(左から時計回り)三宅健、藤木直人、大鶴佐助(提供写真)

三宅健、舞台芸術「奏劇」第二章決定 藤木直人ら共演者も発表<Trio~君の音が聴こえる>

2022.08.26 04:00

2021年11月1日にV6の活動を終え、個人で活動している三宅健が、12月15日~24日に東京・よみうり大手町ホールにて上演される舞台芸術「奏劇」第二章「Trio~君の音が聴こえる」に出演することが決定。併せて、俳優の藤木直人ら共演者も発表された。

  

三宅健「Trio~君の音が聴こえる」

数々の映画音楽を手がけてきた岩代太郎が、演劇と音楽による新たな舞台芸術を目指し、2018年に初上演した「奏劇」シリーズ。奏劇第二作目は、「人には誰にも音があり、私は相手の印象をハーモニーで感じ取ろうとすることがある」と語った岩代太郎の言葉を元に創作された。孤児院で互いに寄り添いながら育った三人、サムとトムとキムを中心とする物語。三人はまるで兄弟のように、3つの音で鳴り響く和音のように育った。心に傷を負いつつやがて大人となった三人は再会する。

原案の岩代と同じく、人の心の模様を「音」で感じとる才能を持ち、ピアノを通して人の心を描写することができるナイーブで繊細なサム役に三宅。心理カウンセラーとなり、サムと共に人の心を癒す手伝いをするトム役を藤木。さらに、この二人を兄のように慕っていたものの、やがて孤立し、また突如として二人の前に舞い戻ったキム役を、今や成長著しい大鶴佐助が演じる。三者三様の個性がそれぞれの音を放つとき、舞台ではどんなハーモニーが聞こえてくるのか。そのほか、黒田アーサー、サヘル・ローズも出演する。

岩代太郎、三浦一馬&西谷牧人と競演

(左から)岩代太郎、三浦一馬、西谷牧人(提供写真)
奏劇は物語と音楽が切り離すことのできない舞台。今回の「言葉」をライブで演奏するのは、第33回国際ピアソラ・コンクールで日本人初、史上最年少で準優勝を果たし、バンドネオンの新風となっている人気の三浦一馬。さらにバッハからジャズ、タンゴ、ポップス、自作自演までジャンルを超えた演奏活動を展開するチェリストの西谷牧人。そして岩代が自ら作曲した楽曲を、彼らとともにピアノで競演する。

「奏劇」とは

映画「キネマの神様」、「Fukushima50」、「MOTHER マザー」、「レッド・クリフ」といった数々の映画音楽を手がけ、日本を代表する作曲家のひとりでもある岩代太郎が、これまでの活動と一線を画し、新たなフィールドでクリエーションを行いたい、という想いのもとに発案したプロジェクトが「奏劇」だ。

言葉では伝えきれないことを、ミュージカルやオペラのように歌であらわすのではなく、あくまで物語をベースに、言葉と音楽で全体を構成してゆく。ストラヴィンスキーとラミューズが「兵士の物語」を作ったように、あるいはRシュトラウスがテニスンの長編詩で「イノック・アーデン」を作ったように、「演劇」と「演奏」でひとつの空間に「言葉」を創り出したい。音楽が雄弁に言葉を語り、台詞がその音となり、岩代が描く音楽と共に、一つの物語の世界を観客に届ける、そんな新たな舞台芸術のカタチを「奏劇」と名づけた。(modelpress編集部)

原案/作曲:岩代太郎(ピアノ)コメント

常日頃から数多くの映画作品において、「演じるように奏でる音楽」を綴りたいと願うようになった私は、「奏でるような演技」に魅了されることも多々ございます。

そんな私だからこそ、でしょうか。この両者をコンセプトとした新しい舞台芸術にも探求心を抱くようになりました。そんな志を「奏劇」と名付けたのです。「演じるように奏で、奏でるように演じる」そんな新しい舞台芸術が息吹く喜びを、多くの皆様と共に分かち合い、21世紀ならではのレボリューションへと昇華させたいのです。「何故、そこに音楽が必要なのか」作曲家が生涯をかけて問いかける果ての先に、どうかご期待下さい。

サム役:三宅健コメント

プロットを読んだ段階で、とても刺激的な戯曲になると感じていました。音楽家の方々は楽器を奏でる、役者陣は声を楽器として台詞と物語を奏でる。同じ舞台上に、音楽家と役者が立つことである種、表裏一体となり、演奏者と役者で1人の人間を演じる。新しい形の表現に出会えることをとても光栄に思います。

僕自身も一体全体どう言う作品になるのか全く見当がつかないので、今からワクワクと心を躍らせています。観に来てくださる皆様には、得体の知れないこの作品の目撃者となっていただければ幸いです。

キム役:大鶴佐助コメント

最近はいろんな先輩方と共演させていただく機会が多く、カンパニーのメンバーと一つの作品を作ることに対して、自分でも柔軟性が出てきたかな?と現場が終わるたびに感じています。

