前田敦子、主演で漫画「ウツボラ」ドラマ化 一人二役で官能的な描写も
2022.03.24 07:00
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女優の前田敦子が、WOWOWで放送・配信予定の「WOWOWオリジナルドラマ ウツボラ」の主演に決定。同名漫画をドラマ化した本作で、一人二役を演じる。
漫画「ウツボラ」
原作は、「同級生」シリーズなどで知られる漫画家・中村明日美子によるサイコサスペンス。連載当時、ミステリアスな展開と官能的な描写が話題を呼び、「このマンガがすごい2011」第7位にランクインした同作は、完結後も読者による考察が繰り広げられるなどカルト的な人気を誇っている。ある日、謎の死を遂げた美しい女性、「朱」。彼女と入れ替わるように、「朱」の双子の妹と名乗る「桜」が、人気作家・溝呂木の前に現れた。実は溝呂木は、「朱」の小説「ウツボラ」を盗用していたのだ。「ウツボラ」の元原稿を持つ「桜」は、溝呂木にある提案を持ちかける。やがて深い闇へと追い詰められていく溝呂木。一方で、刑事たちは「朱」の死の真相を追っていた。果たして、事件の真相とは。怪死事件とひとつの小説をめぐって、物語は思いもよらない結末へと向かっていく。
前田敦子「ウツボラ」主演で一人二役演じる
主演に決定した前田は、溝呂木を翻弄する美しい双子、「朱」と「桜」を一人二役で演じる。幾重にも張り巡らされた謎や人間の深部に迫るストーリー、官能的な描写など、映像化にあたっていくつもの課題があった中、重要となったのが「朱」と「桜」の配役であった。原作者の中村は、「前田敦子さんならぜひ」と本作の映像化を快諾。前田は、ミステリアスかつ艶やかな役どころに気合十分で、本作への出演について「明日美子先生のとても繊細な絵は女性の深く重たく美しい部分が一コマ一コマに描かれていて、凄く心惹かれた作品でした。2人を演じさせていただける事、本当に嬉しいです」と語る。
また、原作者の中村からもコメントが到着。この度のドラマ化について「箱庭的な迷宮物語が現実の俳優さんたちによってどう蘇るのか、大変楽しみにしております」と期待を寄せている。
なお、溝呂木をはじめとする他登場人物を演じるキャストは、今後発表される。(modelpress編集部)
主演:前田敦子(藤乃朱役/三木桜役)コメント
― 本作への出演についてのお気持ちを教えてください。人間の心情が濃厚に入り組んでいる作品で、読み進めるとともに桜と朱の迷宮に私もすっかり迷い込んでしまいました。明日美子先生のとても繊細な絵は女性の深く重たく美しい部分が一コマ一コマに描かれていて、凄く心惹かれた作品でした。2人を演じさせていただける事本当に嬉しいです。
脚本にはウツボラの世界観がしっかり映し出されていて撮影が楽しみでなりませんでした。
― 視聴者の皆さまへのメッセージをお願いします。
桜になるためには何が必要か、朱になるためには何が必要か、話し合いながら、細かく作り上げていきたいです。暖かい、冷たい。見てくださる皆様に伝わるようしっかり向き合いたいと思います。
原作:中村明日美子コメント
― ドラマ化が決定したことについてのお気持ちは?今まで何度か実写化のお話をいただいたものの実現することはなく、内容的に難しいのだろうと半ば諦めていましたが、今回遂に実現しました。制作側の皆様にはたくさんのご苦労があったことと思います。が、その分意気込みや思い入れの熱さをひしひしと感じました。
箱庭的な迷宮物語が現実の俳優さんたちによってどう蘇るのか、大変楽しみにしております。
― 視聴者の皆さまへのメッセージをお願いします。
不穏な空気、陰鬱な展開、官能的な関係性など…ダークな雰囲気が漂うストーリーですが、全てが過ぎた時には何かふと腑に落ちてすっきりとするある種の爽やかさすら感じるような作品になっております。どうぞ最後までご覧いただければ幸いです。
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