Sexy Zone佐藤勝利、初単独主演舞台は「本当に不安で緊張」松島聡からの連絡明かす<ブライトン・ビーチ回顧録>
2021.09.18 14:00
Sexy Zoneの佐藤勝利が18日、東京芸術劇場にて開催された初単独主演舞台・PARCO PRODUCE『ブライトン・ビーチ回顧録』フォトコール及び取材会に、共演する松下由樹、入野自由、演出家・小山ゆうな氏とともに出席。Sexy Zoneメンバーからの連絡を明かした。
佐藤勝利、初単独主演舞台への不安告白
今作の主人公であるユダヤ人一家の次男で14歳のユージンを演じる佐藤。「感慨深いですね。約4年くらい前にジャニーズの舞台をやらせていただいていたのですが、いつかストレートプレイもやってみたかったし、東京芸術劇場に立ってみたかったので、念願の…と初々しいコメントをしてみました」とにっこり。Sexy Zoneの菊池風磨、松島聡も同時期に舞台を上演していることから、「メンバーもみんな舞台をやっていて、本当に不安で緊張していて、ボソッと『幕開けられるかな…』と言ったら、今日松島から『幕開けられるかなって言ってたけど、リラックスして、絶対に大丈夫だからみんなを信じて、稽古で頑張ったことを本番でも頑張ってください』って連絡が来て…先輩なのかな?って(笑)」と松島から連絡が来たことを明かした。
また「僕は噛まなかったっていう自慢をめちゃくちゃしてきました(笑)」と菊池とのエピソードも。「みんなが舞台をやっているのは不思議なことというか、光栄なことだなと思うので、みんなで切磋琢磨しながらやっていきたいと思います」と意気込んだ。
佐藤勝利「本当に舞台が好きなんだな」
そして佐藤は「不安だったり、落ち込んじゃうこともあるんですけど、みなさんとの稽古や、舞台に立ってお客さんの前に立つことを考えると、やっぱり舞台っていいな、本当に舞台が好きなんだなって思います」と舞台への思いを告白。最後に「初ストレートプレイ、本当に立ちたかった舞台なので念願叶ったと思います。家族の物語なので、こういう作品を見て家族っていいなって思ったり、今の時期にぴったりだと思うのでぜひ楽しみにして欲しいなと思います」とメッセージを送った。
佐藤勝利主演舞台「ブライトン・ビーチ回顧録」
1980年代に上演されたPARCO劇場の代表作ともいわれるアメリカ・ブロードウェイの大御所コメディ作家ニール・サイモンの三部作、『ブライトン・ビーチ回顧録』『ビロクシー・ブルース』『ブロードウェイ・バウンド』。B・B三部作と呼ばれるこれらの作品は、ニール・サイモン自身を思わせるユージンを中心に描かれる青春成長物語で、ニール・サイモンの新境地を開いたといわれる作品。その三部作の1作目となる『ブライトン・ビーチ回顧録』は、サイモンの少年時代を描いたとされ、貧しくもたくましく生きるユダヤ人一家と思春期のユージンの成長を描いた名作で、ブロードウェイでの上演が実に1306回を数えるヒット作となっている。
なお同公演は、9月18日~10月3日に東京芸術劇場・プレイハウス、10月7日~13日に京都劇場で上演予定。(modelpress編集部)
「ブライトン・ビーチ回顧録」ストーリー
第二次大戦前夜、野球、セックス、勉強…揺れ動く多感な少年期の想い出と家族愛を謳った心温まるニール・サイモンの自伝世界。ニューヨークのブルックリン地区の南、中流の下の収入の人々が暮すブライトン・ビーチ。時は1937年9月。人々は、深刻な不況と近づいてくる戦争の足音に、不安な日々を送っていた。思春期を迎えたユダヤ人の少年ユージンは父ジャック、母ケイト、兄スタンリーの4人家族。ケイトの妹ブランチが夫に先立たれ二人の娘を連れて居候している。
野球選手か作家になるのが夢で、毎日秘密の回顧録を書いているユージン。ケイトは身を粉にして働いてはいるが生活は苦しく、いつヒステリーが爆発してもおかしくない状態。従姉のノーラは、ブロードウェイの演出家に呼び出されて女優になると言い出し、ローリーは病気がちで本を読んでいるばかり。その上、スタンリーは正義感から同僚をかばい、この不況の中で失職しそうになる。ジャックは家族の問題を解決しようとするのだが…。
性に目覚め、戸惑いながらも成長してゆくユージンの目を通し、家族の姿がユーモラスに温かに描かれていく。時におかしく、時に真剣に、困難な時代に喧嘩や失敗を重ねながらも「自分」と「家族」を見出していく物語。
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