広末涼子、結婚・出産時は「賛否もあった」近藤千尋・鈴木亜美らと「ベストマザー賞」受賞
2022.05.06 16:32
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女優の広末涼子をはじめ、タレント・モデルの近藤千尋、アーティストの鈴木亜美らが6日、都内で開催された「第14回 ベストマザー賞 2022」に出席した。
広末涼子、結婚・出産当時の不安とは
同賞は、ママ達の憧れや目標となるベストマザーをママ達に選んでもらうもの。芸能部門で受賞した広末は「18年前、結婚・出産を経験した年には、まさかこんな名前の賞をいただけるなんて、思ってもおりませんでした(笑)。初めてのことで、お仕事からも少し離れなくてはいけなくなる選択をする際に、いろんな方からもいろんな意見をいただき賛否もあったんですけれども、そのときにどうして女性だからって結婚か仕事かを選ばなくてはいけないんだろう?という疑問がありました」と回想。
そして「お仕事の中でも、そういう相談であったり、取材でインタビューで答える際に、男性はお仕事を続けながら結婚をできるのに、どうして女性はできないんだろう?っていう、ジレンマがある中で、自分が初めて経験をして、でも片手間ではできない子育てを精いっぱい頑張っていく中で、自分の大切な女優業というものも並行して頑張れないかという選択をして女優復帰をして、子育てをしながらここまで参りました」と振り返った。
さらに広末は「当時は、女優さんだったり芸能界でも、あまり早く結婚することが多くはなかったので、復帰も難しいかな?とかいろいろな不安もある中で(笑)。でも、ある意味自分が先駆者的に、子育てをしていても女優さんはできるんだっていうことを立証できたら、この業界だけではなくて、保育士さん、あるいは警察官、どういうお仕事でも、女性が子育てをしながら活躍していける場が開けていくんじゃないか、そういう風に思ってまいりました」とコメント。
続けて「その中でも、やっぱり子供がいることで、手が足りなかったり時間が足りなかったり、必死で髪を振り乱して日常生活をしていく中で、疲れちゃったり困ることもなかったわけではありません。でも、私の今があるのは、間違いなく子供たちの存在のおかげだと思っています。やっぱり、子供の存在がどれだけ自分の原動力になって、勇気になって、力になってくれたかっていうことは、きっと世の中のお母さんたちは同じように感じられると思うんです」と語った。
「昨日撮影が終わっておうちに帰った時に、素敵な花束を子供たちからもらいました。少し早い母の日のプレゼントでした」と嬉しそうに報告した広末は「明後日、母の日ですね。子供たちも、そして私たち世代の、もっと大きなお母さんたちにも、ぜひ母への感謝の気持ちを皆さん送ってくれたらいいなと思います。そうしたらママたちはさらに頑張れると思います。お仕事を頑張りながら子育てされているママ達を私も応援していきたいと思います。今日はありがとうございました」と続けていた。
近藤千尋、共働きでの育児の秘訣
文化部門で受賞した近藤は「このような素敵な賞をいただき本当にうれしいです!私は5歳と2歳の娘のママなんですけども、長女が生まれたときは、右も左もわからず育児を始めて。自分が仕事復帰なんてできるのかな?って不安だったんですけど、本当に周りの皆さんに支えられながら、そして家族に支えられながら、今日という日を迎えられました」と喜びのコメント。また「うちは旦那さんがジャングルポケットの太田と申しまして(笑)、芸人なのでなかなか家にいられず。私もタレント業だったりモデル業をさせていただいて、なかなか2人で一緒に時間を合わせて育児っていうのは難しいんですけども、その中でどうやって娘たちに幸せを与えられるかな?と日々考えていて」としたうえで「一緒にいる時間の長さも本当に大切だとは思うんですけど、私たちみたいに共働きの家庭でも、こんなに愛情をもって育てることができるんだぞって、娘に実感してもらえるような子育てができたらいいなと、日々思っております」と発言。
「仕事と育児の両立で、私もすごく悩む時期もあったんです」と明かしつつ「先日5歳の娘がお誕生日だったんですけども、一緒にいる時間ずっと笑顔でいてくれて。一緒にいる時間の長さが大切なんじゃなくて、一緒にいる時間の濃厚さというか、どれだけ愛情を感じるかが大事なんじゃないかな」と持論を展開。
「これからも、娘には寂しい思いとかをさせちゃうときもあると思うんですけど、私たちなりの家族の在り方とか愛情表現の仕方で、たくさんたくさん娘2人に愛情を注げれたらなと思っております」と笑顔を見せた。
