石原さとみ、誕生日プレゼントに感動「愛みたいなことをとても感じられる瞬間」
2021.01.03 17:23
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女優の石原さとみが3日、テレビ東京 新春ドラマスペシャル「人生最高の贈りもの」 記者会見に出演した。
石原さとみ、ゆり子は「勇気のある女性」
本作は、鬼子母神堂の裏手に佇む小さな洋館に住む元大学講師の翻訳家・笹井亮介(寺尾聰)と、その一人娘・ゆり子(石原)が織りなす親子のドラマを描く。この日は寺尾、そして共演する向井理、勝地涼も登場した。テレビ東京のドラマで初主演を務める石原は、役柄について「1年半前に撮影したんですが、完成された作品を見ても思うんですけど、決めたことをちゃんと行動できる、勇気のある女性だなと、すごく思います。どういう展開になっていくのか、この子がどういう風に思っているのかとか、いろいろ想像しながら見てもらえたらいいなと思います」とコメント。石原さとみ、岡田惠和の脚本に感動
岡田惠和による脚本に対する印象を聞かれた石原は「何度も作品を見させていただいているんですけど『どういう台本なんだろう?』って、すごく興味があって。『いつか絶対に出てみたいな、やらせていただきたいな』ってずっと思ってて。今回、岡田さんの作品だということで、脚本を読ませていただいたときに、1ページ目から『あ、こういう世界なんだ』ってすぐにわかる、入り込める台本だなと思って。すごく夢見心地というか、そういう気分で読ませていただいて」と返答。「台詞が多いわけではないんですけど、ト書きがとても丁寧に描かれていて。映像で見てくだされば、すごくわかりやすいと思うんですけど、台本の時点で、とてもイメージが湧く。『こういう家で育って、こういう環境だったんだろうな』とか、風の音や匂いも感じられるような台本で。この世界に生きられるのが、撮影が楽しみだなって、初めて読んだときに思いました」と懐かしんだ。
石原さとみ、寺尾聰とプライベートでも交流
寺尾との親子役については「お会いした瞬間から、たくさんお話をしてくださいました。それが、頑張るとか、無理をするとか、一生懸命とか、そういうことでは全くなく。ただ自然と、会話が生まれて、空気が生まれて、疑問が生まれて。同じ椅子で、同じ空間で待つとか。差し入れしたしてくださったものを食べるとか(笑)。空気づくりを、無意識なのか、してくださいまして。あと言葉にもしてくださったので。以前こういう作品に出ていたのを見て、こう思ったとか、この脚本で僕はこう思うとか、色々な話をしてくださったのが印象的で」と回想。「あったかく愛を包んでお届けしてくれるっていう、あったかい方だなと思って」と寺尾の人柄を語った石原は、撮影後にプライベートで訪れた、ライブにおける寺尾の姿にも言及。「ライブに行かせていただいたときは、全然違いました。全然違う、寺尾さんでした。撮影のときにはお父さんっていう感じだったんですけど、色気むんむんな、ダンディなお父さんで。『違う!』って思いながら(笑)。それを知る前にお会いできてよかったです」と笑顔を見せていた。
石原さとみ、感動的な誕生日プレゼントを明かす
物語にちなんで、大切にしている絆を聞かれた石原は「年々、増しています。絆の強さだったり、ありがたさというか。ついこの間、12月に誕生日を迎えたんですけど、その時に、仕事仲間、家族だったり、親友たちだったり、今は会えないので、会えない分、活字にしてくれて。文字にしてくれて。寄せ書きを、何十人もいただいて。それが本当に嬉しくて。家に帰ったら、宅急便が届いていて。ファンの皆さんが、何冊もアルバムを作ってくださって」と周囲から嬉しいプレゼントを受け取ったことを報告。「コメントを、写真とかも含めて全部集めて、アルバムにしてくださって。本当にこの1年近く、会えなかった中でも、直接的じゃなくても、思いっていうものが伝わるんだなと思って。すごく深まるというか、絆だったり、愛みたいなことをとても感じられる瞬間でした。岡田作品の中でも思うんですけど、繋がりだったり、言葉にすることだったり、行動してみることだったり。ほこりをかぶらないように、関係性をちゃんと築いていくことが、どれほど大事なんだろうっていうことは、すごく感じられた瞬間でした」と感慨深げに続けていた。
石原さとみ、今年の抱負を聞かれ…
その後、改めて番組の見どころと今年の抱負を問われた石原は「ゆり子が、この作品の始まりというか、心のスタートとしては、『お父さんに会いたい』、その一心だと思うんですね。お父さんと同じ時間を過ごしたい。会いたい。話したい。話せなくても、同じ時間を共有したい。随分と会っていなかったと思うんですね。だけど、その会いたいっていうのを、ちゃんと行動に移した勇気って、その一歩って、とても彼女にとって大きかったと思うんです。お互い親子関係で素直になれなかったけど、同じ時間を過ごすだけで、生まれてくるものが、本当にあって。それがとても価値のあることだなと、すごく思いました」と発言。本作を含め、岡田の作品では特別な出来事が起こるわけではないとしたうえで「ただ生活をする、日常生活を送るっていうことが、とても価値があるんだよってことが伝わるお話だなと思った」とコメント。「プライベートな部分で心に波を立てないように、風を立てないように、落ち着かせる、規則正しい生活を送ろうと意識しながら作品に臨んだんですけど、それが、その後の人生に対して、とてもプラスに働いている、大きなきっかけだったなと、すごく思います」としたうえで「今年が明けて、心を落ち着かせられる、安定した気持ちでいられて、お仕事の場で様々なことをアウトプットしたりインプットしたり、大きな事ができたり、プライベートな良い部分が出たりとかしたらいいなと、すごく思います」と続けていた。
最後に再びコメントを求められた石原は「個人的なことですけど、こういう役がやりたかったです。それができたことが、本当に幸せです。このチームで出来たことが、本当に幸せです。撮影は1年半前だったんですけど、その時は「この当たり前の日常が、とても尊いよね」って思ったんですけど、今はこんなに状況が大きく変わったら、『この当たり前がとても羨ましいな』って、今この作品を見ると思ってしまいます」と胸中を吐露。「一日も早く、このドラマのような世界が、時間が戻ってきてほしいと。見た方たちが、『いいな』って。『やっぱり、こういう世界がいいな』って思ってもらえる時間になると思いますので、新年から理想を描きながらも、温かくて幸せな気持ちになっていただけたらなと思います」と笑顔で呼びかけていた。(modelpress編集部)
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