にもご出演され古沢作品常連ですが、今回の脚本を読んだ印象は?

面白かった!古沢さんの本のテンポの良さと軽快さに、また楽しませていただきました。今回は、出演していないシーンや共演していない出演者の方も多いので、きっと本当の意味で、視聴者としてオンエアを見られるのがすごく楽しみです。

― 連続ドラマ『コンフィデンスマンJP』の印象は?

連ドラ開始から、面白くて痛快で拝見させていただいておりました!

― 演じられる波子について、どのように捉えられていますか?

波子は、“詐欺師”になりきれていない部分がなんだか切なく同情すらしてしまう人物。うまく大どんでん返しに見えてくれることを願っています。

― 共演シーンの多かった小日向文世さんとのお芝居はいかがでしたか?

小日向さんとしっかり対峙してお芝居させていただくのは初めてでした。いつも優しく穏やかな小日向さんに、助けていただき寄っかからせていただいた撮影期間でした。

― ドラマを楽しみにされている方々へのメッセージ

今回も、このドラマのファンの皆様方の期待を裏切らない!爽快騙し合いエンターテインメントに仕上がっていると思います(笑)。お楽しみに!ぜひご覧ください。

中山美穂コメント

― 古沢作品初出演となりますが、脚本を読んだ印象は?

伏線がたくさん張られていて、脚本というよりは読み物として面白かったです。演じることがとても楽しみになる脚本でした。

― 連続ドラマ『コンフィデンスマンJP』の印象は?

すごく新鮮な作品という印象です。テンポ感が良くて、しっかりと作り込まれている作品だと感じました。コメディーになり過ぎていなくて、真面目にふざけている感じがとても良いなと思いました。

― 演じられる若葉について、どのように捉えられていますか?

お金に対してとても執着があって、お金のためなら何でもやる女性です。すごく振り幅の広いキャラクターなので、正直、最初はイメージがなかなかつかめなかったのですが、撮影を重ねていくうちに振り幅の広さを表現できるようになって、演じていて面白くなってきました。

― ドラマを楽しみにされている方々へのメッセージ

とにかく面白い作品になっていると思います。私自身、自分が出演しているというよりも一視聴者として今回の『コンフィデンスマンJP 運勢編』をとても楽しみにしていますので、ぜひお楽しみ下さい。
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