(左から)佐津川愛美、野村周平、高梨臨、大谷亮平、若村麻由美(C)東海テレビ

野村周平、連ドラ主演でオタク系に ヒロイン高梨臨ら共演者も発表<結婚相手は抽選で>

2018.07.20 07:00

東海テレビ・フジテレビ系新ドラマ「結婚相手は抽選で」(10月6日スタート/毎週土曜よる11時40分~/全8話)で俳優の野村周平が主演、女優の高梨臨がヒロインを務めることが分かった。

同作は、様々な問題を抱える現代の若者を通じ「結婚は本当に必要なのか?」「人と向き合うことの大切さとは?」という事を、すべての人に問いかける社会派ヒューマン作品。政府が施行した法律「抽選見合い結婚法」をキッカケに、振り回されていく人々、そして日本という国を描く。

高梨臨(C)東海テレビ
高梨臨(C)東海テレビ

野村周平、モテない独身男役

コンピューターソフト会社SEのオタク系で潔癖症、女に全くモテない主人公・宮坂龍彦を演じるのは同局系連続ドラマ初主演となる野村。モテない独身男が「抽選見合い結婚法」によって大きな成長を遂げる。

野村は、「『抽選見合い結婚法』に巻き込まれた登場人物たちが抱える、現代社会の様々な問題が浮き彫りになっていきます。日本の今はこうなっているのか!?ではないですが、ドラマからその思いを感じ取って観ていただけると嬉しいです」と紹介した。

高梨臨、悩める現代女性を熱演

一方、高梨が演じるヒロインは、実家暮らしのプチお嬢様、親のコネでラジオ局勤務、ルックスだけが取り柄の冬村奈々。本音をひた隠して生きている悩める現代女性だ。

高梨は「設定が面白いので、純粋に物語を楽しんでいただけるのではという部分と、登場人物それぞれがとてもリアルに生きていることにより、『抽選見合い結婚法』という法案を通して、自分の本質や、結婚相手に対してもそうですが、人生に求めているものは何だろう?と、考えていただける、そんなドラマになるのではと思っています」と想像を膨らませた。

野村周平&高梨臨、初共演となる2人

また、今回が初共演となる野村と高梨。「いろいろとお話も伺いたいですし、この2ヶ月間を楽しく、共演を楽しみにしております」と野村は話し、高梨は「私の勝手なイメージですが、野村さんはストリートな服装でノリのいい方という印象」とした上で、「潔癖症でオタク気質、さらに女性とのコミュニケーション能力がない役を演じられるということに新鮮さと期待と、そして共演することへの楽しみを感じています」とコメントした。

河角直樹プロデューサー、野村周平&高梨臨の起用理由明かす

そんな中、河角直樹プロデューサーは「恋愛願望はあってその手のマニュアル本はやたらと読んでいるくせに、いざ目の前に女子がいると碌に会話も出来ない男。所謂格好良い男とは対極です。そんな難しい役を見事に実在化させる事のできる、センシティブな演技の力がある方として、まず野村さんとご一緒させて頂きたいと思いました」と野村について言及。

そして、高梨演じる奈々について「そのルックスに男たちは言い寄ってきたものの、奈々が本当に求めるものは分からない…」と言い、「そんな奈々の外面とは裏腹な内面の葛藤を演じて頂くに、高梨さんはピッタリのイメージだと考えました」と起用の理由を説明した。

大谷亮平&佐津川愛美&若村麻由美の配役

ほか、広告代理店勤めのモテ男・銀林嵐望役に大谷亮平、地味で素朴、母の“娘依存”に悩む看護師・鈴掛好美役に佐津川愛美、美しさと強さを兼ね備えた物語のキーパーソンで抽選見合い結婚法担当大臣の小野寺友紀子役に若村麻由美。

それぞれ「自分も参加するような気持ちでワクワクドキドキしながら、お見合いに取り組む人たちの進む道を楽しみに観ていただけたらと思います」(大谷)、「龍彦を初めとした人たちがどんな気持ちを持ってお見合いに参加し、出会いを通して人としてどのように成長していくのか、人間ドラマとしても観ていただけたら嬉しいです」(佐津川)、「土曜の深夜、自分ならどうするのだろう…と、楽しみながらご覧ください」(若村)と語った。(modelpress編集部)

