広瀬すず、現場で涙「止められなくなってしまって」
2020.10.22 12:12
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女優の広瀬すずが21日、自身のInstagramを更新。映画「いのちの停車場」の撮影が終了したことを報告し、関係者への感謝の思いを綴った。
広瀬すず、関係者への感謝綴る
まほろば診療所の訪問看護師役として出演する広瀬が、今月6日に新型コロナウイルス感染症と診断されたことを受けて、撮影を中断していた本作。広瀬の仕事復帰に伴い、19日に撮影を再開した。広瀬は撮影終了を報告するとともに「もう毎日作品のことを考えていて、でも考えるだけで正直すごく苦しくて、色んな事抱きながら、まず大きな声出して皆さんに謝ろう、と思って現場に向かったのですが、まさかのスタッフの皆さんがサプライズで出迎えてくれて、ずっと誰と話す時も、会う時も、何か張っていたものが、その一瞬で緩んで、安心したのか、止められなくなってしまって、役ないときにあんな泣いたのいつぶりだろう、と思うほど溢れてしまいました」と、復帰した時の心情を吐露。
「あの光景一生忘れない、忘れられないです。おかえりなさいと言ってくれたこと、本当に救われました」と関係者に支えられたことを記し「こんな私に、あったかく、笑顔で迎えてくださった皆さんにどうしてもどうしてもお礼がちゃんと伝えきれてない気がして、言いたくて」とスタッフへの感謝も記した。
そして「この作品参加できること決まってから本当に楽しみで毎日作品のこと考えてたんです。なのに最後の最後に大きな迷惑をかけてしまって、ただでさえシビアな環境の中の撮影で、緊張感ある中でいつもよりストレスが多かったと思います。私のせいで、余計心まで疲れさせてしまって、本当にごめんなさい」と思いをつづっている。
広瀬すず、サプライズ返し
また「私、人前で喋ると、凄く焦ってしまうんですよね。意味わかんない事言っちゃうし、思ったように伝わらないし、言いたい事言えなくて、言い忘れとかありすぎて毎度後悔するんですけど、今回もそうだったので、この場をお借りする事にしました」とし、私服の白いトレーナーに「吉永さん、スタッフの皆さん、お疲れさまでした」と手書きで書き、監督を成島出が務めていることから「成島組」という文字も書き込んだ広瀬。「吉永さん想像以上にびっくりしてくださって。いやぁ、嬉しかった。最後の強くて、とっても優しいぎゅう、心が張り裂けそうでした」と主演を務める女優の吉永小百合の反応に喜んだことも綴った。
「いのちの停車場」ストーリー
東京の救命救急センターで働いていた、医師・白石咲和子(吉永小百合)は、ある事件の責任をとって退職し、実家の金沢に帰郷する。これまでひたむきに仕事に取り組んできた咲和子にとっては人生の分岐点。父(田中泯)と暮らしながら「まほろば診療所」で在宅医師として再出発をする。院長の仙川徹(西田敏行)と訪問看護師の星野麻世(広瀬すず)、東京から咲和子を追いかけてきた野呂(松坂桃李)と共に、咲和子は様々な事情から在宅医療を選び、治療が困難な患者たちと出会っていく。これまで「命を救う」現場で戦ってきた咲和子が「命をおくる」現場で見つけたものとは…?(modelpress編集部)
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