超特急、グループ飛躍のきっかけとなった人とは?メンバー脱退にも言及「キツかったです」
2022.06.10 23:30
views
5人組ダンス&ボーカルグループの超特急が、10日放送の俳優の田中圭と千葉雄大がMCを務める日本テレビ系音楽番組『MUSIC BLOOD』(よる11時~)に出演。グループ飛躍のきっかけとなった人を明かした。
超特急「MUSIC BLOOD」出演
同番組は、毎週1組のアーティストを迎え、彼らの中に今も血液として脈々と流れる思い入れのある音楽や、背中を追い続けるアーティストにまつわるトークを交えつつ、ライブ映像で紐解く新感覚の音楽番組。今回のゲストの超特急は、カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシの5名からなる、今年デビュー10周年を迎える男性アイドルグループ。トークではデビュー当時の秘話やコミカルアイドルとしての葛藤、さらにはデビュー10周年を迎えて新メンバー募集という大きな決断に至った経緯まで、幅広く語った。そしてライブでは敬愛するアーティストであるgloveの楽曲であり、グループとしてもカバーをしている『Love again』と、新曲『クレッシェンド』を披露。ここではオンエアに入りきらなかったシーンも含めて、収録の裏側の一部をリポートする。
超特急は、この「MUSIC BLOOD」のオンエアの日である10年前の6月10日がデビュー当日。偶然とは知りつつもやや興奮気味に語る田中に、「めちゃくちゃアニバーサリーじゃないですか!」と千葉も劣らず同じ温度で応える。そしてゲストについて、最近恒例になりつつあるジェスチャーヒントを田中から振られる千葉。チャレンジしてみるものの、ちょいスベりの空気に。今回はそのままスタートする。
再度、この日がデビュー10周年の日であることに触れた田中。メンバーのユーキは「いやいや、まだまだデビュー1年目の新人の気分です!」と謙虚に語ると、リョウガも「全員が前のめりですからね(笑)!」と、若手芸人ばりの貪欲さをアピール。その気持ちを表現すべく、ここぞとばかりにメンバー全員で“変顔五面相”を披露。照れることなく、しっかりとやり切るメンバーに対し、MC二人も爆笑する。
そしてドラマでの共演を機に、千葉と仲良くなったというタクヤ。「コロナ禍で全く会えませんでしたが、それまではご飯に連れて行ってもらったりしていました」と、千葉の先輩としての横顔が見えたのも束の間、「僕は服をもらったりしていました」となぜか後輩キャラを吐露する千葉。続けて「雄大からもらった心に残るアドバイスとかはない?」と田中から聞かれるも、食い気味で「ないです」とタクヤ。これには千葉も「ちょっと!何か絞り出しなさいよ(笑)!」とツッコミを入れた。
超特急、デビュー当時を振り返る
話題はデビュー当時について。「路上イベントを開催しても、最初は全然人が集まりませんでした。10人来ればいい方」とユーキが語れば、カイも「CDが23枚しか売れない日がありました。それも一人で複数枚買ってくれた人がいたので、人数的にはもっと少ない」と、当時いかに不人気だったかを振り返る。続いてアイドルでありながらコミカルなライブを行うようになった理由について、リョウガが「ライブをすることに必死で、正直アイドルとして何が正しいのかわかっていませんでした。当時は自分たちがコミカルなことをしているという自覚もありませんでしたから」と言えば、タカシが「そもそも『超特急』という名前からしてダサかった」と自虐コメント。
さらにタクヤも「自分の中でコミカルなライブに戸惑いはないと思っていたのですが、BIGBANGさんに憧れを抱いてこの世界に入ったのに、何で今白目を剥いているんだろうってある時気づきまして(笑)。ただ、入った当初はとにかく与えられたことだけをやるしかなかったです」と明かした。
超特急、グループ飛躍のきっかけとなった人とは?
