杉咲花(C)日本テレビ

杉咲花、日テレ1月期ドラマ主演に決定 今泉力哉とタッグで“恋との向き合い⽅”描く【冬のなんかさ、春のなんかね】

2025.12.01 05:00

日本テレビ系では、2026年1月14日から新水曜ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」(よる10時~)を放送することが決定。主演は杉咲花、監督/脚本はGP帯ドラマで初監督の今泉力哉が務める。

  

1月期日本テレビ系新水曜ドラマは杉咲花×今泉力哉

杉咲花、今泉力哉(C)日本テレビ
主演の杉咲は、映画「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016年公開)で第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・新人俳優賞をはじめ多くの賞を受賞。その後も連続テレビ小説「おちょやん」(2020年11月~2021年5月/NHK総合ほか)などでヒロインを務め、「アンメット ある脳外科医の日記」(2024年4月~ 6月/関西テレビ・フジテレビ系)では記憶障害の脳外科医役を好演。この作品は日本民間放送連盟賞テレビドラマ部門で最優秀賞を受賞した。今年に入ってからは「⽚思い世界」(4月公開)、「ミーツ・ザ・ワールド」(10月公開)と立て続けに主演映画が公開。数々のドラマや映画でその卓抜した演技⼒は若くして⾼く評価されている。今泉とは、杉咲が「杉咲花の撮休」(2023年2月~3月/WOWOWプライムほか)に出演した際に、今泉が第2話の監督、第3話の監督・脚本を手掛けた。杉咲の日本テレビ系ドラマ出演は「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜」(2021年10月~12月)以来となる。

監督・脚本の今泉は、映画「愛がなんだ」(2019年公開)で第41回ヨコハマ映画祭・監督賞を受賞。その後も「街の上で」(2021年公開)、「窓辺にて」(2022年公開) 、「アンダーカレント」(2023年公開)、世界配信ドラマ「1122いいふうふ」(2024年/Amazon Prime Video)など話題のヒット作を連発。昨年はFilmarks内で最も多くの人の心を動かしたとされるFilmarks Awards 2024 ・クリエイター部門監督ベストFan!賞を受賞。作品が途絶えることのない人気監督だ。その恋愛映画の旗⼿・今泉がオリジナル脚本を書き下ろし、日本テレビ系はもちろんのこと、GP帯ドラマで初監督を務める。

杉咲花「きちんと⼈を好きになること」を避けてしまう小説家役

今泉力哉(C)日本テレビ
杉咲が演じるのは、⼟⽥⽂菜(つちだあやな)27歳。⼩説家としてこれまでに2冊の⼩説を出版し、現在3冊⽬を執筆中。執筆以外に、普段は古着屋でアルバイトをしている。現在、恋⼈はいるのだが、さまざまな過去の恋愛体験が影響して、いつからか “きちんと⼈を好きになること” “きちんと向き合うこと”を避けてしまっている。⽂菜はふと思う。「まっすぐ“好き”と⾔えたのはいつまでだろう?」今の恋⼈と真剣に向き合うために、⽂菜はこれまでの恋愛を振り返っていく。

本作は、杉咲演じる主人公・文菜がこれまでに経験してきたさまざまな別れや叶わなかった恋などから、人を好きになることにどこか怖れを抱いていて、「大切な人とはつきあわないほうがいいのではないか?」「そもそも恋愛とはなんなのか?」などと逡巡しながらも前に進んでいくドラマだ。

今泉監督オリジナルの脚本を読んで、杉咲は「ささやかな瞬間ばかりが描かれた作品」とコメント。そして、今泉監督も「“なんかさ”とか“なんかね”という言葉は、それ自体としてはあまり意味を持たないけれど、ひとつの言葉を発する際にどれだけその言葉を真剣に発しているのか、言葉にすることを怖れているのか、などが表現できる気がして」と述べている。そんなドラマではあまり描かれないであろう細やかな機微や瞬間の描写に注目してほしい。

主⼈公・⽂菜の現在の恋との向き合い⽅を描く上で、学⽣時代の恋⼈から今の恋⼈に⾄るまでの、それぞれの⼈と過ごした時間やその時々の恋愛感情も丁寧に描かれていく。どこまで⾃分は純粋で、まっすぐ⼈と向き合ってつきあっていたのだろう。どこからちょっとずつ曖昧になっていったのだろう。⽂菜の恋愛軸を形成した男性たちとは?そのキャストたちは後⽇発表だ。(modelpress編集部)

杉咲花コメント

Q今泉力哉監督の脚本を読んだ感想を教えてください。

言ってしまえば、とりたてて大きな事件が起きたり、登場人物が成長するようなこともあまりない物語なんです。でも、何気ない人と人とのやりとりの中で流れる「間」とか、小さな心の機微にも、思いやりや切なさがある。
あまりドラマにならないような、シーンとシーンの間にきっと繰り広げられているであろうささやかな瞬間ばかりが描かれていて。今泉監督らしい細やかな視点の優しさに筋肉がゆるまって、ふぅ、と息を吐きました。

Q主人公・土田文菜はどんな人ですか?どのように演じていきたいですか?

