中川翔子、誹謗中傷の恐怖訴える 警察に相談した理由も説明「負のスパイラルが止まれば」
2021.10.14 11:24
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歌手・タレント・女優などマルチに活躍する中川翔子が13日、自身のYouTubeチャンネルを更新。自身を誹謗中傷していた男性が7日に書類送検されたことを受け、被害を振り返りつつ思いを語った。
中川翔子、誹謗中傷の被害・恐怖を振り返る
中川に対し誹謗中傷を行ったのは東京都内在住の20代男性。インターネット掲示板にて中川に対し「自殺しろ」「殺害する」などと書き込み、侮辱、脅迫した疑いで書類送検された。なお男性は精神的なトラブルを抱えているとみられるという。中川は動画で、「何カ月にも渡って執拗に誹謗中傷、そして中には命に関わるような『硫酸かけるぞ』『自殺しろ』とか、ものすごい勢いで書かれ続けていました」と説明。
「お仕事に行くときも家に帰るときも、今までストーカーの被害に遭ってその人が逮捕されたこととかもあったので、本当に怖かったです」と当時の恐怖を振り返り「『硫酸かけるぞ』っていう言葉って…やりかねない。そういう事件もありましたし」と吐露した。
中川翔子、警察に相談した理由は「抑止につながればいいなと思いました」
また中川は「誹謗中傷で溢れている時間、無法地帯の時間がネットで長過ぎる。これまで何を書かれても、誤解があろうが、言われる方が悪いみたいな空気がずーっとあって、10年前、数年前とかだったら言い返していい空気なんかじゃないし、やられ放題で当たり前みたいなのがネットって感じだった」とこれまでのインターネットを取り巻く環境を振り返りつつ「最近はいろいろな著名人の方も、誹謗中傷に対してちゃんと対処しようと動き出している方もいらっしゃる」と、世の中の流れが変わって来たことにも言及。今回、警察に相談するなど行動に移した理由について「『抑止』につながればいいなと思いました」とし、「少しでも誹謗中傷の負のスパイラルが止まればいいなと思ってだったのですが、書類送検ということになりました」と語った。
中川翔子「我慢しないで警察に相談して」
また動画では、弁護士の岡野武志氏が登場し、「誹謗中傷とは」「今回中川翔子が受けたのはどの罪に当たるのか」「書類送検とは」「加害者を守る制度について」「改正プロバイダ責任制限法について」「加害者の今後」「誹謗中傷を減らすには」「警察に相談したらすぐ動いてくれるのか」「書類送検された人はどうなるのか」などについて詳しく説明。最後に中川は、「改めて、言葉って人の命を奪いかねないナイフになりうることというのを、ちゃんと義務教育とかで大人が教えてほしいですね。大人になってからであっても、自分は大丈夫だろうとか、匿名だからバレないだろうとかではなくて、本人に届いてどれだけ恐ろしい思いをさせるか。書類送検されるなんて嫌じゃないですか。だったら誰かを攻撃するなんてことなく、SNSって好きとか、楽しいとか、嬉しいとかをシェアしたり、誰かを褒めたり褒めてもらえたり、そういうハッピーで無限に楽しめたりできると思うので、攻撃するのはやめたほうが良いと思います」と訴え。
「今も本当にたくさんの方々が、誹謗中傷だったり脅迫罪の被害を受けていると思います。被害者なのに泣き寝入りするのではなく、ちゃんと警察に相談していいということなので、我慢しないで警察に相談してください」と呼びかけた。(modelpress編集部)
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