そんな中、グループ飛躍のきっかけになったのが日本を代表する音楽プロデューサー、小室哲哉との出会い。「小室さんから僕らに楽曲を提供していただけると聞いた時は、何かの間違いだと思いました。本当だとわかっても、正直どうしてそうなったのか謎でしかなかったです」とリョウガが語ると、ユーキが「とにかくオーラがすごかった」と実際に会った時のことを振り返る。小室と出会えたことで「グループとして“コミカル”が一人歩きしていた時期だったので、楽曲をカバーさせていただいたことにより、グループとしてのカッコいい部分を見せることができてすごくありがたかった」とタカシも述懐。そして小室から言われて印象に残っていることとして「『アイドルとしての誇りを持って。アイドルってすごいんだから』って。当時は“非アイドル”をアピールしていたけど、この言葉をいただいたことで、周囲にどう思われようがアイドルとしてやっていこうと決意できました」とカイが明かした。
超特急、メンバー脱退に言及
話題は2018年にツインボーカルの一人の脱退が決定し、ヴォーカルがタカシ一人になったことに。この時は気持ちが落ちていたとタカシが振り返る。「気分的にキツかったです。今までの楽曲を撮り直したりダンスを始めたりするなど、あまりにも短期間にたくさんの微調整をしなければならなくなって、仕事帰りに倒れて、気づいたら公園のベンチで寝ていたこともありました。それほど自分にとっては大変な時でした」。そしてトークの核は新メンバー募集について。リョウガは「色んな意見はありましたが、これからの超特急を考えた時に最善策なのかなと思いました。8号車と呼ばれるファンの皆さんの思いもあるので、良いものにしたいと思っています」とコメント。
またユーキはヴォーカルの一人が脱退してから新メンバーの加入について考えていたといい「タカシへの負担が大きすぎ、彼が苦労している姿を見たくなかったので、新メンバーを入れるしかないと思っていました。僕自身もライブを演出する立場として、100%で8号車の皆さんに“超特急のライブ”を届けることができないのが歯痒かった。とにかく今後、進化した僕たちをお見せしたいです」と語り、これを聞いた千葉は「新しいことをしようとすると色んな意見が生まれるけど、気にしないで頑張ってほしい」とエールを送った。
超特急、ターニングポイントとなった楽曲披露
そんな彼らが披露するBLOOD SONGがgloveの『Love again』と、新曲『クレッシェンド』。「『Love again』は、グループにとってターニングポイントとなった大事な楽曲なので、全力で歌って踊らせていただきます。地上波初お披露目となるので楽しみにしていてください!『クレッシェンド』には、これから新メンバーを募集して進化し、グループとして大きくなっていこうという思いが込められていますので、こちらもよろしくお願いします!」と明かしたリョウガ。最後は、千葉の曲振りタイム。超特急から「乗車、担当カラー、名前、変顔を入れつつお願いします」という難しいリクエスト。千葉は披露したものの、リクエスト項目が多かったこともあり、あまりうまく決まらず。これには田中から「ぐだぐだだったなあ(笑)」と言われるも、「だってやることが多いんだもん(笑)!」と千葉が逆ギレ(!?)した。
メンバー全員が元気にあいさつをしながらステージへ足を踏み入れると、豪華なセットを目の当たりにし、子どものように「すごーい!」と、声をあげる。和やかなムードの中、振り付けやフォーメーションを入念にチェックすると、新曲『クレッシェンド』を披露。グループの未来や8号車への感謝の気持ちをポジティブに表現した歌詞と、『クレッシェンド』という言葉をモチーフにした振り付けが、聴くものの心に刺さる。
また小室によってプロデュースされた『Love again』では、本家顔負けのスピーディーで激しいダンスを披露。5人がステージを縦横無尽に駆け回るキレキレダンスを見せる。
またUNCUTの撮影前「これだけたくさんのカメラがあって、しかも至近距離で撮られるのはかなり緊張する!」とリョウガ。本番ではライブさながらの、熱のこもった大人っぽいパフォーマンスを見せた。収録後には「いつもより目線多めで、サービスショットも満載です」とカイが語れば「初めての体験だったので、あまりのカメラの近さに笑ってしまいました(笑)」とタクヤ。smash.でしか見られないメンバーの“素の表情”も垣間見える貴重な映像をお届けする。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】