元櫻坂46菅井友香、グループ卒業後初舞台で主演 広末涼子・桐谷美玲に続く“歴史的ヒロイン”に<新・幕末純情伝>
2022.11.26 06:00
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元櫻坂46の菅井友香が、2023年1月から2月にかけて上演される舞台「つかこうへい復活祭2023『新・幕末純情伝』」で主演を務めることがわかった。菅井はグループ卒業後初舞台となる。
「新・幕末純情伝」上演
「演劇界の風雲児」と言われつつ、戦後の演劇界に一時代を築いた、偉大な劇作家・つかこうへい氏。しかしながら、2010年7月10日、62歳という若さで惜しまれつつこの世を去った。彼の遺した名作は数知れず、彼の手によって開花していった俳優が多いことも周知である。2022年の夏、12年間続いていた追悼公演も十三回忌を終え、ひとつの節目を迎えた。しかし、演劇界におけるつか氏の輝きは未だ衰えることは無い。2023年新春、本拠地、新宿・紀伊國屋ホールにて、つか氏の復活祭『新・幕末純情伝』を上演することが決定。
『幕末純情伝』は、幕末の京都を舞台に、新撰組の沖田総司が実は女だったという、つか氏のユニークな着想のもと、1989年8月PARCO劇場にて幕を上げた。それ以降『熱海殺人事件』『飛龍伝』と並ぶつか氏の代表的な作品として愛され、これまで幾度となく上演され続けている。
この『新・幕末純情伝』には女性は一人だけしか登場しない。つか氏独特の論法「女、恋に狂わば時代を覆す」というテーマが壮大な物語を突き動かしてゆく。歴代の沖田総司には、牧瀬里穂、広末涼子、石原さとみ、鈴木杏、桐谷美玲、松井玲奈など、そうそうたる女優が並び、伝説とも言える歴史を作ってきた。
菅井友香、広末涼子・桐谷美玲に続く“歴史的ヒロイン”に
そして今回、紅一点、沖田の11代目を務めるのは、欅坂46、櫻坂46のキャプテンを歴任し、今年11月9日東京ドームでの櫻坂46ツアーファイナル公演にて卒業したばかりの菅井。グループ卒業後、第1弾の晴れ舞台となる。菅井は3年前、『飛龍伝2020』のヒロイン神林美智子役を熱演。振り切った演技で高い評価を得た。つか氏作品の2大ヒロインと言われる沖田と神林を両方を演じたことがあるのは、長い歴史の中で広末と桐谷の2人だけである。菅井は3人目の歴史的ヒロインとなる。
今回、菅井を支えるべくフレッシュな共演者が顔を揃えた。NHK朝ドラ『エール』で鮮烈な印象を残し、『新・信長公記』では今川義元役を演じた松大航也、つか氏の十三回忌特別公演『初級革命講座飛龍伝』で主演を務めた高橋龍輝、モデルとして世界で活躍し、今回初の舞台に挑戦する晃平、『仮面ライダーリバイス』オルテカ役で注目を集めた関隼汰、2022年度関西演劇祭でベストアクター賞を受賞した北野秀気など、多彩な分野から紀伊國屋ホールに集結し、幕末メンバーを一新する。
そして、北区つかこうへい劇団の重鎮、吉田智則が歴史をつなぐ。演出には、日本エンターテイメント演劇の巨匠、岡村俊一が、9代目の松井以来7年ぶりに指揮をとる。当時「もう松井以外では上演したくない」と発言していた岡村が「菅井友香なら演じられる!」と闘志を燃やしている。
「つかこうへい復活祭2023『新・幕末純情伝』」は、2023年1月28日~2月12日に東京・紀伊國屋ホール、2月17日~19日に神戸・AiiA 2.5 Theater Kobeにて上演。(modelpress編集部)
ものがたり
徳川260年の泰平の世が、今まさに崩壊せんとしている文久3年。武士になりたい一身で、京都への道を急ぐ一群の男達がいる。近藤勇率いる、新撰組。その隊士の中に「女」がいた。沖田総司。小さい頃から男として育てられ、ただひたすら剣の修行を強いられてきた孤独な女――。風雲急を告げる、時は幕末。勤皇、佐幕が入り乱れる動乱の京の街で、総司は愛する土方歳三のため、一人、また一人と勤皇の志士たちを斬り続ける。そして、そんな総司の前に、一人の男が立ちふさがった。その男こそ、日本に新しい時代をもたらす男。土佐の龍、坂本龍馬――。
裏切りと憎悪渦巻く暗黒の時代、総司と土方、そして竜馬の胸を焦がす、熱い恋の行方とは?そして、勝海舟、桂小五郎…幕末の若き志士たちが夢見た、新しい時代の夜明けとは?
国とは、女のことぜよ。日本とは、おまんの美しさのことぜよ。明日とは、男と女が見つめ合う、熱い眼差しのことぜよ。国とは、男と女が愛おしく思い合う意思のことぜよ。その強い意思があるかぎり、国は滅びん!
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