元でんぱ組.inc夢眠ねむ、芸能界引退前最後のイベントに意気込み「升野軍団」今後の関係は？

夢眠ねむ、芸能界引退前最後のイベントに意気込み

3月16日に、『アイキャラ』放送3周年突破を記念した「3周年記念バースデーフェス」が開催される。同イベントの会場はVR（バーチャルリアリティ）空間。観客は、パソコンやVRゴーグルを使い、ネットを通してどこからでもフェスに参加できるという、テレビ業界初の“VRフェス”となる。

夢眠にとって『アイキャラ』最後の収録であり、芸能界引退前最後のイベントとなることから「テレビ業界初ということでちゃんと成功させないとなという気持ちと、純粋にすごく楽しみです。初めてVR空間のライブに参加するので、楽しくやれたらなと思います」と意気込み。

「活動していると（ファンから）『その日は行けないんだ』とかいう声があるんですけど、それが解消できるって画期的だなと思いました。お家にいなきゃいけなくても、その場でみんなで楽しめる良さがVRフェスにはあると思います」見どころを語り、「仕事の人はしょうがないんですけど、『その日はちょっと行けない』っていう言い訳を使えないぞということで（笑）」と笑いを誘っていた。

夢眠ねむ「早くそうなりたかった！」願望明かす

またVR空間では、観客はイチゴ型のアバターの姿になり、オリジナルのVRキャラクターに変身した出演者と空間を共有する。夢眠は「元々ボーカロイドの『夢眠ねむ』っていうのがいるんですけど、ほかの2人（バカリズム・小出祐介）がモブっぽい時にドヤ顔していたら、（完成を見たら）2人がすごい美少年になっていて！せっかくだったら作画を揃えて欲しいということでわがままを言って私も作ってもらったので、すごく満足です（笑）」とにっこり。

アバターでお客さんの前に出る心境を問われると、「すごい気が楽（笑）。その日どんなに肌が荒れていても、太っていても、ベストな状態でお届けできるので、早くそうなりたかった！」と回答。しかし、番組スタッフから「地上波の収録もありますので…」と声をかけられると、「げっ！じゃあ一応自分も可愛くいようと思います（笑）」とし、「アイドルをやっている時から二次元にスライドできたらいいなと思っていたので、それが最後に叶うのは嬉しいです」と喜びを表した。

夢眠ねむ「アイキャラ」は「ぬくもりのある番組」

同番組は、永遠に理想の姿を保ち続け、世界中に愛と笑顔をふりまく2次元キャラクター「アイキャラ」を生み出すプロジェクトの第4シーズン。バカリズム、小出（Base Ball Bear）、夢眠の3人が、視聴者とともにたっぷりの情熱とフェティシズム、そして斬新なアイデアでキャラを生み育て、現実世界でのデビューを目指していくミライ型キャラクター育成バラエティーとなっている。

番組に3年間関わってきた夢眠は、「『ひらがな男子』がすごい好きなので、映画になったのも嬉しかったです」と番組内で生まれた大人気キャラクター「ひらがな男子」が1番印象深いと話し、「実際に自分たちが言っていたアイディアが、ハイスピードで実現して行くのはほかにないと思うので、体感としてすごいなと思いました」としみじみ。

そんな番組からも“卒業”を控えた心境を聞かれると、「（でんぱ組.incの）卒業が1月で、芸能界引退を3月にしたのは『アイキャラ』のためだったので、クールを全うできたのは良かったな。『アイキャラ』さんも私の引退を受け入れてくれて感謝していますし、最後まで出させてくれて嬉しかったです。でも頑張っていたのはスタッフさんで、私たちはこたつで話していただけなので、達成感というよりは『みんなすごい！』って感じです（笑）」と感謝を伝えた。

そして「みんなで作り上げていく、ぬくもりのある番組だなと感じていました。私はオタクとして過ごしてきた時間が長いので、オタクじゃない人がやっている番組って見てわかっちゃうんですけど、この番組はアニメやオタク文化を愛している人たちが、真心をもってやっているのを感じていたので、関わっていてすごく楽しかったです。周りの友だちからも好評で、関わっていてすごく気持ちよかったです」と思いを語り、「面白いと思っているところに、能力のある人たちは共感して来てくれるんだなと思って、自分も面白い人でいなきゃなと思いました」と番組を通して学んだことを明かした。

夢眠ねむ「升野軍団」今後の関係は？

プライベートでも交流のあるバカリズムと小出との今後の関係については、「元々仲いい3人で始めたので、（番組を卒業したあとも）ご飯とかは行くと思う。でも言い合いはしなくなるかもですね。番組中に意見の違いとかで、不穏な空気になる時もあったので（笑）。関係は変わらないと思います」と断言。

2人に伝えたいことは「ここだけでしか会わないわけではないので、『楽しくやれて良かったでーす』って感じですね」と笑顔で話した夢眠。「（でんぱ組.incの）卒業公演で贈ってくれた『升野軍団』（バカリズム・小出・土岐麻子、ハマ・オカモト、福岡晃子）からのお花に『これからもよろしく』って書いてあったのが嬉しかったです。誰かが辞めてもずっと仲良くしてくれるという安心感があります」と確かな絆を感じているようだった。

最後は「すみません、エモい話を1つもできなくて申し訳ない～！」と言いながら、丁寧にお辞儀をしてスタジオを後にした。

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