芳根京子(提供写真)

芳根京子、月9初主演で“オタク女子”に 「海月姫」初ドラマ化

2017.11.07 10:31

女優の芳根京子が、2018年1月スタートのフジテレビ系新月9ドラマ「海月姫」(毎週月曜よる9時)で主演を務めることがわかった。芳根は今作で月9初主演となる。


東村アキコ氏の人気コミックを実写化

原作は、今年「東京タラレバ娘」(講談社「Kiss」所載)が日本テレビ系でドラマ化されヒットしたことが記憶に新しい人気漫画家の東村アキコ氏の同名作品(講談社「Kiss」所載)。現在16巻まで発刊されているコミックスは、累計発行部数420万部越えを誇り(2017年11月6日現在)、2010年には「第34回講談社漫画賞少女部門」を受賞、2011年には「このマンガがすごい!2011 オンナ編第3位」を受賞するなど、東村氏の最大のヒット作であると同時に代表作となる。

2010年にはフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」でテレビアニメ化、2014年には実写映画化もされており、ともに大きな話題に。そして11月13日にはコミックス最終巻が発売されることを機に、今回初のテレビドラマ化で物語を完全映像化することが決定した。

東村アキコ「海月姫」(提供写真)
東村アキコ「海月姫」(提供写真)
ドラマは「女の子は誰だってお姫様になれる」をテーマに、“オタク女子”に“女装男子”に“童貞エリート”と、規格外に型破りなキャラクターしか登場しない舞台で、魔法使いに出会い人生が一変したシンデレラのような主人公の姿を、原作のシュールなギャグ・ワールドを生かしながら描く新感覚の“シンデレラ・コメディー”。

芳根京子が月9初主演 べっぴんさんからオタク女子に?

 
主人公倉下月海を演じるのは、今作が連続テレビドラマ出演10作品目という節目であると同時に、初の月9主演となる芳根。2012年、高校生の時にスカウトされ芸能界入り、2013年に「ラスト シンデレラ」(フジテレビ系)で女優デビュー。2015年には1000人以上が参加した「表参道高校合唱部!」(TBS系)のオーディションで主役に選ばれ、テレビドラマ初主演を果たした。同作で見せた芳根の演技は各方面から絶賛、「第1回コンフィデンスアワード・ドラマ賞新人賞」、「第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞」をそれぞれ受賞することとなった。

そして翌年の2016年には2261人が参加したNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のオーディションで見事にヒロインの座を射止め、一気に国民的人気女優への階段を駆け上がることに。そんな、まさにシンデレラ・ガールと呼ぶにふさわしい芳根が「べっぴんさん」以降最初のテレビドラマ主演作となる“シンデレラ・コメディー”「海月姫」で、どれほど“べっぴんさん”から“オタク女子”という新境地の役に変身し、視聴者を驚かせ魅了させるのか注目だ。

芳根は「本当にわたしが!?と、ただただびっくりしました。歴史のある月9という枠にプレッシャーと責任をすごく感じていますが、やるとなったら、めいっぱい楽しんでこの冬はクラゲ色に染まりたいです!」と意気込みを語った。

新たな月9の代表作が誕生

 
演出を務めるのは「リーガルハイ」シリーズ(第1期:2012年4月~7月、第2期:2013年10月~12月)や「デート~恋とはどんなものかしら~」、現在ヒット上映中の映画『ミックス。』など、数々のコメディータッチの名作を作り上げてきた石川淳一氏。脚本は「電車男」第6話でデビュー、「探偵の探偵」(2015年)や「僕たちがやりました」(2017年)など、さまざまな原作をテレビドラマとして極上のエンターテインメントに仕上げてきた徳永友一氏が務める。

今年、「貴族探偵」から始まった“月9・30周年”イヤーだが、“月9・30周年”イヤー初のラブコメとなる「海月姫」は、ラブストーリーの代名詞と言われてきた月9において、“月9・30周年”イヤーの最後を飾るにふさわしい作品。そして月9×ラブコメと言えば「のだめカンタービレ」(2006)や「デート~恋とはどんなものかしら~」(2015)など、社会現象にまでなったヒット作を生み出してきた同局ならではの「海月姫」は、月9×ラブコメの新たな代表作となるだろう。(modelpress編集部)

芳根京子コメント

Q:月9初主演となりますが、ドラマの話を聞いた際の感想を教えてください。

本当にわたしが!?と、ただただびっくりしました。歴史のある月9という枠にプレッシャーと責任をすごく感じていますが、やるとなったら、めいっぱい楽しんでこの冬はクラゲ色に染まりたいです!

Q:“オタク女子”という今までにない役柄となりますが、役作りで考えていることはありますか?また、月海が自身と重なるところがあれば、教えてください。

力を入れず純粋に“月海”という女の子として全力で生きて、原作の面白さを引き出していけるよう、監督や共演者の方、スタッフの皆さんと力を合わせて頑張りたいです。私にも“大好きなもの=トマト”があるので、月海ちゃんのクラゲ愛に共感し、とってもいとおしく思いますし、1つのものを愛し尽くせるまっすぐな魅力を大切にして、自分なりの倉下月海を演じきりたいです!

Q:視聴者の方へ意気込みをお願いします。

一週間の始まりをHAPPYに過ごしてもらえるように、たくさんの人に毎週月曜日を待ち遠しく思っていただけるように、せいいっぱい楽しみながら頑張りたいです。私たちのお届けする『海月姫』、よろしくお願いします!

原作・東村アキココメント

ドラマ化のお話をいただいたとき、こんな変な漫画が月9になるんか!? とびっくりしましたが、めちゃくちゃうれしかったです。芳根さんのメガネ&おさげ、本当に楽しみです!

編成企画・渡辺恒也(フジテレビ編成部)コメント

・企画意図
生き方や価値観、エンターテインメントのあり方も多様化しているこの時代だからこそ、日常では出会わないような登場人物たちが織りなすエネルギーに満ちたこの作品を、連続ドラマとして見てみたいと思い企画しました。初めて恋をした時のドキドキや、新しい世界に足を踏み出す時のワクワクは、誰もが一度は経験するシンプルな感情です。

“女の子は誰だってお姫様になれる”という『海月姫』のテーマにもあるように、主人公・月海を始め、登場人物たちは皆、共感し応援したくなる魅力を隠し持ったお姫様予備軍です。東村アキコさんならではの一見ぶっ飛んだキャラクターたちにも、それぞれの葛藤や秘めた思いがあって、お互いに影響を与えながら成長していきます。そのヒューマンな部分を大事にして、明るく前向きなドラマを紡いでいきたいと思います。

・キャスティング意図
個性的すぎるオタク女子たちに囲まれ、タイプが正反対な兄弟に翻弄されながらも、少しずつ自分の殻を破る勇気を持つようになっていく主人公・月海のシンデレラストーリーが、芳根京子さんのこれまでの活躍ぶりとイメージにどこか重なる部分があるように感じ、オファーさせてもらいました。キュートな笑顔と少しミステリアスな彼女の魅力が、そのまま月海というキャラクターの魅力になって、老若男女に愛される『海月姫』を作りあげていってもらえればと期待しています。
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