文菜(あやな)は、人を好きになるということから少し距離を取ってしまう自分自身について、葛藤したり、思考を繰り返したりしながら、真剣に生きている人です。
もしかすると文菜の行動は、共感からは離れるものかもしれません。ですが、時間の有限性であったり、どんな出会いにも別れが付きまとうことに対して、深い寂しさを感じてしまう感度の高さに、私は惹かれています。
文菜という人物を本当に実在する人のように観てもらえるように、ただそこにいられたらいいなと思います。

Q本作の好きなポイントは?

一言の失敗も許されないような緊張感が張り詰めたこの時代に、自分の意思を持ったり、気持ちを伝えるということは、なんだか高いハードルがある気がします。そんな中で、悩み、失敗や反省もしながら、自分なりの答えを見つけ出していこうとする登場人物たちに、勇気をもらっています。

Q視聴者の皆さんへ、メッセージをお願いします。

この座組で連続ドラマをやれることをたまらなく思っています。恋愛をするひと、しないひと。恋愛がよくわからないひと、したくないひと。自分という人間をいまも探しているひと。人の数だけ、いろんないろんな生き方があって。多様な登場人物たちに、自分や家族や友達の姿を見つけだしてもらえるような作品にできたらいいなと思います。だらっと息抜きしながら観てもらえるように、私たちも気を楽にしながら、心を込めたいと思っています。

監督・脚本:今泉力哉コメント

Q「冬のなんかさ、春のなんかね」とはどのような作品ですか?

誰かを好きになって、想いを伝えてつきあうことで、逆に決定的な別れがやって来て、その⼈ともう⼆度と会えなくなってしまうことがある。その⼀⽅で、お互いに惹かれ合っていても適度な距離を保った関係でいられたら、ずっと仲良く過ごすことができたりもする。じゃあ、本当に⼤切な⼈とは、好きな⼈とは、縁が切れないために恋愛関係にならない⽅がいいのではないか。そういう⼈と⼈との距離間について、ここ数年考えることが多くあって。それが今回のドラマの⼤きなテーマの1つになっている気がします。これは紛れもなく恋愛ドラマですが、これまでのドラマや映画の中ではあまり取り上げられてこなかったような、⾔葉にできない悩みや葛藤について描けたらいいなと思っています。誰かに相談したら、“どうしてそんなことで悩んでるの?”と⾔われるようなことが描きたくて。なかなか好きな⼈ができない⼈とか、“恋愛もの”というだけでハードルが⾼いと思うような⼈、そもそも“好き”ってなんだっけ?っていう⼈にも楽しんでもらえるような作品になればいいなと思っています。

Qタイトルについて、教えてください。

<⾔葉>ってその響きや⽂字の並びによって、重さや軽さ、柔らかさなど、さまざまな表情があると思っていて。今回はなるべく重⼒がない⾔葉を探していました。 “なんかさ”とか“なんかね”という⾔葉は、それ⾃体としてはあまり意味を持たないけれど、ひとつの⾔葉を発する際にどれだけその⾔葉を真剣に発しているのか、⾔葉にすることを怖れているのか、などが表現できる気がして。また、今作はほぼほぼ会話劇で、冬から春の間にいろんな話をしていることを象徴するタイトルをずっと考えていて、この⾔葉に辿り着きました。

Q杉咲さんが主演を演じることで楽しみにしていることは?

以前ドラマでご⼀緒してみて、杉咲さんにはとても繊細で真⾯⽬で、⾯⽩い⽅だなという印象を持っています。⽂菜って、何に悩んでいるのかも漠然としていて、脚本を書いた⾃分でも理解できない部分がある⼈間なので、演じるのがすごく難しい役柄だと思うのですが、そういった部分も杉咲さんとだったら⼀緒に悩んで、考えて、楽しんで、いい作品をつくっていけるのではと思っています。杉咲さんの思考と、声や⾝体の魅⼒とともに、このドラマをつくれることはとても光栄で⼤変⼼強いです。

Q 視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

主⼈公の⼟⽥⽂菜は万⼈から好かれるようなキャラクターではないかもしれません。でも、“私は⽂菜のことがすごくわかる”とか“⾃分だけかもと思っていた悩みや苦しさを描いてくれている”と思ってくれる⼈が必ずいると信じて脚本を書いています。
恋愛って、考えれば考えるほどわからなくなってしまったり、呼吸がしにくくなってしまったり、しなきゃしないでいいものだったりするのですが、そういった⼈々が⽂菜を⾒て、今のままでいいんだ、とか、私だけじゃないんだ、と思ってもらえたら幸いです。私は普段、主に映画を⼿がけているのですが、ある時、杉咲さんが「今泉さん、ドラマもとてもいいんですよ」って⾔ってくださったことがあって。お茶の間だったり、⼀⼈暮らしの部屋だったり、バイト先の休憩室だったり、⾏きつけの定⾷屋の天井の隅っこのテレビだったり。思い思いの場所で、たくさんの⼈が同時視聴する“テレビドラマ”という媒体で、この物語を届けられること。また、オリジナル脚本でこんな機会を頂けたことに感謝しつつ、この作品に触れた⼈が少しでも笑えたらいいなと思っています。お楽しみに。
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