女優の田中麗奈が、不倫に走る女性を演じる。 田中はTBS系ドラマ「美しき罠～残花繚乱～」（2015年1月8日スタート、毎週木曜よる9時～）に主演。民放の連続ドラマに出演するのは7年ぶりとなる彼女が演じるのは、不倫に走る34歳のOL・りか。不倫相手の会社の上司・荘太（村上弘明）と荘太の妻・美津子（若村麻由美）、妻の勧めで交際を始め結婚へと向かう青年実業家の4人の間で愛憎劇が繰り広げられる。

不倫について熱弁

物語の中心軸となる不倫については、田中は「こんな思いをしている女性がこの世にたくさんいるのだなと思うと、胸が痛いですよね」としみじみ。「『不倫はダメよ』と言ったら話が終わるのですが、色んな思いを持ってそういうことになってしまった女性はたくさんいるでしょう」と寄り添いながら「もちろんよくないで終わればいいのですが、そうもいかないので色々な女性たちが悩み、ドラマが生まれてきます。現実的によくあるお話なので」と思いを語った。

今作への出演については「自分の日常とのギャップが新鮮で、やってみたいと思いました」と意欲満々。自身が演じるりかを、生い立ちも暮らしぶりもごく普通の女性で、「地味なタイプ」と紹介し、同時に「不器用な人なのでは」とヒロイン像を語った。また、「女性ならではの心理劇が面白いのではないかと思います」とコメント。12月頭に予定されているクランクインを楽しみにしているようだ。

“魔性の女”とは

また、話題が「魔性の女のイメージ」になると「無意識なのかなと思います」とコメント。女性が美しく見られるように心がけることや、可愛らしさを演出することとは別に、本人も気付かないうちに「普通にやっていることや、男性との距離感、話している内容で、どんどん引き込んでしまう」ことが田中にとっての“魔性”だといい「無意識の媚薬みたい」と、イメージを明かした。

今作への思いを「女性が1人で見たときに、『あぁ自分と似ているな』と思って何か変化があったら嬉しいです。密やかな何かに引っ掛かり、変化が少しずつ広がっていくのであれば嬉しいですね」と語った田中。不倫女性のヒロインを演じるに当たって、「不倫をして悩んでいたり、巻き込まれてしまったり、戦っていたりする女性に寄り添いたいなと思っています」と意気込んだ。（modelpress編集部）

■木曜ドラマ「美しき罠～残花繚乱～」（TBS系／夜9：00～9：54、初回は拡大版）

出演：田中麗奈、若村麻由美、青柳翔、三浦理恵子、高橋かおり、吉田里琴、平泉成、池畑慎之介、村上弘明

あらすじ：地味な人生を送ってきた普通のOL・りか（田中麗奈）は、17歳の時に母親が他界したため父親を慕っているファザコンで、父親像を求めて会社上司の荘太（村上弘明）と純愛に落ちた。荘太への愛は深かったが、りかは、荘太に裏切られ、捨てられてしまう。しかし、それを画策したのは荘太の妻の美津子（若村麻由美）だった。それを知った瞬間、りかの心に復讐の炎が燃え上がる。復讐を決意するも悪女にはなりきれないりか。身から出た錆とはいえ、次々と襲い掛かる周囲の悪に、打ちのめされていく。でも、もう引き下がれない…