今回共演させていただく三宅健さん、藤木直人さんは、お二人とも年齢もキャリアも大先輩です。役柄的には幼馴染という心の部分では近しいところで芝居をしなければならない、純粋ゆえの狂気をお二人がどう演じられるのか、そこに入って自分がどんな芝居をするのか、どう噛み合っていくのかが楽しみです。

プロットを読んだ感じでは、生演奏に助けられるというか多重構造的な作品なので、リーディングとはいってもお芝居ではあるし、どこにたどり着くのか自分としてもとてもワクワクしています。

黒田アーサーコメント

この度、音楽と言葉を結ぶ新たな舞台「奏劇」に素晴らしい演者の皆さまとご一緒できる事が何よりも楽しみです。

そして台本を読んでみても、奥深くて、どのような作品なるのか楽しみで仕方がありません。新たなチャレンジをさせて頂く事にワクワクしておりますし、期待を裏切らない作品ですので、観に来て下さる皆さまには楽しんで頂きたいです!

サヘル・ローズコメント

コトバを紡ぎ、コトバと繋がる。生まれ変わるなら、『コトバ』になる。これは、私の夢。生まれたてのコトバと生まれたての音楽が交わる。素晴らしい皆様と共に全身全霊で挑みます。

また、私は日本語が母語ではないですが、国籍の壁を越えていく事にも挑戦をしたいです。私のコトバが月夜に浮かび上がりますように。

トム役:藤木直人コメント

原案・作曲の岩代太郎さんとは相当前ですが、ドラマでご一緒させていただいたことがあります。奏劇は、非常に贅沢な試みですよね。生でミュージシャンの方がライブで演奏してくれるので、普通の朗読劇ではないというか、なにか化学反応が起きるんじゃないかと思います。また、岩代さんも出演されるとのことなので、まさか共演できるとは!と楽しみです。

作品に素晴らしい音楽をつけて下さって、より一層作品を高みに導いてくださる心強さはありますけど、同じステージに立つというのは想像つかないので、ステージ上の岩代さんも楽しみです。非常に複雑だし、難解だけど、きちんと観に来て下さる方々に分かりやすく届けなければいけないな、と感じています。せっかくクリスマスシーズンにできるということなので、みんなが楽しみに来てほしいし、来て下さる方の期待を裏切らない素敵な時間を提供したいと思います。

三浦一馬(バンドネオン)コメント

音楽や演劇をはじめ、アートというジャンルは、常々その「枠組み」というものを意識しすぎるが故か、ひとつひとつが分断して扱われることも多い。物事が細分化してこそ洗練されていくという側面もあるのだろうが、本来はもっと多様性があるものではないだろうか?この総合芸術としての舞台「奏劇」で、どのような世界が拓けていくか…どうぞご期待ください。

西谷牧人(チェロ)コメント

この度、奏劇「Trio」に「音楽のTrioの1人」として参加させて頂くことになり、ワクワクが止まらない。青春時代に夢中で観ていたドラマや映画の音楽を作られたのが岩代太郎さんで、その音楽を自分でピアノで弾いてみては世界観に浸っていた事がある。今回、岩代さん、三浦一馬さん、そして素晴らしい出演者の皆さんとの共演の舞台、チェロを続けてきて良かったと喜びを噛み締めている。

ストーリー

サム(三宅健)は幼い頃から周囲とはどこか違っており、自分の気持ちを言葉で表すよりもピアノを弾いて音楽で語りかけた。そして人の悲しみ、喜びや痛みを「音」で感じ取り、彼はピアノを通して音で表現するのだった。ピアノを通して人の心を描写することができるサム。サムは孤児院で育った。同じ孤児院で育った仲間にトムとキムがいる。3人は兄弟のように慈しみ合う、そんな関係であった。

トム(藤木直人)は心理カウンセラーとなった。そしてサムはトムの行うカウンセリングのサポートをしている。トムの元に訪れる人々はトムのカウンセリングと共に、サムが感じ取る患者たちの心の音色によって心を開き、癒されてゆくのだった。

トムの診療所には様々な人が訪れる。若い頃、娘を産み捨てた大金持ちの企業家(サヘル・ローズ)や、愛を見失い、歌えなくなった歌手(黒田アーサー)。そんな患者たちはトムのカウンセリングとサムの奏でるピアノの音色で心を開き、癒されていくのであった。

そんなある日、ニュースが飛び込んでくる。自殺者が急増していると。自ら命を絶つ人々がたえないというこのニュースは少なからず、カウンセラーを生業としているトムにとっては気になるニュースであった。そんなニュースには自分がカウンセリングを行なった患者の名前もあった。

どんどん増える自殺者たち。そんなニュースに心を痛めていたある日、突然二人の前に数年ぶりにキム(大鶴佐助)が戻ってきたのだった…。幼少期を懐かしむ三人だったが、キムが戻ってきた本当の目的は一体…。
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