井浦新、成田凌の“台詞ド忘れ”ハプニングに衝撃的な手口でフォロー

井浦新＆成田凌W主演「ニワトリ☆フェニックス」

大人のファンタジーとして人気を博した映画『ニワトリ★スター』のメインキャストとスタッフが再集結し、新たな作品として生まれ変わらせた本作は、雨屋草太（井浦）と星野楽人（成田）が、都市伝説の“火の鳥”を探す旅に出る新感覚のロードムービー。

井浦は「（作品は）監督がいろんなことをして、とんでもないことになっていますが、二人の関係は、『ニワトリ★スター』を楽しんでくれた方々の期待を裏切らない草太と楽人になっているはずです」と説明。成田は「楽人、生き返りました…。前回、お亡くなりになったんですけど、今回、しれっと叫んで登場しています。草太の横にいると（楽人は）頭の中のネジがどっか行っちゃうんですね。なんだか幸せな時間を過ごせました」と感慨をにじませた。

井浦新、成田凌の“台詞ド忘れ”ハプニングへの衝撃的なフォローとは？

また、井浦が「（前作から）4年空いていたんですけど、最初の二人そろっての撮影では4年間がなかったような、スッといけたよね」とクランクイン時の心境を明かすと、成田は同調しながらも、「二人で始まるぞ（と思い）、『用意、スタート』（と監督の声がかかり）、うわー！と叫んでいたら台詞忘れました。ヤバい、台詞しゃべんなきゃ（と思いながら）座ったら、なんだっけ？（と思いました）」と、台詞までどこかに行ってしまったことを告白。

登壇していたかなた狼監督も「港のシーンで凌が台詞忘れたから、新が凌を連れ出してフレームアウトした」と、井浦が衝撃的な手口で成田をフォローしていたことをリーク。成田は「（台詞を忘れて）ピタッと時間が止まりました。今回はそれもいいかな（と思いました）」と、気心が知れた仲間との撮影だったからこその気持ちもぶっちゃけ、会場の笑いをさらった。

そんなハプニングについて、井浦は「監督の愛をものすごく感じるし、監督の愛が作品そのものだったりするし、本番中にハプニングが起きても監督が抱きしめて（受け止めて）くれるから、ハプニングと思っていない」と吐露。かなた監督から「座長、すごい褒めてくれるけど、商品券とか送らなあかん？」と返されると、井浦は「それはまたあとで」と受け取る意向を見せる。

ここから、かなた監督に対する褒め合戦がはじまり、成田もピュアに感じる作品であることから、「この人が（脚本を）書いてるって思ったら、どんな人間なんだろうと思いますよね」と強面のかなた監督の多面的な魅力を称賛。無事に商品券を受け取る資格をゲットすると、「ありがとうございます」と頭を下げて喜んだ。

井浦新、作品＆映画への思い明かす

最後に井浦は、「狼監督はじめ、スタッフ・キャスト・関係者・応援してくれたみなさん、それぞれのありがとうを詰め込みました。観終わって、みなさんの中にありがとうが残っていてくださったら、大切な人の顔を思い出して、ありがとうをどんどん伝えて広げていってほしいです。一人のありがとうが倍になって、言語も変わって、国も変わって、大きなありがとうになって世界に広がったら、戦争や争いは絶対になくなると思っています。映画にはそういう力があると信じています」と力を込めた。

かなた監督も本作編集時は父親が他界し、辛い時期だったことを打ち明け、「作品から、困難かもしれないけど諦めないということを届けられたら」と熱い気持ちを投げかけていた。

なお、この日は、紗羅マリー、LiLiCo、津田寛治、阿部亮平も来場した。（modelpress編集部）