主な登場人物

・宮坂龍彦(26)/野村周平

コンピューターソフト会社SE。オタク系、女に全くモテない、極度の潔癖症。東京でひとり暮らし。中学生時代のトラウマによって、人間不信に端を発する、潔癖症を発症した。正義の心を密かに隠しながら、内気に生きている。女性とのコミュニケーションは大の苦手。

見合い法案に対して大いに不安と期待の両方を抱く。恋愛願望も結婚願望も持っているが、恋愛も結婚生活も成立させる自信がない。

・冬村奈々(28)/高梨臨

ラジオ局社員。と言えば聞こえがいいが、実質の仕事内容はハガキ整理などの雑用のみ。コネ入社で会社のお荷物的存在。東京の実家で暮らすプチお嬢、美人。

音大でヴァイオリンを専攻していたが、祖母に命じられ断念する。母は幼い頃に他界し、祖母(父親の母)によって厳しく育てられ、祖母の言いなりに生きてきた。そして今の恋人=嵐望は、容姿・学歴・職業など漸く祖母にも紹介できるランクであると思い、早くプロポーズしてもらいたいと願っている。

・銀林嵐望(34)/大谷亮平

広告代理店に勤める会社員。イケメン。父はフランス文学の大学教授で、母は有名着物スタイリスト。文句なしの条件揃い。人付き合いもスマートだが、やや天然なところがある。言動に悪気は全くないが、少し常識に欠ける感じがある。冬村奈々と1年付き合っていたが、結婚する気は全くない。

・鈴掛好美(31)/佐津川愛美

看護師。兵庫県の田舎町で母と2人暮らし。父親は、アルコール依存症で母を苦しめた挙げ句に五年前に他界。それ以降は、母の生き甲斐は娘の好美のみ。完全なる娘依存症だ。地味な人生で、男にモテない。

・小野寺友紀子(52)/若村麻由美

内閣府特命担当大臣=抽選見合い結婚法担当。今回の抽選見合い結婚法の責任者を任された大臣。嘗てシンクロのオリンピック選手として活躍した経歴がある。意地でもこの法案を成功させて政界で成り上がろうという意欲に満ちている。

政治家になる前は結婚し子どもを産んだが、夫の浮気が原因で離婚。マスコミに騒がれた際に「シングルマザーとして娘を育てていきます」と発言した毅然とした態度が好印象として話題になった。それがキッカケで政界から声がかかり衆議院議員となった。

・山口一朗太(45)/平山祐介

厚生労働省の広報担当。厚労省のエリート役人。小野寺大臣の広報担当となり、陰で支えていく。独身であるが、年齢的に対象外。

・ひかり(26)/大西礼芳

独身女性フリー記者。ジャーナリスト。当法案に強い関心を抱き、賛否両論の世論を主にネット記事として掲載し続けていく。基本的に反対論者である。

・北風祐輔(26)/松本享恭

龍彦のオタク仲間。東大出のエリートで、帝国理化学研究所に勤めている。ルックスも二枚目だが、女にはモテない。今まで彼女がいたことはない。

・鯨井浩樹(39)/加藤雅人

龍彦のオタク仲間。食品会社の流通部に勤めるサラリーマン。彼女いない歴39年で、ぎりぎり法律の対象者となる。

・鈴掛あき恵(60)/山口美也子

好美の母。夫が死んだ後はずっと好美と2人で過ごしてきた。娘が結婚することなんか望んでいない。このまま生涯、母ひとり娘ひとりで仲良く暮らせればいいと思っている娘依存症。

・冬村紅子(75)/富田恵子

奈々の祖母。孫娘を自分の思い通りに育ててきた。あとは素晴らしい男性を結婚してくれることだけを望んでいる。

野村周平コメント

台本を読み、今起きている社会問題をしっかりと描いている本だと思いました。

僕が演じる龍彦は、潔癖症というバックボーンがあり、どうしてそうなったかという過去も含め、龍彦を演じる上でのテーマになっています。監督とは、“龍彦の綺麗好きな部分は常に見せる”という話を共有しました。現場にあるゴミを気にする、自分の部屋をとても綺麗にしている等のシーンは、わかりやすく彼を表現していると思います。本番中のお芝居でも誰かが、何かを汚したりするお芝居には常に反応していきます(笑)。

