及川光博&手越祐也の新日曜ドラマ「ぼくたちん家」インクルーシブプロデューサー初設置 7年前にゲイ公表・協議重ね決断
2025.09.11 17:22
日本テレビは2025年9月11日、同局にて2025年10月期番組改編説明会を実施。同局系ドラマ『ぼくたちん家』(毎週日曜よる10時30分~)について、白川大介プロデューサーが自身の性的マイノリティ活かして本作に携わっていることを明かした。
「ぼくたちん家」P、7年前にゲイ公表
及川光博が主演を務める本作について話した白川プロデューサーは「主人公が秦野源一という真っ直ぐな50歳のゲイの男性の役です」と説明し、「『ゲイの2人が家を買うというストーリーをオリジナルドラマでやりたいんだよね』という風な相談を受けました」と河野英裕プロデューサーからオファーがあったことを告白。「私自身は7年前に自分がゲイであるということを、まさにこの会議室でカミングアウトして、それ以来、報道局で性的マイノリティだったりジェンダー平等の報道に関わっています」と自身を紹介した。「性的マイノリティ当事者が登場するドラマにもこれまでは監修という形で携わらせていただいていたんですけれども、今回河野さんからより中に一緒に入る形で(オファーを受けて)」とより深く作品に携わることになった経緯を明かした。そして自身の性的マイノリティを活かし「例えば俳優さんの役作りだったりとか、あとストーリーの結構大事な部分のところだったりというところに、プロデューサーの1人として一緒にやらせていただけるということなので、今回インクルーシブプロデューサーという形で関わらせていただいてます」と力強く語った。
さらに「インクルーシブプロデューサーと名乗っている例は多分日本ではないかなという風に思っています」と初設置であるといい、「名前をつけるときにプロデューサーの中でどういう役割をしているのか、私のバックグラウンドも含めて、そういうことが明らかになった方がいいだろうという社内の議論がありまして。いろいろ国内外の事例などを見て、今この言葉が1番いいのではないかなということを、同じようなことに携わっている先輩の方々、社内だけではなくて業界自体のいろいろな方にも少しご意見をお伺いして、最終的にこの形に決めました」と協議を重ねての決断だったことを打ち明けた。
及川光博主演「ぼくたちん家」
本作は、現代の様々な偏見の中で生きる「社会のすみっこ」にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るく逞しく生き抜く姿を描く完全オリジナルストーリー。恋も家族も人生も、めんどくさいし、ややこしい。それでもなぜか、ここにいる。そんなぼくたちん家の、奇妙なホーム&ラブコメディが日曜夜に舞い降りる。日本テレビ、2025年10月改編テーマは「『わざわざ、見たい』をもっと。」
日本テレビの2025年10月改編は「『わざわざ、見たい』をもっと。」をテーマに掲げ、フロー視聴だけでなく、積極視聴を目指したコンテンツを増やしていく。改編率は全日3.6%、ゴールデンタイム(19時~22時)4.3%、プライムタイム(19時~23時)12.9%となっている。なお、改編方針についての説明はコンテンツ戦略局総合編成センター部長の大井秀一、番組についてはコンテンツ制作局プロデューサーの明石広人、鈴木将大、天野英明、柏原萌人、報道局プロデューサーの白川が行った。司会進行は同局アナウンサーの瀧口麻衣が務めた。(modelpress編集部)
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