「カノ嘘」ヒロイン大原櫻子、感極まり涙「こんな幸せなことはありません」

2014.04.28 21:15 views

昨年12月、俳優・佐藤健主演で公開された映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」でヒロイン・小枝理子役を演じた大原櫻子が、感極まり涙した。

「第23回日本映画批評家大賞」新人賞を受賞し、28日シャングリ・ラホテル東京で行われた授賞式に登壇。大原は「今回初の映画出演でこのような賞をいただけたことは驚きと喜びでいっぱいです。この賞を胸に日本の女優として歌えて踊れて演じられるよう、大学、現場、そして日常の生活の場で日々鍛錬してまいりたいと思います」と力強く意気込むも「この賞は一生の宝物です」と話すと目が潤み始め「こんな幸せなことはありません。この賞をいただける機会を作ってくださった『カノ嘘』スタッフの方々…」と周りへの感謝を伝えようとした瞬間、抑えていた涙が溢れた。その後は泣きながらも「私を支え助けてくださったキャストのみなさん、事務所の方々、育ててくれた両親に感謝いたします。本当にありがとうございました」と精一杯スピーチし、最後は笑顔を浮かべた。

色とりどりの“桜”を咲かせるような大原櫻子になりたい

「カノ嘘」ヒロインの座を、5000人を超える応募者の中から勝ち取った大原。「幼い頃から女優を目指し、歌、ダンス、ピアノをはじめ、いろいろなお稽古に励んできました。この経験が一つの自信となって、やるときはやるという男前な私を作り上げてくれました。これからは日本の映画のお役に立てるように、いろいろな髪型、いろいろな顔、いろいろな体型、いろいろな声、このように色とりどりの“桜”を咲かせるような大原櫻子になりたいです」とさらなる飛躍を誓った。

映画批評家ならではの視点で選ばれる同賞。23年目を迎えた今年は「舟を編む」が作品賞に輝いた。そのほか主演男優賞は松田龍平（「舟を編む」）、主演女優賞は麻生久美子（「ばしゃ馬さんとビックマウス」）、助演男優賞はリリー・フランキー（「凶悪」「そして父になる」）、助演女優賞は伊藤蘭（「少年H」）が受賞。新人賞は大原のほか、黒木華（「草原の椅子」※授賞式は欠席）、星野源（「箱入り息子の恋」）が受賞した。（モデルプレス）

■大原櫻子（おおはら・さくらこ）プロフィール
1996年1月10日生まれ（18歳）。東京都出身。2013年12月公開の映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の全国ヒロインオーディションで、5000人の中から選ばれ、ヒロイン役を熱演。原作者の青木琴美、監督の小泉徳宏、音楽プロデューサーの亀田誠治に満場一致で認められた逸材。劇中バンド「MUSH＆Co．」のボーカルとして、2013年12月4日シングル「明日も」でCDデビュー。各音楽配信サイトでは、軒並み1位を獲得し、今もなおロングヒット中。また、デビュー間もない新人ながら、フジテレビの音楽の祭典「2013 FNS歌謡祭」に抜擢され、miwaとのコラボレーションで初出演を果たす。その抜群の歌唱力と存在感あるパフォーマンスが好評を博し、各所から絶賛の声が多数上がる。今年1月から全国各地で開催している「大原櫻子（from MUSH＆Co．）プレミアム感謝ライブ」では、各会場で動員記録を塗り替えるなどの反響を呼んだ。3月31日から「大原櫻子のオールナイトニッポン0（ZERO）」（毎週月曜深夜3時～5時）でレギュラーパーソナリティを務めている。