また近藤は「SNSの時代で本当によかったなと思うのが、自分のSNSのコメント欄とかで、たくさんいろんなママから、コメントだったり質問だったり悩みだったりをいただくんですけど、そのたびに私も一緒になって考えさせてもらったり。逆に、私が子供のイヤイヤ期とか辛いことがたくさんあった時も、そのSNSに書き込むことによって皆さんからたくさんアドバイスをいただけるんですね。それによって本当に何回も救われましたし、子育てって正解がないんだなって思わせていただけているので、これからもたくさんSNSを通して、私も夫も一緒に楽しく育児ができたらいいなと思っております」と話していた。
鈴木亜美、第3子妊娠中の受賞 周囲への感謝語る
第3子を妊娠中で、音楽部門での受賞となった鈴木は「正直驚いていますが、本当に感謝しています。私にはまだまだもったいないような賞ですが、とても今後の励みになります。私も10代からデビューをしてずっと仕事をやり続けてきたんですが、結婚をした時は周りの友達からも驚かれるほど、あんなに仕事人間だったのにという風にみんな言っていて。私自身も母親になるっていうことが少し不安はありましたけど、命があるということを知った時に、本当に心から嬉しくて、この子を守っていくために、自分はこれから頑張っていきたいなと、そういう気持ちにさせてくれました」と述懐。「今お腹に赤ちゃんがいて、夏には3人目となる赤ちゃんが生まれてきますけども、まだまだ私には未知の未来が待っているのかなと思うと、すごくワクワクしています」と現在の心境を明かし「私は主人がとても子育てに協力的で、何かあったらすぐにサポートしてくれますし、仕事の時もすごく協力的にサポートしてくれています。なので、こういうお仕事も続けながら子育てをして、母親をしてという、そういう生活ができていると思います。日頃から感謝しています」とコメント。
「私のマネージャーも母で、母友でありマネージャーであり。なんでも何か困ったときは相談をして、仕事の時とかプライベートのこともすごくサポートしてくれています。そういう恵まれた環境の中で、私は1人の母として今育っている最中でございます」と周囲の支えに対する感謝の気持ちを語った。
さらに鈴木は「今後もお仕事を続けながら、3人の子供を大切に育てていきたいと思っています。きっといろいろ悩んだり、もちろんそれはあると思いますが、世の中にすごくたくさんの母親がいると思うと、それ自体が私の励みになっていて、自分だけが悩むことではない、みんなが悩みながら母親として成長しているんだと。そういうことを感じられる」と言い「私も楽しんで自分らしく子育てを今後も楽しんでいきたいと思います。まだまだベストではないと自分では思っていますけども(笑)、このような賞をいただけて本当に感謝しております」と喜びの気持ちを語っていた。
近藤千尋&鈴木亜美、家族からの反応明かす
授賞式後の囲み取材に応じた近藤は、受賞が決まった時の家族の反応を聞かれると「娘たちにも一応言ったんですけど、まだわかっていなかったです。旦那に言ったときは『やったじゃん!』って言ってました。一番喜んでくれました」とにっこり。子供と向き合う際に心がけていることを問われると「人に教育できる立場じゃないというか、自分自身もまだまだ成長過程なので、子供と一緒に成長していけたらなっていつも思っているので、子供に対しては平等に。子供扱いをしたりとかはせずに、同じ目線に立っていつも喋っていますね」と明かした。また「5月4日が長女の5歳の誕生日だったので、私の両親と一緒にご飯を食べたりとか、お祝いをしましたね」と報告していた。
家族からの反応を質問された鈴木は「主人には伝えましたね。ベストマザー賞ではありますけれども、子育てに関しては夫婦で取り組んで一緒になって協力していることなので、主人にもあげたい賞だなという風な気持ちで伝えました(笑)」と返答。
子供と接する際に心がけていることに関しては「2人の息子は3歳違いなんですけれど、どうしても下の方ばかり見てしまうようなことがあったりするので。お兄ちゃんの方をしっかりと、いろんなこと、表情を見たり動きを見たり。2人が平等になるように気を付けていますね」とのこと。
「お兄ちゃんだからとか、そういうことは言わずに。常にどっちが悪いのかとかいうよりは、お互いがしっかりと、どうしてそういうことになったのかって。喧嘩の原因とかも。2人をしっかり見て、2人で話し合って最終的に解決できるように。時間がかかりますけれども、そういう風に2人で解決できるようにさせていますね」とスタンスを明かした。
この日はスポーツ部門で荒木絵里香、政治部門で金子恵美も受賞していた。(modelpress編集部)
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