松井玲奈が“不真面目”になる 高橋克典、5年ぶり舞台出演の心境は?<24番地の桜の園>
2017.11.08 14:46
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女優の松井玲奈と俳優の高橋克典が8日、都内で実施されたシアターコクーン・オンレパートリー2017『24番地の桜の園』の初日前会見および公開フォトコールに、共演する風間杜夫、八嶋智人、美波、小林聡美、串田和美とともに出席した。
シアターコクーン・オンレパートリー2017「24番地の桜の園」
アントン・チェーホフの戯曲『桜の園』を基にする本作は、20世紀初頭のロシアを舞台に、“桜の園”と呼ばれる領地をめぐって巻き起こる人間ドラマを描く。松井玲奈が不真面目に?イメージ一新を決意
領主ラネーフスカヤの娘アーニャに扮する松井は、以前から古典作品に挑戦したかったそうで、「すごく楽しみだったり、嬉しいなって思っていたんですけど、でも実際にやってみるとすごく難しいことも多くて…。国も違うし、生きていた時代も違う人が作り出したものを、どう理解してどう表現したらいいんだろうっていうのを、すごく深く考えてしまったんです」と告白。しかし「串田さんから『真面目になるな』と言われたので(笑)、できるだけ自分の真面目っぽいところをそぎ落として、不真面目に、自由にできるように、稽古に向かっていきました」とにっこり。
作品の魅力については「喋っていることというより、その言葉の裏にどういうものが隠されているかっていうのが、チェーホフの作品のすごく面白いところなんじゃないかなと感じたので、観た方に言葉じゃないところで伝わることがたくさんあればいいなと思いました」と話した。
高橋克典、5年ぶり舞台出演
“桜の園”に出入りする商人・ロパーヒンを演じる高橋は、5年ぶりの舞台出演に向けて「舞台は6本目なんですけど、串田さんの作品に出させていただくのは、その半分の3本目なんです。正直に言って、舞台の芝居にすごく前向きに臨むのは、実は今回が初めてで」とコメント。「今回は本当に稽古場から恥をかいていこうと思ってですね、人前に立ってみようと思って、この役をお話しいただいて、一度はお断りしたんですけど、『やってみりゃいいじゃん』ということで、飛び込んでみました」と語った。
そして、上演を前日に控えた心境として、「見たことなのないような、幻想的な美しい世界が、チェーホフの『桜の園』を題材にして、いま着実に組みあがっています。その中にいる、ワクワク感と不安感とざわざわ感をすごく楽しんでいる毎日です」と明かした。
なお同作は、11月9日から28日までBunkamuraシアターコクーンで上演する。(modelpress編集部)
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