⽻⽣結弦、撮影時のアクシデントに神対応「FRaU」表紙に登場
2021.07.13 08:00
男子フィギュアスケーターの羽生結弦選手が、13日発売の「FRaU」8月号(講談社)の表紙に登場。撮影時のアクシデントに神対応を見せた。
羽生結弦、撮影時のアクシデントにも神対応
8月号の特別ゲストは羽生選手。表紙、裏表紙、10ページの撮りおろし&インタビュー特集、特製ポストカード付録と、本誌を縦横無尽に滑りぬける活躍だ。撮影は5月下旬の仙台市内、梅雨入り前の晴れ間を縫って行われた。超タイトな撮影時間の中で、嫌な顔ひとつせず誠実に一つ一つの質問に答えてくれる羽生選手。動画収録中には、鳥が鳴いて収録がストップしてしまうなどのちょっとしたアクシデントも。そんなときも「仙台の鳥たちが(ご迷惑かけて)すみません」と、意識的に場を和ませる姿を見せた。芝生での撮影では、まるでそこが氷上かのような美しいステップ&ターンを披露。さらに時間がないなかでも、「僕、もう一回やりましょうか」と気遣いを見せる人間力の高さにスタッフも目をウルウルさせるばかり。スキンケアブランドのアンバサダーを務める羽生選手はSDGsについて、競技活動を通して常に世界と触れていることもあり、フラットに物事を見るように心掛けているそう。いろんな考え方があって当然、それを認め合うべきと話した。また、特に環境問題が気になって、マイボトルやゴミの分別など小さなことからアクションをはじめていると語った。
「FRaU」8月号はSDGs特集号
一冊丸ごとSDGs特集号としてはMOOKも含め8冊目となる今号。今号ではSDGs全般を扱いながらも「日本の宿題」をテーマに制作。特に注力したのが「ジェンダーとダイバーシティ」と「食ロス」。第一特集は、「ジェンダーとダイバーシティ」。ジェンダーについては、いま、さまざまな視点から議論が繰り広げられているが、同誌では、「ダイバーシティ」の中に「ジェンダー」があり、セットで語られるものであるという姿勢で企画を構成した。はっきりと意見を言うことは大切だが、それが特定の性や誰かを批判したり、攻撃することにならないように。まずは対話から、閉じない、いったん受け止める。それが編集方針。
第二特集の「食ロス」については、日本の現状をデータで知るとともに、フードロスを減らすための料理やプロダクトなどを紹介。私たちにもできる「はじめの一歩」を読者と共に考えていく。(modelpress編集部)
「FRaU」8月号編集統括・熱田千鶴コメント
FRaU8月号では、ジェンダーとダイバーシティの特集を第一特集として制作しました。日本ではずっと遅れていると言われているジェンダー問題。最近ようやく語られ始めています。ジェンダーギャップ指数のことも多く取り上げられていますが、だからといって、私たちは何をしたらいいのかわからない。管理職や政治家の数や賃金格差の問題にしても、どこかで私たちは「そういうものだよね」と思ってきた、というか思わされてきた節もあります。だから、気づきというか意識革命のためのアンコンシャス・バイアス、ジェンダーバイアスを提示したいと思いました。ただし、海外のように多く議論されているわけではないので、拒絶反応を起こす人もありうるということも踏まえて、まずはいろんな意見に耳を傾けてみよう、というのがコンセプトです。
あまねくいろんな人の意見をとりあえず聞いてみようというところからスタートしました。結果、下は8歳から、上は99歳までの、文字通り老若男女の意見と、人だけでなく、国内外のプロジェクト、本や映画の作品、店やブランドなどもふくめて、それぞれを1意見とカウントし、125の意見を集めました。
ジェンダー問題は全員が当事者です。自分が差別されることも、他人を差別をすることもなくなることがゴールです。まずは言葉の意味ひとつでも知ることからはじめてほしいと思っています。
【Not Sponsored 記事】