上白石萌音らヒロイン朝ドラ「カムカムエヴリバディ」新たな出演者発表
2021.04.20 11:37
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女優の上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインを務めるNHK2021年度後期の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の新たな出演者が発表された。
「カムカムエヴリバディ」
連続テレビ小説105作目となる今作は、連続テレビ小説『ちりとてちん』の藤本有紀氏が、ラジオ英語講座と、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろすオリジナルストーリー。安子・るい・ひなたとして、母から娘へとバトンをつなぐ、戦前から戦後、そして令和までの物語をヒロインの3人が紡いでいく。
前野朋哉・紺野まひる・武井壮らが出演決定
今回、「岡山編」に出演する上白石演じる橘安子をとりまく新たな出演者が決定。安子が歩む激動の人生を支える人々である。米軍将校のロバート・ローズウッドを村雨辰剛(初)、喫茶店『Dippermouth Blues』マスター・柳沢定一を世良公則、定一の息子・柳沢健一を前野朋哉、安子が大阪で出会う主婦・小川澄子を紺野まひる、荒物屋『あかにし』店主・赤螺吉兵衛を堀部圭亮、借金取り・こわもての田中を徳井優、おぐら荘の大家・小椋くまを若井みどり、雉真家の女中・村野タミを西川かの子、海軍主計中佐・神田猛を武井壮(初)が演じる。※(初)は連続テレビ小説初出演(modelpress編集部)
上白石萌音コメント/新たな出演者決定を受けて
「カムカムエヴリバディ」の撮影が始まり、昭和の岡山を生きています。春の陽気に包まれた現場はとても明るく穏やかで、まさにこの作品の空気感そのものです。毎朝撮影に行くのがうれしくてしかたありません。藤本さんが紡がれるすばらしい脚本は、出演者の皆さまを介するとさらに密度を増し、この上なく胸に響きます。その場にいるだけで、安子として息をすることができます。これから合流される方々もいらっしゃいますが、どなたも物語にとって大切な存在ばかり。早くお会いしたいです。
「カムカム英語」がたくさんの方に愛されたように、このドラマも日々の楽しみにしていただけますよう、心を込めてシーンを重ねてまいります。
村雨辰剛コメント
ロバート・ローズウッド…進駐軍の将校。日本で英語が通じず困っているところを、安子に助けられる。ラジオ英語講座で英語を学んだ安子にとって、ロバートとの出会いが大きな転機となる。「この度、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』に出演させていただくことになり、大変うれしい気持ちと責任感でいっぱいです。役者経験はほとんどありませんが、上白石萌音さんをはじめ、豪華なキャストの方々と一緒に出演させていただくことに、純粋にワクワクしております。
作品中では上白石さんが演じるヒロインの転機となる場面で出演させていただくことになり、とても重要な役だと思っていますので、今からとても緊張していますが、精いっぱい頂いた役を演じて、皆様の心に少しでも残るよう頑張りたいと思います」
世良公則コメント
柳沢定一…こだわりのコーヒー、そしてジャズが流れる喫茶店『Dippermouth Blues』を営む。ジャズをこよなく愛し、海外のめずらしいレコードを数多く集めている。「戦前・戦中・戦後という激動の時代、コーヒーとJAZZをこよなく愛した男。自身が愛した文化を生んだ憧れの国と祖国との間で揺れ動いた感情、その狭間で生きた男を共感をもって演じられたらと思っています」
前野朋哉コメント
柳沢健一…喫茶店『Dippermouth Blues』を営む定一の一人息子。父とともに店を切り盛りしている。「がっつり岡山が舞台で、こんなに岡山ことばが飛び交う朝ドラは『あぐり』以来じゃないでしょうか?台本を読んでいて、この言葉伝わるんかなぁ(笑)と笑いながら読ませていただきました。
僕が演じる健一は安子ちゃんと稔くんが通うジャズ喫茶で働いています。お二人と、皆さんにジャズとコーヒーのすてきな時間を、優しく提供できるよう心がけます!それにしても、最近キテますねー、晴れの国、岡山。心おきなく旅行ができるようになったら来てね!岡山来てね!みんな!」
紺野まひるコメント
