「青天を衝け」吉沢亮、“本番ギリギリまでマスク”撮影を語る 妻役・橋本愛は告白シーンで「とても愛しい気持ちに」

約500の企業を育て、約600の社会公共事業に関わった“日本資本主義の父”、そして新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一の志高き人生を描く大河ドラマ第60作。初回放送を迎える心境を聞かれた吉沢は「ついに放送まで1ヶ月切りましたが、あまり実感がないというか。半年近くただただ淡々と撮影を続けている日々なので、1話が放送するというのは今のところあまり実感はないんですけど、1話を観て皆さんがどういう感想を抱くのか非常に気になるところです」とコメント。

また吉沢自身、第1話を観賞し「大森先生の脚本の力強いエネルギーだったり、すごくチャーミングな世界観を感じました。今までの大河ドラマの重厚感みたいなところや、儚い死を遂げるような物語の主人公ではありませんが、すごく生活感があり、人の“生きる”ということにすごく寄り添ったドラマになっています。生命力に溢れていて、エネルギッシュで単純に面白いなと思える作品で安心しました」と感想を述べ「今の時代だからこそ観ていただきたい作品になりました」と胸を張った。

妻役・橋本愛「マスクを取って… とても愛しい気持ちに」

コロナ禍真っ只中、キャスト陣は本番ギリギリまでマスクをして撮影に臨んでいる。栄一の従妹でのちの妻・尾高千代を演じる橋本愛からのメッセージでは「幼い頃から栄一さんと遊んでいた神社で栄一さんに告白されるシーンがあるのですが、本番までマスクをしていなきゃいけないので、表情が本番まで目しか見えないんです。目だけ見たらすごく凛々しくて精悍な印象だったんですが、本番で初めて栄一さんの顔を見て、マスクを取るとこんなに必死になっていたんだ！とすごく伝わってきて、とても愛しい気持ちになったのを覚えています」とのエピソード。

それを聞いた吉沢は「覚えてます！あそこは印象的なシーンですね」と振り返り「そのすぐ後のシーンで、お千代に色々な思いを伝えるシーンがあるんですけど、それを聞いているお千代の顔がすごく愛があるというか、すごく安心してこちらも心の内をさらけ出せる。受けのお芝居がとても素敵な方だなとシーンをやるたびに思っています」と印象を語った。

演出の黒崎氏は「吉沢亮さん、一言で言うととても新鮮です。毎回毎回まっさらな状態でシーンの中に飛び込んできてくれる。撮っていてとても楽しいというのが僕の実感です。今まで見たことのない吉沢亮をお見せできるんじゃないかと思っていますし、吉沢さんのことを今まであまり知らなかった方にもすごいなと思ってもらえると確信しています」と自信をのぞかせた。

『青天を衝け』はNHK総合にて2月14日スタート、毎週日曜よる8時放送。（modelpress編集部）