町田啓太、念願の音声ガイドに初挑戦 遊び心も加え「邪魔だなと思ったらすぐ切って(笑)」
2021.07.21 20:26
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俳優の町田啓太が21日、オンラインで行われた特別展「北斎づくし」(東京ミッドタウン・ホールにて7月22日より開催)の取材会に出席した。
町田啓太、葛飾北斎の特別展アンバサダーに
江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎の生誕260周年企画として開催され、北斎の代表作である『北斎漫画』、『冨嶽三十六景』、『富嶽百景』の全ページ・全点・全図が一同に会する本展のアンバサダーを務める町田は、一足先に本展を見たそうで「受け止めきれないくらい圧巻で、勉強不足だったなと思うところがたくさんあったんですけど、葛飾北斎さんといえば『冨嶽三十六景』であったり、富士山と波や、北斎ブルーのイメージがあったんですけど、展示をよく見ると、一緒に描かれている人物たちが魅力的なので、(描かれている人物たちと)同じような気持ちになりながら見られる美術展だなと思いました」と目を輝かせた。町田啓太、音声ガイドに初挑戦
また、音声ガイドに初挑戦した町田は「実は美術展の音声ガイドが好きで、美術展に行くとよく聞かせてもらったりするんですけど、“いつか挑戦させてもらいたいな”と思っていたら、こんな素敵な北斎展で初挑戦させていただけるということで、お話を聞いたときに心躍って、すぐ『お願いします。ぜひやらせてください』って感じでやらせてもらいました」と嬉しそうに語った。音声ガイドの聞きどころについては「通常ですと、感情を入れたりするガイドってあまりないんじゃないかなと思うんですけど、要所要所に少しだけ、北斎さんの絵にもある遊び心と同じ感覚で、僕もその気持ちを感じながら発しているセリフ調なところもあったりするので、そういうところでも楽しんでいただけたらなと思いながらやらせていただきました。邪魔だなと思ったらすぐ切ってください(笑)」と冗談交じりにアピール。
続けて、本展の見どころを聞かれた町田は「1つに絞れないのも魅力だと思いますし、それだけすごい数の展示物なので、見れば見るほど引き込まれますし、僕が思ったのはユーモアがいろんなところにたくさん散りばめられているんですね。ものによっては同じ版なんですけど、刷った時期によって若干変わっていたり、編集者さんの意向でちょっと足されている部分とか、そういうのを見比べたりすることもできるんですね。そういうところも本展の見どころだと思いますし、“こういうところで遊びを入れているんだな”というところも見ながら、発見していく楽しみもすごくあるんじゃないかと思います」と笑顔を見せた。
町田啓太、1番好きな作品は「富嶽百景」
そんな中でも、1番好きな作品を追求されると「決めるのは大変だなと思ったんですけど、すごく印象に残っているのが、『富嶽百景』だったかな。波が鳥に変わっている作品(富嶽百景 海上の不二)があるんですね。これはすごいなと思いまして、パッと見、まったくわからなかったんですよ。よく見たら波の先に鳥がいて、しかも本当に1羽1羽、表情があるといいますか、本当にすごいなと思いまして、僕の中で1番印象に残っています」と興奮気味に語る場面も。さらに、葛飾北斎に馴染みのない世代に向けて、本展の楽しみ方を聞かれた町田は「僕も詳しくなかったですし、むしろ“教科書で見たことがあるな”とか、おぼろげな記憶の中にあるイメージしかなかったんですけど、逆にそういうイメージしかない方のほうが、いっぱい発見があると思うんですね。だからちょっとでも気になっていたら、ぜひ1度足を運んでみたらどうかなと思います」とメッセージを送った。(modelpress編集部)
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