小川澄子…ラジオで平川唯一の「カムカム英語」を家族みんなで聴くのが日課。ひょんなことから安子を手助けすることに…。「この作品のタイトル『カムカムエヴリバディ』の『カムカム英語』と安子さんが関わる大切な場面に一緒にいられるということで、今からリハーサル、撮影が楽しみです。安子さんが、これから歩む人生の『大きな鍵』となれるよう、キャスト、スタッフのみなさまとともに、ステキなシーンを作っていきたいと思います」
堀部圭亮コメント
赤螺吉兵衛…御菓子司「たちばな」と同じ商店街にある荒物屋「あかにし」の店主。町内でいち早くラジオを入手していた。とにかくケチな性格から、周囲からのあだ名は「ケチ兵衛」。「商店街の人々から『ケチ兵衛』と呼ばれる赤螺吉兵衛です。今までいろいろな役をいただいてきましたが、ケチというのは初めてです。ボク自身はどちらかというと見えっ張りで、気前良く見られたいところがあるので、役とは真逆の性格です。この機会に、ケチとは何か?ケチの利点とは?トコトン掘り下げてみる覚悟です。日常的にケチを実践します。撮影が進むにつれ、スタッフ・共演者の皆さんから『吉兵衛役のケチ部』と呼ばれるようになるのが理想です」
徳井優コメント
こわもての田中…ある日突然、橘家に押しかけてくるこわもての借金取り。安子の兄・算太と何か関係している。「徳井優でございます!藤本さんのホンを読んで、う~んとうなったり、わははと笑ったりしたあと、ぞ~っとします。『これ、書かれているように演れるやろか』…そうです、書かれているようにおもしろく演じられないとダメなんです。でもね、ここでビビってたら仕事になりません。無い知恵とちっちゃーい体を駆使して、やるぞ~!一世一代の『こわもての田中』(笑)。」
若井みどりコメント
小椋くま…大阪の大学に通う雉真稔の下宿先「おぐら荘」の大家。おせっかいな性格で、稔と安子の関係性を見守っている。のちの安子の人生を強く後押しすることに…。「今回、朝ドラに出していただきます。吉本新喜劇の若井みどりです。思いがけなくお声がけいただいて、大変幸福に思っております。ふだんは舞台ばかり出ていますから、テレビドラマはちょい役しかないので、どこまでできるか、とても心配です。もう、ええ歳としなので、セリフ覚えも悪く、皆様にご迷惑をかけると思いますが、やさしく見守ってください。皆様を頼りに頑張りますから、どうぞよろしくお願いします」
西川かの子コメント
村野タミ…雉真繊維を営む名家・雉真家に仕える女中。常に明るく雉真家の人々の日常を支える。「朝ドラ鑑賞を欠かすことなく1日を始める私にとって、朝ドラに参加させていただくことは、この上ない喜びです。そして、新しい試み…三世代のヒロインの100年を描くその作品に自分が参加させていただけるとは、夢にも思っていませんでした。奥様をはじめ…雉真家の皆様の縁の下のムードメーカーになれるよう、笑顔で臨みます!」
武井壮コメント
神田猛…帝国軍人。雉真繊維の製品品質を高く評価し、取り引きをおこなってきた。戦争が近づくなか、雉真繊維にさらなる軍服の製造発注を依頼する。「連続テレビ小説『花子とアン』のスピンオフ『朝市の嫁さん』以来の朝ドラ出演になり、出演シーンは少ないですが作品に携わることができて本当にうれしいです。
今回演じさせていただくのは帝国軍人の役柄なので、その威厳ある雰囲気、そして、その役にふさわしい強い肉体を作り上げて、できる限り苦しい訓練に耐えた彼らの生きざまを表現できるように撮影に臨ませていただきます。安子と稔、勇の恋心や当時の厳しくも温かい人間模様に思いをはせ全力でぶつかります!!軍人・神田猛にもご注目ください」
出演者発表にあたって/制作統括・堀之内礼二郎コメント
藤本有紀さんが描く脚本の中の登場人物は、どれも愛いとしく、個性豊かな「くせ者」ぞろいです。ヒロイン・安子が出会う、そんな愛すべき「くせ者」たちに、命を吹き込んでくれる最高の布陣が実現しました。魅力あふれる俳優のみなさんの共演が今から楽しみでなりません。100年の物語を描くうえで大事なのは、日々の積み重ねだと考えています。何気ない時間、一歩一歩が積み重なって人生になり、それがつながっていって世代や時代を形づくっていきます。戦前から戦後にかけての激動の時代で、さまざまな出会いや転機を経験する安子。それは安子を大きく成長させ、やがて本人が想像もしないような道へと導いていくのです。
実は、ドラマ制作そのものも積み重ねです。ひとつひとつの準備、撮影のワンカット、ワンシーンが積み重なって、大きな流れとなっていきます。撮影が始まってからおよそ1か月がたちました。皆さんに楽しんでもらえる物語を届けられるよう、藤本さんの脚本を胸に、今回発表させていただいたみなさんも加わった出演者・スタッフみんなで、心を込めながらひとつひとつ、思いを積み重ねています。この秋、お目見えするすてきな物語の世界へ、カムカムエヴリバディ!!
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