ジャニーズ事務所、被害補償・再発防止策を発表 今後1年間「芸能プロダクションとしての報酬は頂きません」
2023.09.13 17:34
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故・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所は9月13日、公式サイトを通じ同問題に関する被害補償及び再発防止策について発表した。
ジャニーズ事務所、被害補償&再発防止策を発表
公式サイトでは「弊社は、本年9月7日の記者会見でもご説明しましたとおり、故ジャニー喜多川により、長期間に亘る性加害があったと認識しており、被害者の皆様に心よりお詫びを申し上げます」と改めて謝罪した上で「この度の性加害問題に関しまして、以下のとおり、被害補償及び再発防止策を講じて参ります」と方針を発表した。最初に被害救済について、「再発防止特別チームからの提言に従い、被害者救済委員会を設置するとともに補償受付窓口を開設いたします」とし「この被害者救済委員会の判断に従い被害者に対する金銭補償を行います。また、弊社は被害者の方々との対話を進める所存です」と説明。次に、金銭補償については、同事務所にタレントまたは研修生(「ジャニーズJr.」等)として所属していたことがある人、または現に所属している人で、ジャニー氏による性加害の被害を受けた人を対象として受付を開設すると発表した。
そして、再発防止策については「弊社は、新社長東山紀之の下、再発防止特別チームから提言された再発防止策を以下のとおり速やか且つ確実に実施して参る所存です」と今後の方針を明かした。
なお、9月中には人権に関するポリシーの制定などさらに具体的な再発防止策を公表する予定だとコメント。そして、「皆様にご迷惑をお掛けしている事柄につきましては加害者である故ジャニー喜多川と弊社の体制に原因がございます。弊社は失った信頼を回復できるように全力を注ぐととともに、今後1年間、広告出演並びに番組出演等で頂く出演料は全てタレント本人に支払い、芸能プロダクションとしての報酬は頂きません」と発表した。
最後には「被害者の皆様へのお詫びと被害救済、そして皆様からの信頼回復のためには、長い道のりが必要であることは肝に銘じております。タレントや私ども役職員がみな一丸となって弊社の再出発に取り組んで参りますので、今後ともこれまで以上に様々なご意見ご指摘を賜りますよう心よりお願い申し上げます」と結んでいる。
ジャニーズ性加害問題
ジャニーズ事務所は5月14日、元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモト氏がジャニー氏からの性加害を訴えていたことを受け、「当社創業者である故ジャニー喜多川による性加害問題につき、大きな失望とご不安を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。ジュリー氏による動画と文書を公開した。そして26日には、書面にて「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役」の3つの対策を発表。6月12日には事務所が新たに設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が会見を行い、その後8月29日に特別チームが調査報告書を公表。ジャニー氏のジャニーズJr.に対する性加害問題が事実だと認められたことを明らかにし、再発防止策として代表取締役社長である藤島ジュリーK.社長の辞任を提言していた。
その後、9月7日の会見で、ジャニーズ事務所は初めてジャニー氏の性加害があったことを認め謝罪。藤島ジュリー景子現社長の引責辞任、東山紀之の新社長就任を発表した。
なお、ジャニーズ事務所の性加害問題を受け、広告起用の継続については各社で対応が分かれている。(modelpress編集部)
情報:Johnny & Associates
https://www.johnny-associates.co.jp/news/info-714/
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