安宅晃樹アナ(C)モデルプレス

“宇宙飛行士選抜で最終の10人”フジ安宅晃樹アナ、夢への葛藤・本音語る「プラスの考えは一切ない」美容にこだわる理由とは<モデルプレスインタビュー>

2023.12.01 11:00

「フジテレビ」と「モデルプレス」がコラボレーションするアナウンサー連載「“素”っぴんランキング」。同じ場所で働く・協力し合う仲間だからこそ知る“素”の一面を、多彩なランキングテーマによって引き出していく同連載。Vol.8のテーマは「隠れ美容マニアなアナウンサー」。

フジテレビアナウンサー45人以上への取材から1位に輝いたのは、安宅晃樹(あだけ・こうき/30)アナ。インタビューでは、美容に気を遣うようになったきっかけやこれまでの苦労、そして1児の父でもある安宅アナの目標や夢についても語ってもらった。

  

フジテレビアナの素顔に迫る「“素”っぴんランキング」

フジテレビ×モデルプレスPresents“素”っぴんランキング(C)モデルプレス
テレビには映らないフジアナの知られざる素顔に迫った連載第1弾「女子アナの“素”っぴん」、第2弾「“素”っぴんトーク」に続く第3弾「“素”っぴんランキング」では、フジアナ45人以上に取材し、その結果をもとにしたランキングを発表する。

第8回のテーマ「隠れ美容マニア」1位の安宅アナは、2017年に入社。当初から「THE NEWSα」「Live News イット!」「FNN Live News days」と報道に携わってきた。また、2022年から2023年にかけてJAXAが14年ぶりに実施した宇宙飛行士の選抜試験へ応募し、最多応募者となる4127人から最終選抜の10人まで残ったことも話題となった。

安宅晃樹アナ「隠れ美容マニア」になったきっかけ

安宅晃樹アナ(C)モデルプレス
― 「隠れ美容マニア」1位に選ばれた感想を教えてください。

安宅アナ:正直びっくりではあります。嬉しい反面、10代の頃からニキビに悩まされていて、肌には自信が無かったので、自分が選ばれたことに少し不安もあります。

― とても綺麗です!投票してくださったアナウンサーの方からは「美肌に対する大きな投資」「美容医療に精通している」などといった声が多かったのですが、そういった美容に興味を抱いたのはいつ頃ですか?

安宅アナ:今でもそのニキビ跡や凹みが残ってしまっていますが、高校生の頃は顔中ニキビだらけでした。そのまま大学生になり、そこからテレビの前に立つアナウンサーを目指す上で、どうにかしなければいけないと思い、自分なりに色々と勉強し始めました。アナウンサーという立場上、視聴者の皆さんが不快に思わない程度には肌が良い状態で画面に出ていたいと思いますし、そこにコンプレックスがあるからこそ、日々気を付けるようになりました。今でもニキビは生活リズムの乱れやストレスでできてしまうので、抗生物質を塗ってその上から絆創膏を貼ったり、赤みが残った部分にはビタミンCの美容液を塗ったりと、医学的に正しいかは分かりませんが、これまでの経験をもとに、日々肌が荒れないように戦っています。

安宅晃樹アナ、同僚との美容トーク

安宅晃樹アナ(C)モデルプレス
― 安宅アナが選ばれた木村拓也アナをはじめ、普段からアナウンサーの皆さんとも美容トークで盛り上がっているというお話も伺いましたが、どなたとどんなお話をされていますか?

安宅アナ:昼のニュース「FNN Live News days」を担当しているのですが、そこで一緒に出演していた島田さん(島田彩夏アナ)や宮司さん(宮司愛海アナ)、仲の良い内田さん(内田嶺衣奈アナ)とはよく話しています。木村アナには、僕が使っている集中美容液やニキビの薬などをオススメすることもあります。

― 頻繁に色んな方と情報交換されているんですね。

安宅アナ:そうですね。ただ、圧倒的に僕の方が施術の経験は豊富な気がします(笑)。ニキビの凹みを自然治癒で戻すフラクショナルレーザー、ダーマペン、ケミカルピーリング、イオン導入、ハーブピーリング、歯のホワイトニング、自宅でできるウォーターピーリングなど…。皆さんはここまで痛みを伴って費用も伴うものはしていないと思います。

安宅晃樹アナ(C)モデルプレス
― そういった美容施術はダウンタイムなどもあると思いますが、日々テレビに出演される中でどのように対策されていますか?

