“ドラァグクイーン”ドリアン・ロロブリジーダ、パートナーとの入籍を報告「結婚の自由はすべての人が持つべき」<コメント全文>
2024.02.29 15:12
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ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダが28日、自身のX(旧Twitter)を更新。パートナーと入籍したことを報告した。
ドリアン・ロロブリジーダ、入籍を報告
「本日、キラと入籍をしました」と笑顔の2ショットとともに、同日に婚姻届を提出したことを報告。現在の日本では同性婚は認められておらず、入籍にあたり「これからも一緒に人生を歩みたいという2人の想いのもと、 キラの生まれ持った性と戸籍についても何度も話し合い、 交際して丸3年が経ったこのタイミングで、籍を入れることにしました」と説明した。また、「ゲイとして20年以上生きてきた中で、『結婚』という選択肢は自分には無いと思っていました。 そんな時に彼と出会い、関係を紡いでいく中で、『結婚』という制度を改めて考える機会が増えました」と心境の変化が合ったことを明かす。最後には「我々はとても特殊なケースなのでこの選択を取ることできましたが、 “結婚の自由はすべての人が持つべき”という想いは変わりません」と伝えている。
入籍に関し、パートナーもコメントを投稿。「現在は卵巣の摘出手術をしなくても、戸籍の性別変更をすることが可能になる方向に進んでいると思います」と同性婚に関する法律の状況を明かし、「同性婚ができない今の日本。これからの2人の人生を考え、自分の在り方と戸籍の表記を受け入れた上で、僕たちは入籍という選択をしました」と生まれ持った性別のまま入籍をしたと説明した。
ドリアン・ロロブリジーダは、2006年に開催されたドラァグクイーンコンテストで優勝しデビュー。その後、イベントやファッションショー、音楽、ドラマなど多岐に渡って活動。2023年には鈴木亮平と宮沢氷魚が共演した映画『エゴイスト』に出演、ショートフィルム『ストレンジ』では主演を務めた。男性シンガー「マサキ」としても活動している。(modelpress編集部)
ドリアン・ロロブリジーダ、パートナーのメッセージ全文
~結婚と自分の性・戸籍の表記について~現在は卵巣の摘出手術をしなくても、戸籍の性別変更をすることが可能になる方向に進んでいると思います。
しかしたとえ戸籍を“男”に変更したとしても定期的な健康診断や検査を行う上で、自身がトランスジェンダーでありホルモン治療を長年受けていることを説明する場面が必ず出てきます。自分も生まれ持った性と向き合う事で心から悩み、辛く感じる時期がありました。そんな時期を経て現在では、18歳からホルモン治療をはじめて丸8年が経とうとしている自分を受け入れ共存しながら人生を一歩ずつ歩んでおります。
自分の生まれ持った身体やコンプレックスを受け入れ共存する事で、僕は自分を愛する事ができました。そして、人生をとにかく楽しく過ごしております!!これはあくまでも僕の生き方です。人はそれぞれ違うので、様々な自分との向き合い方や共存の仕方があると思います。
正輝と知り合って、人生がより豊かなものになりました。同性婚ができない今の日本。これからの2人の人生を考え、自分の在り方と戸籍の表記を受け入れた上で、僕たちは入籍という選択をしました。もし将来同性婚が法制化され、一般的な婚姻と同じ効力を持つなら性別を“男”に変えた上で改めて結婚をするという選択肢もあるかもしれません
皆様いつもありがとうございます!これからも僕たちのことをそっと見守っていただけると幸いです。今後ともよろしくお願いします
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