睡眠不足で4人に1人以上が“時差ぼけ”に?「ポケモンスリープ」が日中の眠気・起きづらさ…不調解消に貢献
2025.03.14 07:00
3月14日の「世界睡眠デー」に合わせ、睡眠ゲームアプリ「ポケモンスリープ」の世界7か国(※1)約1,700万人のユーザーデータから抽出した「睡眠ソーシャルジェットラグ調査」(※2)が発表された。睡眠リズムの乱れにより、世界で4人に1人以上が時差ぼけ状態の可能性がある「ソーシャルジェットラグ」の現状、また解消につながるデータも明らかになった。
夜更かしで時差ボケ状態に?「世界睡眠デー」で考えたい“眠り”のこと
全世界累計で2,000万ダウンロードを超えている「ポケモンスリープ」。これまでに計測された睡眠は7億回以上と、膨大なデータをもとに今回調査されたテーマは、「ソーシャルジェットラグ」。仕事・学校などで制約がある平日と、時間に比較的融通が効く休日の入眠・起床リズムのずれ(※3)を指し、平日⇔休日の睡眠時間にずれが大きいほど、まるで時差ぼけをしているかのような身体・精神的な症状が引き起こされるという。この症状は“社会的時差ぼけ”とも言われており、今回の調査で現代人の睡眠への課題が浮き彫りとなっている。
※1:世界7カ国(日本、アメリカ、イギリス、スランス、ドイツ、イタリア、カナダ)を対象として算出
※2:世界7カ国の「ポケモンスリープ」プレイヤーデータによる睡眠に関する実態調査
※3:今回の調査では、平日と休日の睡眠時間帯のずれを、社会的時間(学校や仕事にあわせた生活リズム)と生物学的時間(生物として快適な生活リズム)の不一致ととらえ、1時間以上の差を「ソーシャルジェットラグ」に該当すると評価
日本の睡眠時間は世界ワースト1位
\調査で分かった入眠&起床時間(世界平均)/【平日】入眠時刻0:17 起床時刻7:56
【休日】入眠時刻0:44 起床時刻8:50
調査によると、世界各国で入眠時刻・起床時刻ともに休日の方が遅くなっており、休日前の夜更かしは世界共通の習慣のようだ。世界7カ国で共通してソーシャルジェットラグがあることがうかがえる。
日本は平日の平均睡眠時間が7時間1分と最も短く、ワースト1位となったが、平日と休日の入眠時刻のずれは18分と最も小さく、起床時刻は45分とトップレベルに小さいという結果に。睡眠の規則正しさでは7か国中1位といえるだろう。
約4人に1人以上が“社会的時差ぼけ”状態に
ソーシャルジェットラグを測る指標となったのが、入眠時刻と起床時刻の中央の時間である「ミッドスリープタイム」(睡眠中央時刻)のずれ。今回の調査では、ミッドスリープタイムが1時間以上ずれている状態をソーシャルジェットラグとした時、世界でソーシャルジェットラグがあった人は26.1%。約4人に1人以上が社会的時差ぼけ状態に陥っている可能性があることが分かった。さらに、日本における世代別調査では、若年層ほどソーシャルジェットラグの該当者の割合が高く、60代の3.1%に対して10代は26.0%。若い人は生理学的に体内時計が「夜型」になりやすいと言われており、睡眠が不規則になりがちであることが今回の調査でも確かめられたという。
日本人向けのアンケート調査で、ソーシャルジェットラグ該当者の人は、日常生活に影響を受けていると多くの人が回答。「日中も眠気を感じることがある(57.6%)」「朝に起きづらさを感じることがある(50.1%)」「日中に疲労感やだるさを感じることがある(46.8%)」「時間的には十分に睡眠をとっていても、寝足りないと感じることがある(42.9%)」といった、何らかの睡眠に関する悩みや症状を自覚していることが分かる。
「ポケモンスリープ」で日本人の平均睡眠が増加
その一方で、「ポケモンスリープ」のリリース直後から現在までプレイしている日本人において、リリース直後3ヵ月時点での平均睡眠時間は6時間55分であったのに対し、直近3ヵ月の睡眠時間は7時間26分。リリースからおよそ1年半で日本人の睡眠時間は30分ほど伸びていることも分かった。その要因として考えられるのが、「ねむりの約束」という機能だ。
「ねむりの約束」とは、「ポケモンスリープ」ゲーム内でユーザーが予め眠る時刻の目標を入力し、その時間をめざして就寝する約束のこと。守ることで「ごほうびスタンプ」をゲットでき、ゲームを進める上での貴重なアイテムを入手できる。睡眠へのモチベーションとなっているのだ。
実際に「毎日の入眠時刻を意識するようになった(91.6%)」「ポケモンのためにねむりの約束を守ろうと思うことがある(89.5%)」と9割が回答。「ねむりの約束」がユーザーの行動を変容させる要因の1つになり、ミッドスリープタイムの均衡化にもつながっていることが示唆された。
ソーシャルジェットラグに陥らないコツは?
