加藤シゲアキ、作家デビュー10年の節目で吉川英治文学新人賞受賞「自分を少しは褒めてあげたい」
2021.04.09 18:39
長編小説『オルタネート』で吉川英治文学新人賞を受賞したNEWSのメンバーで作家の加藤シゲアキが9日、都内で行われた授賞式に出席した。
加藤シゲアキ、吉川英治文学新人賞受賞 授賞式で葛藤告白
作家デビュー作『ピンクとグレー』執筆から約10年という節目に加藤は「10年前に小説を書いたときに“書きたい”という欲望に近いエネルギーがあったけれど、その一方ではたして自分が書く意味があるのか?と自問自答しつつも、それでも“書きたい!”と今日まで執筆を続けてきた」と知られざる葛藤を告白。将来性のある新人作家に贈られる第42回吉川英治文学新人賞を受賞したことで「今回の受賞は“加藤シゲアキ、作家やっていんだよ!”と慰めてくれた感覚がある。喝のようなものをいただき、(吉川英治文学新人賞受賞は)心強い味方になりました。これからも書き続けていきたい」と誓いを立てていた。
マッチングアプリを通した高校生たちの青春群像を描く内容で、受賞は逃したものの、第164回直木賞にもノミネートされている。加藤は「2年前に書き始めたもので、まさかこの作品が受賞するとは思っておらず、期待もしていなかった分、夢のよう。作家としての10年は長かったような、短かったような期間だけれど、なんとかここまで続けてこられた自分を少しは褒めてあげたい」と喜びを噛みしめていた。
選考委員の恩田陸は「高校生たちの青春群像がヒリヒリと端正に描かれていて、(加藤は)力のある人だと思った。ご自分の表現を持っていて、覚悟を強く感じた。これからもガシガシといい作品を書いてほしい」と評した。(modelpress編集部)
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