安宅アナ:オンエアに被らない日を選んで受けていて、昔はダウンタイムが1週間ほど続くこともありましたが、肌が慣れてきたこともあって、2~3日で顔の赤みが引くので、基本的にはオンエアに支障はありません。

― とても詳しいので、情報をどこからリサーチされているのかとても気になります。

安宅アナ:最初は病院に行ってお話を聞いて、実際に自分の肌には何が合うかを試行錯誤していく中で知識を得ていったので、誰かに聞いたことはないです。今はある程度は綺麗になったのでこうやって話せますが、肌荒れがひどかった当時には、施術をしていることすら知られたくなくて、誰にも相談できなかったです。

今でも「自分を磨きたい」というプラスの考えは一切なく、ずっと悩んできたコンプレックスをなくすために続けています。妻も僕の肌荒れがひどかった時の写真を見ているので「やってよかったね」と言ってくれますし、逆に知識を得た僕が妻におすすめする時もあります。

安宅晃樹アナ、仕事・育児…多忙な中での美容法

安宅晃樹アナ(C)モデルプレス
― 今年3歳となるお子さんもいらっしゃって、日々育児と仕事を両立されているかと思いますが、同じようになかなか時間が取れない方に向けて、オススメの美容法はありますか?

安宅アナ:やっぱり1番大切なのは保湿だと思うんです。お風呂を上がって洗顔した状態から、化粧水、美容液、乳液。ニキビ薬を使用すると乾燥するので、その時にはさらにワセリンを塗っています。いくらテカっていても関係なく、テカりよりも肌荒れしない方が絶対良いと思うので、日々持ち歩いています。子供と一緒にお風呂に入った後だと、子供は服を着ているのに自分はまだ裸でいたり、髪を乾かせていなかったりと時間がないことも多いので、化粧水などを飛ばしても、子供の肌に保湿剤をつけた後に手に残ったものを自分の顔にもパッとつけるなどしています(笑)。毎日完璧できなくても、その時できることをしている感じです。

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― 料理もよくされるとのことですが、食事面でも効果を感じるものはありますか?

安宅アナ:白湯を飲むと、体の巡りが良くなって綺麗になっている感じがします。それと似た効果で、ダイエットスープというものもあって、ダイエットも兼ねて半年に1度、1週間ほど置き換えダイエットをするのですが、内臓が綺麗になると調子が良くなるのだと感じます。具材はキャベツ、玉ねぎ、ホール缶のトマト、セロリ。元々空腹状態の方が動きやすいこともあって、ご飯は基本的に1日1食しか食べないので、その夕食をスープに置き換えています。最初の2日間はそれだけ食べていると急にカロリーが足らなくなり、体の負担を感じるのですが、慣れると意外に大丈夫です。それ以外には、たまに便通を意識してきんぴらごぼうをたくさん作る時もあります。

― お酒を飲むのもお好きだと伺いましたが、肌荒れに繋がらないように気をつけていることはありますか?

