若月佑美、一度スランプに陥った過去「人の役に立って生きていきたいとずっと願っていて」
2026.10.02 18:00
女優の若月佑美が10月2日、都内で開催されたデビュー15周年記念作品展『FIRST EGOISM』合同取材に出席。絵を描く上でスランプに陥った過去を明かした。
若月佑美「FIRST EGOISM」夢の個展開催に喜び
『FIRST EGOISM』は、女優・モデルとして活動する若月のデビュー15周年を記念した初の作品展。タイトルに込めたのは、"本当に、自分がやりたかったことをやってみる。その原点に戻りたい"という思い。今回が初タッグとなる写真家・武井宏員による撮り下ろし写真、これまで描きためてきた絵画作品、そして写真と絵画を融合させた新たな表現まで、若月の創作活動を立体的に体感できるものとなっている。会場には、9月18日発売の同名作品集に収録された撮り下ろしカットや未収録カットに加え、若月の新規制作作品、これまで発表してきた作品群、二科展で特選入賞した作品も展示。絵画作品は、展示のみならず現物販売も実施する。幼稚園の頃に絵を描き始めたという若月は「そのときにはまだ夢としては掲げてはいなかったんですけど、人に見てもらうことが喜びとしてあって」と振り返り「趣味として続けてきて、アイドル活動をしていく時にもファンの方に見ていただく機会はあったんですけど、個展として開催することはなかったので、ずっと小さな自分の中の夢として『個展がいつかできたらいいな』『自分だけの作品展ができたらいいな』と思っていました」としみじみ。「ようやく叶うことになって、人生やってきてよかったなと、大げさですけど思っています」と喜びをかみしめた。
作品の現物販売しようと思った理由を若月は「プライベートで美術館巡りをよくしているんですけど、作品の説明のところに誰が持っていたか名前が書いてあるときがあるんです。親族が持っている場合もありますし、描かれた方のご友人が持っている可能性もあって。それを見たときに『絵って自分が持っているだけでは、もしかしたら後世に伝わらないかもしれない』と思って」と説明。「私の絵を見て『大切にしたい、引き継いでいきたい』と思ってくださる方がいたら、その方に託して、いつか未来で私がいなくなっても私の絵が残っていたら素敵なことだなと思って。そんな夢も叶えてみたいなと思って今回は販売を決めました」と語った。
作品が手元から旅立って行くことに寂しさはあるかと聞かれると「寂しさもありますが、実家では飾りきれなかったので。飾ってある絵もあるんですけど、しまってあるだけだったりもしたので」と口にし「今度は自分の知らないところで、SNSで見かけることができるのかな?とか、もしかしたらお店をやられている方が買ってくれて、お店に飾られている自分の絵をたまたま見かけることもあるかもしれない…そんな奇跡が起きるかもしれない、というワクワクの方が大きくて」とニッコリ。「寂しさは最初はちょっとあったんですけど、喜びの方が勝っています。どこかで見たいですね!」と声を弾ませた。
実家には幼稚園の頃に描いた絵も飾ってあるそうで「二科展の絵とかは大きいので場所がないって言われて。中学校の課題で描いたものまで全部飾ってくれているので、かなりの点数があって、クレームが来てます(笑)。『倉庫に入り切らないんですけど、あなたの家では飾れませんか?』って連絡があるくらい(笑)」と告白。「実家を美術館として出せるんじゃないかな、と思うくらいです」と口にした。
若月佑美「FIRST EGOISM」に込めた想い
『FIRST EGOISM』というタイトルについて話す場面で若月は「自分は性格的に『人の役に立って生きていきたい』とずっと願っていて。願いすぎた結果、芸術という本当はエゴで描いていいものに対しても『人のためになるのだろうか』『どんな絵が喜ばれるだろうか』と、自分がどういうものを描きたいかではなく、そういう方に行ってしまって。一度スランプに陥って何を描いたらいいかわからないという時があった」と吐露。その時期を経て、芸術に関してはエゴイズムでよかったのではないかと思えるようになったと話し「初心に返って、小さい頃にクレヨンで適当に絵を描いていた時のような気持ちでやりたいなと思って、すべてエゴイズムでやらせてもらいました」と明かした。自分が自分に問いかけていた言葉が「自分らしく生きてる?」というものだったそうで、本作品展の入口にも「自分らしく生きていますか?」という言葉が書かれている。若月は「今はいろんなSNSとかで発信が簡単になった分、いろんな人の個性が見やすくなったので『自分って個性がないのかな?』とか『何が武器だったんだろ?』と考えることが多くなっている気がして。そうなったときに、自分らしく生きることが正解で、それだけでいい、って肯定してあげたいなと思ってこの言葉を描いて。一周回っていただいた後、最後に言葉として私のアンサーを書かせていただきました」と説明した。
若月佑美、作品展の企画・制作など0から参加
今回の作品展に0から参加したという若月は「企画・制作って楽しいんだな」と感じたという。若月は「自分の頭の中をすべてさらけ出すことから始めていて。どんなものにしたい、とかではなく、『私という人間はこういう人間で、普段こういうことを思っていて、こんな性格をしていて、こういうことを世の中に伝えてみたいですよね』ということを形にしたものだった」と回想。続けて「それが違う場面でも、例えば舞台やドラマの企画をしてみる、プロデュースをしてみる、とか、コンセプトを一緒に作るところから始めることもやってみたい」と目を輝かせ「表現者として前に立たせていただいて表現することの楽しさは知れたので、その人たちを支えてみることもクリエイティブなんだなって。そういう方もチャレンジしてみたいです」と意気込んだ。将来の理想像について若月は「やりたいことが多すぎてひとつに絞りきれないんですけど『あの人何者なの?』って言われるのが目標かな、と思っています。自分を表現するというもの、どんな分野に行ってもいいな、と思っているので」とコメント。作詞やプロデュース業などの例を挙げ「人の助けになることができるのであればどんな分野でも100%がんばってみたいと思う」と意気込み「『いろいろやってるけど結局あの人何者?』っていい意味で言われる人になりたいな、と思っています」と笑みを浮かべた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】