「抽選見合い結婚法」という法案が施行され、龍彦たち対象者は国民の義務として参加することになりますが、あり、なしで言えば、僕なら絶対に“なし”です。単純に抽選で結婚相手が決まるのが嫌というのもありますが、それ以前に、世の中には外に出たくないという方もいる等、様々な事情を抱えている人がいると思ったからです。

せめてまだ、国が認めた合コンのようなものであれば、新たな人とのつながりもできるかもしれないですし、僕も少しは興味を持ってみようかと思えますが…。

冬村奈々役の高梨臨さんとは初共演です。いろいろとお話も伺いたいですし、この2ヶ月間を楽しく、共演を楽しみにしております。物語の設定として、“結婚相手を抽選で決める”ということはありますが、そこがメインではなく、本当に観ていただきたいところは、その先に起きる様々な問題の部分だと思っています。

少子化問題や生涯未婚率、そして政治問題など、この法案が施行された背景や、「抽選見合い結婚法」に巻き込まれた登場人物たちが抱える、現代社会の様々な問題が浮き彫りになっていきます。日本の今はこうなっているのか!?ではないですが、ドラマからその思いを感じ取って観ていただけると嬉しいです。

高梨臨コメント

結婚相手が抽選で決まるという設定がとても斬新に感じたのが、台本を読んだ最初の感想です。登場する人物1人1人に、本当にリアルな人間模様が描かれていて、その中に法案が降りてきたことにより、現実と非現実が一気に混ざった物語になっているという印象です。

私が演じる冬村奈々は、おそらく傍から見れば人生の苦労もなく、羨ましく見える女性だと思います。しかし当の本人は、厳格な祖母の元で反発することなく生きてきたせいもあり、すべてが中途半端で、人生の目的が見えずにずっと満足ができていない人です。

奈々には自分というものがあまりなく、人に合わせてしまうところがあります。それは家での姿や、彼に向ける態度、そして職場で見せる顔が全部違うからです。社会において自分を通すのではなく、この場はこうしようと立ち振る舞う彼女の姿に少し共感してしまえるのは、私を含め、多くの女性が感じることかもしれません。そんな奈々なので、最初は自分の事があまり見えていない感じで、流されて(演じて)みようと思います。そして龍彦と出会うことで、気が付かないうちに本当の自分、素で話せている新たな奈々の人物像を作っていきたいと思っています。

野村周平さんとは初共演になります。私の勝手なイメージですが、野村さんはストリートな服装でノリのいい方という印象があり、潔癖症でオタク気質、さらに女性とのコミュニケーション能力がない役を演じられるということに新鮮さと期待と、そして共演することへの楽しみを感じています。

設定が面白いので、純粋に物語を楽しんでいただけるのではという部分と、登場人物それぞれがとてもリアルに生きていることにより、「抽選見合い結婚法」という法案を通して、自分の本質や、結婚相手に対してもそうですが、人生に求めているものは何だろう?と、考えていただける、そんなドラマになるのではと思っています。

大谷亮平コメント

結婚相手を抽選で決めるという題材はフィクションならではで、こんな法律はあるわけないと最初は思いながらも、本を何度も読んでいくうちに、これが現実だったらどうしよう?自分ならどうするのか?とどんどん気持ちが入っていきました。それぐらい台本に引き込まれていくような、設定の面白さを感じました。

僕が演じる銀林嵐望は、育ちも良くスマートで仕事もできる男性と、お見合い相手にとっては好条件が揃っていますが、やはりそれだけでは終われない何かはあります。この男は完璧に見えるようで、無意識に出てしまう言葉がストレートすぎて周囲を困惑させてしまいます。また理想の女性像をはっきり持っていて、実は誰よりも真剣にお見合いに取り組んでいるような、そんな人間らしい一面を持っている人だと思います。

「抽選見合い結婚法」という法案を聞いた時に、バラエティ番組でありそうな題材だと思いました。そしてお見合い相手を3人断ると、テロ対策活動後方支援隊に2年間従事しなくてはいけないという決まりがあるのですが、この部分が1番怖いです。それがなかったら、個人的には少し興味が持てた法案かもしれないです(笑)。