安宅アナ:お酒に関しては僕の1番の楽しみなので度外視しています。強いて言えば、お酒を飲む時でも基本スナック菓子は食べないです。翌朝、如実にニキビができてしまうので、きゅうりをかじるなどでバランス取っています。

安宅晃樹アナ、報道番組で失敗を乗り越えた方法

安宅晃樹アナ(C)モデルプレス
― ずっと報道を担当されてきた安宅アナ。現在の担当番組である「FNN Live News days」「日曜報道 THE PRIME」のやりがいを教えてください。

安宅アナ:どちらも報道の分野ではありますが、「FNN Live News days」は幅広く面で捉えるような番組、「日曜報道 THE PRIME」は1つのことを深く掘り下げていく番組と、全く性質が違います。片方だけだと「ここを伝えきれなかったのに」という感情が生まれますが、両方担当していることで世の中の物事を伝えられているというやりがいがあります。

また「FNN Live News days」はお昼で1番世の中が動いている時間帯なので、正直オンエアが始まっても原稿が全くないといったドタバタもある中で、ある種、腹をくくって、視聴者の皆様から見て違和感がないようにきちんとやりきれるかというところにも非常にやりがいを感じます。

安宅晃樹アナ(C)モデルプレス
― 入社後、安宅アナがこれまでに感じた挫折や失敗はありますか?

安宅アナ: 3~4年前、大雨災害の取材に行った際、一緒に同行していたスタッフの情報を元にリポートをし、結果それが誤報だったことがありました。自分が言葉を発する以上、自分で全ての言葉の責任を持たなければいけないですし、伝聞形式ではなく自分の目できちんと確かめなければならないと強く思いました。あってはならない失敗ですが、そこから学んだことも大きかったです。

安宅晃樹アナ、宇宙飛行士の夢に葛藤

安宅晃樹アナ(C)モデルプレス
― 安宅アナが考える今後の目標や夢をお伺いしたいです。

安宅アナ:今、子供が3歳になり会話ができるようになって、より強く思うようになったのは「いつまで経っても子供から見てかっこいい父でありたい」ということで、それが直近の1番の目標です。見た目の話ではなく、中身や仕事ぶりという意味で、その場に停滞せず何かにトライして、それがダメであったとしても常に進歩し続けている姿勢を見せることが大切だと考えています。

また、将来宇宙飛行士になりたいという夢もあります。今年新しい宇宙飛行士が2人決まりましたが、光栄なことに最終の10人に残してもらいました。会社と周りの理解や応援があって挑戦できたので有り難かったですね。今後は5年おきぐらいに募集していくと発表されているので、落選してしまったことは悲しいですが宇宙に行きたいという気持ちは今でも強いです。

安宅晃樹アナ(C)モデルプレス
― それでは、5年後に募集があった際にはチャレンジされる予定ですか?

安宅アナ:実は、応募するかは正直分からなくて。僕が本当に挑戦したいと思ったら周りは応援してくれると信じていますが、それ以上に、もし宇宙に行った時に家族がどう思うのかというところで、今回の選抜では、自分の中では最後の最後まで折り合いがつかなかったんです。家族との物理的な時間も減りますし、自分がいなくなってしまう可能性がなきにしもあらずですよね。まだ答えは出せていませんが、いつの日か宇宙に行きたいという夢は今もあります。

安宅晃樹アナの夢を叶える秘訣

安宅晃樹アナ(C)モデルプレス
― ご家族のことを考えると葛藤があったのですね。たくさんご自身の夢についてお話ししていただきましたが、最後にそういった夢を叶えるために必要なこと、安宅アナが考える「夢を叶える秘訣」を教えてください。

安宅アナ:夢を叶えるためには、自分の努力だけではどうにもならない運や外的要因もかなり大きいので、夢が叶う、叶わないは正直どうでもいいと思っています。ただそれ以上に、中途半端な気持ちではなく全力で挑戦したこと、全力で挑戦してダメだったその失敗には必ず意味があると思っています。それがダイレクトに夢につながらなくても、結果的に回り回って夢に近づくためのピースにはなっているとは思うので、目先の1個が叶わなかったとしても、心折れずに全力で常に挑戦し続けることが、遠回りに見えるかもしれないですが1番近道な気がします。

― 貴重なお話をありがとうございました!

(modelpress編集部)

安宅晃樹アナプロフィール

安宅晃樹アナ(C)モデルプレス
生年月日:1992年12月25日
出身地:山口県
出身校:東京大学大学院 工学系研究科
入社年:2017年
担当番組:FNN Live News days、日曜報道 THE PRIME
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