志田未来(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」2025年ファイナルシーズン放送決定 7期最終話には志田未来が6年ぶり出演

2024.10.12 18:01

TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』(通称:ヒロアカ/アニメーション制作:ボンズ)の第7期が12日に最終回を迎え、放送の最後に『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』が放送されることが発表された。また同話には、女優の志田未来が6年ぶりに登場した。

  

TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」ファイナルシーズン放送決定

「僕のヒーローアカデミア」(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
7期では、ヒーローと敵<ヴィラン>との最終決戦が展開。強力な“個性”同士がぶつかり合う壮絶な戦いはもちろん、デクと全ての崩壊に向けて突き進む死柄木弔の対峙、轟焦凍と敵<ヴィラン>荼毘こと兄・轟燈矢ら轟家の家族たちの過去からなる因縁の決着、麗日お茶子とトガヒミコという2人の少女の本当の意味での邂逅など、濃密なドラマも繰り広げられ反響を呼んだ。

そして7期の最終回を飾ったのは、“巻き戻し”による若返りによって全盛期の力を取り戻した魔王オール・フォー・ワンと、“無個性”ながらパワードスーツを身にまとった“アーマード・オールマイト”の戦い。1年A組の“個性”の能力が搭載されたスーツとサポートアイテムで立ち向かうオールマイト。しかしオール・フォー・ワンの強大な力の前に傷ついていく…。それでも立ち上がり、デクに「勝とうぜ!」と叫ぶオールマイトの姿で7期は幕を下ろした。

そして発表となった、通算8期目となる『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』。コミックス40巻の物語から始まるTVアニメ最終章は、デクと死柄木、オールマイトとオール・フォー・ワンの戦いの決着へと向かっていく。デクの「これは僕たちが最高のヒーローになるまでの物語」というセリフと、キャラクターデザイン馬越嘉彦氏描き下ろし・ボンズ制作によるFINAL SEASONティザービジュアルで紡がれた発表映像。そのデクのセリフどおりの結末となるのか、それともこのセリフには違う意味が内包されているのか、それとも…。放送の詳細は後日発表となる。

志田未来、6年ぶりに「ヒロアカ」登場

志田未来(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
さらに、FINAL SEASONの発表だけでなく、7期最終第21話(No.159)「“個性”無き戦い」の本編にもサプライズが。オール・フォー・ワンと戦うためにオールマイトが装着したパワードスーツ&サポートアイテム、“エルクレス”。オールマイトの指示の実行と、搭載武器を瞬時に機動する相棒・エルクレスの声を、志田が務めた。エルクレスは、2018年に公開された劇場版第1作『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄(ヒーロー)』に登場したオリジナルキャラクターで、志田さんが演じた科学者の少女・メリッサが開発したもの。そのエルクレスのキャスティングを制作陣が協議する中、原作者の堀越耕平先生から「メリッサが作ったメカのAIだから、志田未来さんにお願いしてみては」という提案があり、この度6年ぶりの「ヒロアカ」出演となった。

TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」

「僕のヒーローアカデミア」(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で10年にわたって連載され、8月についに完結を迎えた、堀越耕平氏による人気コミック『僕のヒーローアカデミア』。“個性”と呼ばれる超常能力を持つ人々の存在が当たり前の世界を舞台に、主人公・緑谷出久、通称“デク”が、社会を守り、“個性”を悪用する犯罪者“敵<ヴィラン>”に立ち向かう“ヒーロー”になるため、ヒーロー育成の名門・雄英高校で仲間たちと共に成長する物語が展開するヒーローアクション。コミックスは最新41巻まででシリーズ世界累計発行部数1億部を突破。デクをはじめとするキャラクターたちが繰り広げた胸昂るドラマや戦いの物語を見届けた世界中のファンからは、堀越氏と“ヒロアカ”への感謝と賞賛の声が相次いでる。(modelpress編集部)

志田未来(エルクレス役)インタビュー

― 2018年の劇場版第1作「2人の英雄(ヒーロー)」以来の「ヒロアカ」からのオファーを受けた時のお気持ちを教えてください。

志田:まず、本当に嬉しかったです。アニメはずっと見させていただいていますし、原作もコミックスで読ませていただいていて。原作を読んで、メリッサが出ていたのは知っていたので、「もしかしたら…」と期待はしてしまっていたのですが、まさかこういう形でとは思ってもいませんでした。

― 堀越耕平先生ご自身から「エルクレスはメリッサが作ったから、志田さんにお願いするのがいいのでは」と提案があったというお話を聞いていかがですか?

志田:とにかく光栄に思いますが、まさかこんな最終局面で…。オールマイトとオール・フォー・ワンの戦いという、大事なお話に入っていくわけじゃないですか…?本当に私でいいの?と、すごくプレッシャーにも感じました。劇場版の時ももちろんプレッシャーはありましたが、ここまで歴史を重ねてきた「ヒロアカ」の最終決戦ということで、より期待に応えなきゃいけないという気持ちになりました。

― アニメシリーズをずっと追いかけてくださっているということで、この7期はどのように感じていますか?

志田:いちファンとして、みんなが本当に成長したなぁ…って、親心のような気持ちで見てしまったりしていますね。あと、私はジェントルとラブラバが好きで、原作で最終決戦に2人が出てきたのを見てうるうるしてしまって…。しかもデクたちの味方として登場して。堀越先生のキャラクターへの愛をすごく感じられました。だから、この2人がアニメでも見れるというのが楽しみで仕方ありませんでした。もちろん原作を読んでいて感動したり、思い入れの強いシーンはたくさんありますが、アニメになった映像を見るとより「生きてるんだ」と感じることができて、すごく楽しませていただいています。

― そして今日の収録を迎えたわけですが、どういった準備をされてきましたか?

志田:オファーをいただいてから、恥ずかしくて言えないくらいたくさん練習をしたんです(笑)。現場でどんな演出にも対応できるように、すごくAIっぽい喋り方や、メリッサがそのまま喋ってるようなものだったり、いろんなパターンを試行錯誤しながら練習していました。

― こう演じよう、ではなく、引き出しをたくさん用意されてきたわけですね。

志田:おこがましいですが…。現場でパニックにならないように、と思って。

― そして本番を迎えました。いかがでしたか?

志田:昨日は全然寝れませんでした(苦笑)。『2人の英雄(ヒーロー)』を繰り返し見て、実は収録が始まる直前のついさっきまで見ていました。メリッサの声やお芝居はどんなだったかを思い出したりもして。いろいろ練習しましたが、今日の演出にあった「AIでありながらオールマイトに寄り添うような声」というパターンは練習してはいなかったんです。ただ、(音響監督の)三間さんや中山監督のセリフひとつひとつへの指導も的確でわかりやすく、それが映画やドラマの演技に通じるところもあって、私なりに頑張って演じさせていただきました。あと、(すでに収録済だった)オールマイトの声も聞こえたので、一緒に戦っているんだ、オールマイトをサポートしているんだ、という気持ちにもなれましたし、TVアニメの“ヒロアカの世界”に入れたというのもすごく嬉しかったですね。

― 最後に「ヒロアカ」7期を、「“個性”無き戦い」をご覧になったファン・視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

志田:私もいちファンとしてすごく楽しみにしていた最終決戦に、まさか私自身が出演させていただけるとは思っていませんでした。FINAL SEASONも発表され、私が言うのもおこがましいのですが、放送を、一緒に楽しみに待っていただけるとありがたいです。

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