野村周平さんとは初共演になります。世の中的にもカッコいいイメージを持っていらっしゃる野村さんが、今回、間逆と言ってもいい位の役を演じられるのはとても楽しみです。その龍彦と対比のポジションではないですが、僕は今回いただいた嵐望を、素直にあまり色をつけずに取り組もうと思っています。同じお見合いに参加する仲間として、僕は僕なりの恋愛を、彼は彼なりの恋愛を演じられる姿を、一視聴者としても楽しみにしております。

こういう法案が本当にリアルにできたらどうなるか!?もちろんこの法案は非現実的ではありますが、自分も参加するような気持ちでワクワクドキドキしながら、お見合いに取り組む人たちの進む道を楽しみに観ていただけたらと思います。

佐津川愛美コメント

抽選でお見合いしなくてはいけないという、現実では考えにくい設定の中で描かれている人物がとても人間らしく、台本を読みながら腑に落ちる部分がたくさんありました。好美は控えめな性格で、娘に依存する母親を裏切れないと思っていても、私には私の人生があると息が詰まっている女性です。母親のことは嫌いではないのですが、少し疲れている彼女の感情をいい具合に出していきたいと思います。

好美は関西出身の女性なので、台詞は全て関西弁です。事前に台詞の入った方言テープを聴いたり、現場でも関西出身のスタッフさんがいらっしゃるので、アクセントを確認しながら頑張っています。

「抽選見合い結婚法」という法案に対し、住まいの地域ごとで行われることに好美は動揺し、慌てて家を出ます。ただ、1人でずっと生きていく強さもない子なので、そこそこの相手と結婚して生きていけたらいいぐらいの気持ちでお見合いに参加します。そんな好美ですが、彼女なりに成長していく姿をご覧いただきたいです。ちなみに私はこの法案は少し怖いと感じているので、できれば参加したくありません(笑)。

主人公の宮坂龍彦のことを私はとてもかわいい人物だと思っていて、その龍彦役を野村周平さんが演じられるというので、とても面白くなりそうだと楽しみにしています。野村さんとは以前、映画でご一緒したことがあり、私の中で野村さんの龍彦役はすぐに想像ができました。

視聴者の皆さんが登場人物の誰かに共感できるようなドラマになると思います。龍彦を初めとした人たちがどんな気持ちを持ってお見合いに参加し、出会いを通して人としてどのように成長していくのか、人間ドラマとしても観ていただけたら嬉しいです。

若村麻由美コメント

婚活している人の多さと反比例する結婚成立の数。政府のお家事情から、ありえない法案、“抽選見合い結婚法”を打ち上げることにより、様々な問題点が勃発し、あらゆる立場の人間の事情が浮き彫りになる面白さと怖さを台本から感じました。奇想天外と思われるドラマの設定の中に、法案に振り回される未婚男女の苦悩や真実が光る作品になるといいですね。

今回、内閣府特命担当大臣抽選見合い結婚法担当の小野寺友紀子を演じますが、政治家も大臣も初役です。シンクロオリンピック銀メダリストの経歴を持つ小野寺は、新たな人生として政治家の道を歩いています。そして政権を担う与党議員の組織にいる宿命として未完成な法案の責任を引き受け、世論へ向けての矢面に立たされています。今は問題だらけの法案を繕うように改正を続けることで精一杯、さらに娘との確執はどこに着地するのか?しないのか!?彼女のような苦渋に満ちた選択を続けることは、組織の中で働く人間の宿命なのでしょうか。

主演の野村周平さんとは、まだ撮影でお会いしていないので、共演が楽しみです。現実に日々国会で決まっていく様々な案件はとても笑ってはいられませんが、土曜の深夜、自分ならどうするのだろう…と、楽しみながらご覧ください。“ドラマで良かった”と思われるかもしれませんね。

企画・プロデュース栗原美和子コメント

タイトルを聞くと、一見“若者のラブコメ”と思われるかもしれません。が、違います。“悩める若者たちの群像劇”です。垣谷美雨さんの原作が放つインパクトの強い骨子に惹かれ、連ドラを企画しました。