睡眠学者・柳沢正史氏は、2人に1人がゲームの「ねむりの約束」で睡眠への意識が高まったことを評価。「普段『色んなことをやりたい』『仕事が忙しい』『勉強も忙しい』『友人との時間も欲しい』と、睡眠を軽視しがちな日本人でも、睡眠に対する優先順位を上げることができていることを意味します。ゲームをきっかけに、睡眠を優先するという考え方への転換が起こるのは素晴らしいことです」とコメント。ソーシャルジェットラグにならないようにするためには、「平日にも十分な睡眠時間を確保し、睡眠不足を残さず、休日も同じくらいの時刻に眠って起きるのが理想です。また、休日に睡眠を延ばすにしても、『ミッドスリープタイム』をできるだけ変えないように睡眠を両側に伸ばす、つまり、次の日遅くまで眠っていい日ほど早く眠る、それが一つのコツですね」とアドバイスを添えた。
ニャオハとのスペシャルムービー公開
3月13日からはくさねこポケモン「ニャオハ」との「ねむりの約束」を描いたスペシャルムービーがポケモン公式YouTubeチャンネルとXで公開。日頃の疲れから、休みの前日の夜につい夜ふかしの誘惑に負けてしまいそうになる主人公を、「ニャオハ」が可愛らしく引き留める様子を描いている。本映像公開を記念して、3月13日(木)0:00~4月7日(月)4:00の期間にログインすると、ニャオハに出会える「ニャオハのおこう」がもらえる。動画でもゲームでもポケモンの可愛さに癒やされるはずだ。
世界睡眠デー記念「ねむりの約束」ごほうび2倍!
「ポケモンスリープ」は、枕元にスマートフォンを置くだけで睡眠を計測・記録するゲームアプリ。ゲームの世界では、ユーザーが眠ることによって、自分と同じ睡眠タイプのポケモンたちが集まってくる。睡眠リズムを整えながら、ポケモンたちのいろいろな寝顔を研究して楽しむことができるのだ。3月28日(金)4:00~4月14日(月)3:59の期間は、「ねむりの約束」のごほうびスタンプが1日2個もらえる施策も。これを機に、睡眠にいま一度向き合ってみるのもおすすめだ。
ポケモンの寝顔が影絵に 渋谷でライトアップ
また、「ねむりの約束」をテーマにしたライトアップも期間限定で実施され、「ポケモンスリープ」に出てくるポケモンたちの可愛らしい寝顔を影絵風に表現。3月13日(木)~3月26日(水)の夕方以降、渋谷リバーストリートと渋谷アクシュで見ることができる(※)。<ライトアップ時間>
・渋谷ストリーム前、金王橋広場、渋谷リバーストリート/17:00~5:00まで
・渋谷アクシュ/20:00~5:00まで
※期間とライトアップ時間は変更になる可能性あり。
※各施設への直接のお問い合わせはご遠慮ください。
(modelpress編集部)[PR]提供元:株式会社ポケモン
調査概要
調査①「世界7カ国の睡眠ソーシャルジェットラグ調査」調査内容:世界7カ国の「ポケモンスリープ」プレイヤーデータによる睡眠に関する実態調査
調査地域:日本、アメリカ、イギリス、スランス、ドイツ、イタリア、カナダ
調査期間:2023年7月~2024年10月
分析対象:「ポケモンスリープ」を3ヶ月以上継続プレイした人、月平均計測回数が20回以上の人
分析人数:約1,700万人のなかから、上記分析条件に当てはまるプレイヤーデータを各国ランダムで400サンプル抽出
調査②
調査内容:「ポケモンスリープ」ユーザーにおけるソーシャルジェットラグ調査
調査地域:日本
調査期間:2024年12月19日~2024年12月25日
分析対象者:16歳以上、「ポケモンスリープ」を3ヶ月以上継続プレイした人、2024年9〜11月の月平均計測回数が20回以上の人
分析人数:回答が得られた26万人のなかから上記分析条件に当てはまるユーザーをランダムで4,729人抽出
調査方法:ゲーム内に表示されたバナーからのアンケート
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