井上小百合は「気品さと泥臭さを演じている」7ORDER萩谷慧悟は「非常に頭の回転が早い」スタッフが魅力紹介<TXT vol.2「ID」>
2021.06.17 11:00
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女優の井上小百合と7ORDERの萩谷慧悟が16日、東京・よみうり大手町ホールで行われた舞台「TXT vol.2『ID』」(6月17日より同所にて、7月2日より大阪・サンケイホールブリーゼに上演)の公開ゲネプロ・囲み取材に、出演の崎山つばさ、松田凌、小野塚勇人、砂川脩弥、鈴木蘭々、作・演出の高橋悠也氏とともに出席した。
仮面ライダーシリーズの「仮面ライダーゼロワン」、「仮面ライダーエグゼイド」でメインライターを務める高橋氏と、仮面ライダーシリーズを手がける「東映」が手を組み、新たなコラボレーション作品を生み出していくプロジェクト“TXT”の第2弾作品となる本作。「仮面ライダーゼロワン」を含む様々な作品や、現在を通じて、高橋氏が本作で改めて“生きること”を問い質し、新たな演劇作品を生み出した。
さらに、注目ポイントを尋ねられると、萩谷は「メイクを舞台中で180°変わるのは僕も初めてやらせていただくんですけど、外見があって、中身もあって、2役の切り替わりポイントを違う感情を作り込んでやっているんですけど、そこにも仕掛けがあったりして、微妙な変化だったり、大きな変化だったり、いろんな変化があるので、そういうところに気づいていただけたら、より作品を楽しめるのではないかと思っております」と紹介した。
加えて、出演者それぞれの魅力を聞かれた高橋氏は、井上について「前回から引き続き、ご一緒することになったんですけど、前回は毒のある方だなと思ったんですけど、今回、改めて違う役を演じてもらって感じたのは、血統書付きの猫と、雑種の野良猫のような人だなと思いました。同じ猫でありながら、まったく違う猫を演じていて、気品さと泥臭さの両面を演じているような役者さんだなと思いました」と表現し、萩谷については「非常に頭の回転が早くて、目が2つだけじゃなくて、自分の上と右と左と前と後ろと下と、目が8個くらいついているんじゃないかってくらい、自分を客観視して、どう見えるか計算してお芝居をされているような方で、虫に例えるなら蝶と蛾のような役者さんだなと思いました。ヒラヒラと美しく、蝶のように舞うんですけど、今回、配役した役柄を含めて、どこかクレイジーで、一見、蝶かと思ったら蛾だったみたいな二面性を併せ持っているお芝居なので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います」と語った。(modelpress編集部)
井上小百合「ID」にかける想い明かす
開幕を翌日に控えた心境や、本作にかける意気込みを聞かれると、広報委員・テラ役を演じる井上は「今回の舞台はアイデンティティーが1つのテーマになっているんですけど、私は第1弾の『SLANG』にも出演させていただいていて、そのときに『あなたの性格はなんですか?自分で考えて答えてください』ってセリフを聞いたときに、“自分、言われたらわからないな”って。“私ってなんのために生きているんだろう”って考えたら、答えられる人いるのかな?、“あなたはなんのために生まれてきたんですか?”って言われたら答えられないなって思ったんですね。そういうものが今回、『ID』の中に詰め込まれていて、自分も役者としてのアイデンティティーみたいなものを見つけていく作品になるのかなと思っていますし、この作品を見て、お客さんがいろんなことを感じたりしてくれたら嬉しいなと思っています」と熱く語り、「『SLANG』の台本もグッズで販売しますので(笑)、(購入して)2倍楽しんでくださったら、第1弾を見た人も、第2弾だけ見に来る人も、いろいろと楽しめる作品になるんじゃないかなと思っております」とアピール。これに崎山から「おっ、商売上手!」と声が飛んだ。萩谷慧悟「ID」の見どころ語る
また、図書委員・サッド役を演じる萩谷は「自分が生きてきた道だったり、自分は何者かと作中で問いかけることが多くて、お客さんにも問いかけることが多いんですけど、割と自分自身に対しても多かったんですね。その中で、この座組でこの作品を作っていく中で、いろんなことを話しましたし、最終的に自己証明をみんなで協力しあって作り上げて表現しているんだなというのがあって、未だにそれが続いているような状況です」と吐露し、「この作品は、稽古から千秋楽を迎えるまでたっぷり考えて、自分というものを見つけて、また新しい自分が見つかるかもしれないし、やっぱり自分はこれなんだなと思うかもしれないし、すごく考えさせられる機会を与えてくださった作品だなと思って、楽しみにしております」と胸を踊らせた。さらに、注目ポイントを尋ねられると、萩谷は「メイクを舞台中で180°変わるのは僕も初めてやらせていただくんですけど、外見があって、中身もあって、2役の切り替わりポイントを違う感情を作り込んでやっているんですけど、そこにも仕掛けがあったりして、微妙な変化だったり、大きな変化だったり、いろんな変化があるので、そういうところに気づいていただけたら、より作品を楽しめるのではないかと思っております」と紹介した。
井上小百合&萩谷慧悟の魅力をスタッフが紹介
井上は「キャスト全員が1人2役というのは斬新かなと思うんですけど、今回は開発する側と、開発される側の2役をそれぞれが演じていて、お客さんを交えて実験に参加している感覚になる舞台なんじゃないかなと思っています。最終的にはお客さんが『演劇を見にきました』ではなくて、『そこかの施設で人体実験を見て、それを体験して帰った』みたいな感覚に陥っていただけたら1番嬉しいかなと思っています。そんな体験型舞台になるのが理想です」と語った。加えて、出演者それぞれの魅力を聞かれた高橋氏は、井上について「前回から引き続き、ご一緒することになったんですけど、前回は毒のある方だなと思ったんですけど、今回、改めて違う役を演じてもらって感じたのは、血統書付きの猫と、雑種の野良猫のような人だなと思いました。同じ猫でありながら、まったく違う猫を演じていて、気品さと泥臭さの両面を演じているような役者さんだなと思いました」と表現し、萩谷については「非常に頭の回転が早くて、目が2つだけじゃなくて、自分の上と右と左と前と後ろと下と、目が8個くらいついているんじゃないかってくらい、自分を客観視して、どう見えるか計算してお芝居をされているような方で、虫に例えるなら蝶と蛾のような役者さんだなと思いました。ヒラヒラと美しく、蝶のように舞うんですけど、今回、配役した役柄を含めて、どこかクレイジーで、一見、蝶かと思ったら蛾だったみたいな二面性を併せ持っているお芝居なので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います」と語った。(modelpress編集部)
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