そして、それを演出するのはドラマ『リーガルハイ』や映画『ミックス。』の石川淳一監督です。またもや「コメディか?」と思われるかもしれませんが、違います。石川監督が、懸命にもがく若者たちの葛藤を掘り下げていきます。(もちろん、クスッと笑える要素は散りばめられています)かつての名作『ふぞろいの林檎たち』のような、落ちこぼれ若者たちの成長物語になれればいいな…と思っています。

プロデューサー・河角直樹コメント

― 今回この企画をやることになったことについて

このドラマで施行される「抽選見合い結婚法」は、該当する年齢の独身者に国が無作為の抽選でお見合い相手を決めてしまうという、デタラメな法律です。バカバカしい!そんな基本的人権を無視した法律があるわけが無い!と憤った後、ふと、そんな法律があったらもしかしたら素敵な出会いがあるのかも…、などという不埒な想いが過る、そんな淋しい自分の心を省みて、この企画に惹かれました。

本作の主人公、野村周平さん演じる宮坂龍彦は、等身大の男性です。中学時代の挫折から潔癖症になり、コミュニケーション能力の欠落に悩む恋愛下手で内気な男。そんな自意識の蛸壺に閉じこもっていた龍彦は、「抽選見合い結婚法」によって、法律さえなければ知り合うこともなかったであろう様々な女性たちと対峙させられます。時に蔑まれ、時に同情し共感したりする中で、龍彦は少しずつ成長し、封印していた正義感を蘇らせ、社会に向き合っていきます。

そんな龍彦の前に現れる、高梨臨さん演じる冬村奈々も、悩みを抱えた普通の女子です。厳格な祖母に逆らえず、コネ入社のラジオ局で目的意識もなく働き、人生の目標を見失っている女。そんな奈々が、全く共通点のない龍彦と抽選見合いをすることで、自分の中のこれまで気付かなかった一面を感じられるようになっていきます。

他の登場人物にも、特別な人間は1人もいません。等身大の悩みを抱えた男女は、抽選見合いによって、人生を別のステージへと発展させていきます。抽選見合い結婚法によって、現代を生きる人々の抱える様々な悩み、課題が浮き彫りとなっていく。突飛な設定によって描き出される“リアル”こそが本作の見どころです。その“リアル”のどこかに、視聴者の皆さん1人1人が、自分が抱える思いと通ずるものを感じる事になります。

そして、龍彦の成長を、我が事の如く応援するようになると思います。今の時代、利便性が追求された挙句、私たちは様々なコミュニケーションツールを駆使し、世界中と繋がっているように見えて、実は益々個人に逼塞して生きているように思います。そんな中、人に対して直接自分自身をさらけ出す事の大切さ、本音を語り合う事の尊さを、登場人物たちの成長の中で描いていきます。秋の夜長に相応しい、社会派ヒューマンドラマをご期待ください!

― キャストについて

【野村周平について】

野村さんの演じる宮坂龍彦は、ヒーロー的な人間ではありません。内気で潔癖症。恋愛願望はあってその手のマニュアル本はやたらと読んでいるくせに、いざ目の前に女子がいると碌に会話も出来ない男。所謂格好良い男とは対極です。そんな難しい役を見事に実在化させる事のできる、センシティブな演技の力がある方として、まず野村さんとご一緒させて頂きたいと思いました。龍彦の内面の成長、そして本来持っていた優しさを描くにあたり、野村さんは他の誰よりも完璧にイメージが合致すると思いました。

女性と口もきけなかった龍彦がどのように成長して、社会に立ち向かっていくのか。格好悪かった男が、真の格好良さを体現していくようになる、野村さんの姿を楽しみにご覧ください。

【高梨臨について】

高梨さん演じる冬村奈々は、誰もが認める美貌を持ち、ラジオ局に勤める明るい女性ですが、内面には、厳格な祖母への反発や人生の目的の喪失など、深い悩みを抱えています。そのルックスに男たちは言い寄ってきたものの、奈々が本当に求めるものは分からない…。

そんな奈々の外面とは裏腹な内面の葛藤を演じて頂くに、高梨さんはピッタリのイメージだと考えました。誰にも心満たされる事のなかった奈々の前に、龍彦が現れた事で、奈々の中の何が変わるのか?龍彦との見合いによって新たな心の扉が開く奈々を演じる高梨さんを、楽しみにご覧頂ければと思います。

