有村架純「ひよっこ」朝ドラ初主演振り返る「余裕が持てなくて」当時の不安吐露

有村架純「ひよっこ」出演当時の不安を明かす

有村は「背中を押された曲」として、Mr.Childrenの『innocent world』を紹介。「自分の青春時代を彩ってくれたというか、私の中では、Mr.Childrenさんが一番馴染む、体に馴染むというか」とし「2017年の8月5日に25周年の（記念）ライブがあったんですね、そこに行かせていただいたんです」と、Mr.Childrenのライブに行ったと告白。

「当時『ひよっこ』という朝ドラを撮影している途中で、クランクアップする1ヶ月前くらいなんですよ、ちょうど行ったのが」とそれが『ひよっこ』撮影期間中だったことを振り返り「主演という立場で、約11ヶ月間無我夢中で取り組んでいたんですけど、初めての（朝ドラ主演の）挑戦でまだ未熟な時期に、どういう風にして先輩方だったりみんなを引っ張っていけばいいかっていうところがあったんですけど」と、当時の不安を吐露。

「本当に忙しくなり始めてからは余裕が持てなくて、そのペースについていくのが精一杯で」と、はじめて掴んだ朝ドラヒロインという大役に、苦しみながら走り続けていたと明かした。

有村架純、ミスチルから受け取ったメッセージ

有村は、ライブ会場で『innocent world』が流れた際には「自分自身と照らし合わせてその場にいたんですけど」と当時の心境と歌詞を重ねたといい、「もう目に涙が溜まっていたと思うんです」と、同楽曲のあるフレーズに感極まったと告白。

「窓に反射（うつ）る　哀れな自分（おとこ）が　愛しくもある」の部分が自分自身だと語った有村は「まさにこの気持ちだった？」と尋ねられると「そうです、ちょっと恥ずかしいけど」とはにかみながら笑顔を見せた。

さらに有村は、「どうしても『ひよっこ』で過ごした11ヶ月が走馬灯のように蘇ってきて、『あぁ…もう終わるんだな』っていうのと『終わってからどうなっていくのかな』っていうことだったりとか」と曲を聴きながら複雑な心境になったというが、「Ah僕は僕のままで　譲れぬ夢を抱えて　どこまでも歩き続けて行くよ　いいだろう？　mr. myself」というフレーズから「無理に答えを見つけ出さなくていいんだよ」というメッセージを受け取ったと告白。
　
「とにかく今、目の前にやっと見えた景色があって、せっかくある見えた景色を進まないわけにいかないよね、っていうすごくポジティブな歌詞だと思います」と、この曲が女優としての成長を大きく後押ししてくれたと語った。（modelpress編集部）

情報：TBS