(後列左から)大高みなみ、福永彩乃、若山天音、西田圭李、羽野真央(中列左から)和泉詩、大山蒼生、羽野瑠華、美南早希、北野夏々(前列左から)入江美沙希、織田ひまり(提供写真)

織田ひまり・入江美沙希・大山蒼生ら、舞台へ意気込み ゲネプロ舞台写真公開<その日、そのステージの上で>

2022.09.03 11:55

女優の織田ひまり入江美沙希大山蒼生らが出演し、3日~4日に渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールにて上演する舞台「その日、そのステージの上で」の初日公演前に行われたゲネプロの舞台写真が公開。さらに、出演者が本公演への意気込みを語った。

  

織田ひまり・入江美沙希・大山蒼生出演「その日、そのステージの上で」

(後列左から)福永彩乃、西田圭李、大高みなみ、羽野真央、北野夏々、若山天音(前列左から)美南早希、和泉詩、織田ひまり、入江美沙希、大山蒼生、羽野瑠華(提供写真)
過去最大規模となる本公演は、オーディションによって選ばれた中学2年生~22歳までの12名が出演。メインキャストには、「第9回日本制服アワード」グランプリで今冬には初作品にして初主演の映画が公開予定の織田、雑誌「Seventeen」専属モデルで「めざましテレビ」イマドキガールとしても活動中の入江、舞台『劇団アカズノマ Enigma 不可逆な友情』に出演しCMなどでも活躍中の大山の3名。この3名はガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」のメンバーとしても活動している。

母親(和泉詩)を早くに亡くした奈緒(織田)。逃げてばかりいた人生を自らの手で終わらせようとしていた時、劇団死期の演出家・日高(入江)が現れる。日高と一緒に自分の人生を振り返ることになった奈緒の前には3つの分岐点が現れる。分岐点にはかつての親友サツキ(大山)の姿も。全ての分岐点を振り返った時、奈緒はどう思うのか。

織田ひまり・入江美沙希・大山蒼生ら、舞台の見どころ語る

(左から)入江美沙希、織田ひまり、大山蒼生(提供写真)
初日の心境と見どころについて、和泉は「初めて現場に入ってみてドキドキワクワクした。女優を目指している10代、20代の私たちが夏休みに演技にたくさん向き合い、芝居を勉強し、演技について考えた。私たちの思いや熱が伝われば嬉しい」と話し、織田は「重要な役を演じているので緊張している。本番も大丈夫かなという不安もあるが、気合を入れて頑張ろうという気持ち。奈緒の心情の変化に注目してほしい」と語っている。

入江は「みんなで頑張ってきたのが昨日のようで、もう本番かという寂しさはあるが、今の私にできることを考えたい。日高は演出家だがこだわった派手な演出があるのでその演出を堪能してほしい。また、長ゼリフに挑戦しているので頑張りたい」とコメント。

大山は「私も明日本番という実感があまり沸いていないが、今まで1か月間12人で頑張ってきたのでその成果を出せるように頑張りたい。演技の他にも歌とダンスのシーンがいくつかあるのでそこに注目してほしい」と明かした。

和泉詩、共演者とのエピソード告白

(左から)大山蒼生、織田ひまり、入江美沙希(提供写)
また、稽古の雰囲気や出演者との面白かったエピソードについて、和泉は、「稽古の雰囲気は舞台ごとのメンバーによって変わるが、今回も一致団結していて楽しみながら助け合いながら稽古しているなという感覚。メリハリもありつつ、お互い高め合いながら稽古を頑張っている」とコメント。

入江は「楽しくて充実していたが、私は年下の方なのですごくかわいがってもらえた。大高みなみちゃんが前回のDo It Over の舞台に出演していて、その役柄が今の日高に似ていると教えてもらって、動きなどのアドバイスをもらった。皆さん優しかった」と話し、大山は「印象に残っているのは稽古前のアップでソーラン節をやっていたこと。楽しいこともやりつつ、真剣な時はスイッチを切り替えて稽古に励んでいるみんなの姿が印象に残った」と話した。

入江美沙希、夏の思い出語る

(左から)織田ひまり、若山天音、入江美沙希、羽野瑠華(提供写真)
過去最大規模の舞台になることについて聞かれ、座長の和泉は、「初めてステージに立って改めて大きいなと思った。今までDo It Overを支えてくれた先輩方、スタッフのみなさん、応援してくれるファンの皆さんに感謝しないといけないし、全力で舞台をお届けしたいと改めて思った」と語り、「今回は一人一人の心情を読み解きたくなるような作品になっている。一人一人の心に寄り添ってみていただけたら、いろんな風に物語を受け取っていただけるのではないかと思うので楽しみにしていただきたい」とコメントした。

取材陣から今年の夏の思い出について質問が挙がると、入江は「蒼生とひまりもメンバーのBREAK TIME GIRLSのイベントで大阪に帰った時に今年初の浴衣を着られた」と話す。グループのメンバーからは稽古の前日に「がんばってね」と直接声をかけてもらい、稽古初日にもLINEで「『稽古今日から大変だと思うけど頑張って』というメッセージを貰った」と語った。

主演映画の公開で女優の活動をして成長した部分はあるかという質問に織田は「出演する映画は初映画だが役作りの仕方などを学べた。今回の舞台でもその時の経験を思い出しながらした台本を読んだ。前回のDo It Overの舞台よりも成長した姿を見せられるように頑張る」と話した。

織田ひまり、舞台へ意気込み

稽古で流行っていたこと・やっていたことについて、大山は「ソーラン節を踊っていた。日に日にやっていくメンバーが増えていった」と明かしている。

和泉は「甲子園を見ていた。出身の栃木は負けてしまったが同世代の高校生がかっこよくて、元気と勇気をもらった」と明かし、大山は「夜にホットはちみつレモンを作って、喉にも良いので飲んでいた」と話した。織田は「ASMRでおいしそうなケーキやドーナツを食べる音を聞いていた」とコメント。

入江は「お料理を作ることにはまっていた。昨日も白菜のミルフィーユにもやしとキノコを入れてアレンジしながら作った。朝も野菜炒めを作った」と話した。

そして最後に織田が「このご時世で公演を迎えられるのは当たり前ではないと実感している。今までの出演者や稽古を見てくれた演出家さん、一緒に頑張ってきたメンバーのみんな、舞台を見てくれるみなさんに感謝の気持ちを込めて素敵な舞台をお届けして楽しんでいただきたいと思っている。全身全霊で頑張りたい」と意気込みを語った。(modelpress編集部)

あらすじ

ビルの屋上で佇む一人の女性・奈緒(織田ひまり)。「もう…いいや…」彼女は、自らの手で人生を終わらせようとした。だが、その時、目の前に謎の人物が現れる。それは、劇団死期の演出家・日高佐千子(入江美沙希)だった。

母親を早くに亡くし、ずっと祖母に育てられた奈緒。いつも逃げてばかりの人生を送っていた…そんな彼女には、人生の方向性を変えた3つの分岐点(ステージ)があった。死ぬ直前に、人生を変えた3つの分岐点を本人に見せるのが日高の仕事だった。「今から、あなたの物語を上演します」自分の人生を振り返ることになった奈緒。そのステージの上に現れたのは…高校時代の友人・アケミ(福永彩乃)。幼稚園からの幼馴染で唯一の親友だったサツキ(大山蒼生)。そして、死んだ母親(和泉詩)。

はたして奈緒の人生の分岐点となった3つの物語とは!?遠い遠い時間の向こうで、亡くなったママ。もし、ママがいるそのステージに立ったとき私はママにどんな声でどんな話をするんだろう…
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