【大谷亮平について】

大谷さん演じる銀林嵐望は、育ちも良く、スマートでイケメン、文句無しに条件の揃った男です。そしてある意味外国人的な人物でもあります。思った事をハッキリ言い、感じたらすぐ実行に移す。それによって奈々は深く傷付きます。

しかし、根底に優しさは感じ、決して憎めない。そんな難しいキャラクターを演じて頂くに、好感度の極めて高い大谷亮平さんは理想のイメージでした。彼もまた、実は深い悩みを抱えています。そんな嵐望は、大谷さんが演じる事によって益々魅力を輝かせていく事と期待しています。

【佐津川愛美について】

佐津川さん演じる鈴掛好美は、母親の自分への依存を重荷に感じている看護師です。母親を愛しているけど、逃れたい。相反する想いを持ちながら「抽選見合い結婚法」をきっかけに強引に東京に引っ越します。

様々な葛藤を内に秘めたリアルな女性を描くに当たって、エキセントリックな役から等身大の女性まで様々な役を演じる事のできる佐津川さんは、まさに適任で、好美の人間像により深みを増して頂けると思います。地味に田舎で生きてきた好美が、抽選見合いで嵐望と出会う事で、新たな人生へと踏み出していく。そんな好美の自己発見を、佐津川さんに一際魅力的に演じて頂くのが楽しみです。

【若村麻由美について】

若村さん演じる小野寺友紀子大臣は「抽選見合い結婚法」の責任者であり、法律によって様々な社会の課題と向き合わざるを得なくなります。この法案を施行する政府側に重みを感じさせ、作品をしっかりと社会に根差したものとするにあたり、大臣役は若村さんが最適と思いました。若村さんの存在感が、「抽選見合い結婚法」にリアリティを与えるのです。

また、大臣として「抽選見合い結婚法」を推進しながら、本心ではその法律に賛成してはおらず、バツイチのシングルマザーとして娘との関係に苦労する。そんな友紀子の葛藤は、若村さんに演じて頂く事でより一層掘り下げられていくと思います。いろんな立場で苦悩する女性大臣を演じる若村さんは、視聴者を魅了するものと思います。

― ドラマの見どころ

「抽選見合い結婚法」は大嘘ですが、それに振り回される人々は、等身大の人間です。彼らが政府に強制的に見合いをさせられる事によって、どうなるのか、それまで別の世界で生きていた人と関わる事で、人はどう変わるのか、そこをしっかり楽しんで頂きたいと思います。そして、龍彦を始めとする「抽選見合い」をさせられる登場人物の成長を、最後まで見守って欲しいと思います。

そして、視聴者の皆さんには、彼ら登場人物を入り口に、「抽選見合い結婚法」の施行された世界に積極的に入ってきて頂きたいです。そして、結婚について、家庭について、そして人生について、自分はどう向き合うべきなのか、考えるきっかけになる作品にしたいと思います。

ドラマ「結婚相手は抽選で」ストーリー

50歳まで1度も結婚をしたことがない人の割合を示す「生涯未婚率」。最新の国勢調査(2015年)によると、男性23.37%、女性14.06%と、過去最高を記録した。少子高齢化への歯止めがかからない中、日本政府は苦肉の策に出る。「抽選見合い結婚法」を制定。そう、まさに“結婚相手は抽選で”。

大まかな内容は、子どものいない独身男女が対象(25歳~39歳)で、本人の年齢プラスマイナス5歳の範囲で相手を抽選を行う。相手が気に入らない場合は2回まで断ることができ、どうしても3回断った際は「テロ対策活動後方支援隊」に2年間従事しなければならないというもの。

法律の施行は大きな反響を呼び、現代社会の様々な問題を浮き彫りにする。適齢期を過ぎても結婚願望を持つ男女、母娘の依存、家族観の相違、通常の結婚という枠では収まらないLGBTなど性的マイノリティを始めとする多様な人々。当然、世論も紛糾する。

ひとつの法律をキッカケに、振り回されていく人々、そして日本という国。直面する問題を乗り越えながら、それぞれが導き出す“答え”とは。お見合いをきっかけに、社会と真摯に向き合い成長していく龍彦は、奈々と一体どんな関係を築くことが出来るのか?
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