橋本環奈、深田恭子主演「ルパンの娘」続編に出演 新キャスト発表
2020.09.09 05:00
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女優の橋本環奈が、深田恭子主演のフジテレビ系木曜劇場『ルパンの娘』(10月15日スタート/毎週木曜よる10時~ ※初回15分拡大)に出演することがわかった。
深田恭子主演「ルパンの娘」
今作は、昨年7月クールに放送された『ルパンの娘』の続編(番組タイトルは、前作同様に『ルパンの娘』)。原作は2015年8月に発表され、各書店の文庫売上1位を獲得するなど、ロングセラーとなっている横関大の同名小説(講談社文庫刊)。なお、今作の主題歌は前作同様にサカナクションの『モス』。前作の『ルパンの娘』は、代々「泥棒一家」“Lの一族”(Lは大泥棒・ルパンの頭文字)の娘・三雲華(深田)と、代々「警察一家」の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)との決して許されない恋愛を描いたラブコメディー。深田、瀬戸の他にも、華の父・三雲尊に渡部篤郎、華の母・三雲悦子に小沢真珠、華の兄・三雲渉に栗原類、華の祖母・三雲マツにどんぐり、華の祖父・三雲巌に麿赤兒、和馬の祖父・桜庭和一に藤岡弘、、和馬の父・桜庭典和に信太昌之、和馬の母・桜庭美佐子にマルシア、華の幼なじみで世界を股にかける泥棒・円城寺輝に大貫勇輔と豪華なキャストが集結し話題となった。
彼らは10月クール放送の『ルパンの娘』にも引き続き出演。そして、今作から登場する新キャストとして、橋本のほか、松尾諭、我修院達也、伊吹吾郎の出演が決定した。
橋本環奈“令和のホームズ”を目指す北条美雲役
橋本が演じるのは、京都で代々続く「名探偵一家」の娘・北条美雲(ほうじょう・みくも)。亡くなった父は「平成のホームズ」、一緒に暮らす祖父・宗真(そうしん)は「昭和のホームズ」と呼ばれた名探偵で、彼女自身も「令和のホームズ」を目指して日々鍛錬を積んでいる。執事もいる裕福な北条家で「お嬢」と持てはやされて何不自由なく育ったが、とある事件に巻き込まれ、北条家は没落、美雲は莫大な借金を背負ってしまう。宗真が「自分に何かあれば“Lの一族”を追え」と語っていたことから、美雲は“Lの一族”が犯人に違いないとし、“Lの一族”を探しだし復讐を果たすことを心に誓う。美雲は、代々続く「名探偵一家」に生まれただけあって、洞察力・推理力に長けている上に頭の回転も速く、日常生活の中のささいなことにも名推理を披露するが、その一方でド天然な一面もある。また、本音と建前を使い分けるなど、いわゆる京都人気質も持ち合わせている。1話では中学生、2話では高校生として登場し、3話以降は社会人となって登場する。美雲は、社会人になっても莫大な借金のため実家への仕送りに追われており、ボロボロのアパートでヨレヨレの老執事・山本猿彦(やまもと・さるひこ)と暮らしながら、極貧生活を送っている。しかし、「名家の娘」としてのプライドは非常に高く、お嬢様キャラをキープすることに腐心している。中学生から社会人まで、幅広い世代の役柄を橋本がどのように演じ分けるのかに注目だ。橋本は、回想シーンなどを除くと中学生を演じるのは今回が初、また美雲は京都弁を話すが方言を使って役柄を演じるのも今回が初となる。なお、橋本がフジテレビの連続ドラマに出演するのは『警視庁いきもの係』(2017年7月クール)以来、およそ3年ぶりとなる。
橋本同様に、今作から新キャストとして登場する松尾は和馬が左遷されてきた所轄の上司・蒲谷隆太(かばや・りゅうた)を、我修院は北条家に代々仕える老執事・山本猿彦を、伊吹は「昭和のホームズ」と呼ばれた美雲の祖父・宗真をそれぞれ演じる。
代々「泥棒一家」の娘・華、代々「警察一家」の息子・和馬に、代々「名探偵一家」の娘・美雲が加わり、さらに厚みが増した『ルパンの娘』のストーリー展開に目が離せない。(modelpress編集部)
第1話あらすじ
“Lの一族”こと泥棒を家業とする三雲一家は全員が死んだと世間をだまし、華(深田恭子)の恋人、桜庭和馬(瀬戸康史)の家に身を寄せていた。だが、桜庭は警察一家。義賊であり、以前より派手ではないとは言え、華の父、尊(渡部篤郎)が繰り返す盗みに、和馬の父、典和(信太昌之)は体調を崩し寝込んでしまう。さすがに尊も潮時と桜庭家から引き払うのを機に、華は和馬とアパートに移った。それもつかの間、警察の手が及びそうになった華を助けた尊は豪華なマンションを二人に与える。しかし、マンションは尊たち三雲家の新居につながっている二世帯住宅だった。尊は三雲家と華たちが朝食を一緒にとるというルールを勝手に決めていた。仕方なく華と和馬が三雲家の朝食に行くと、家族全員のはずなのに巌(麿赤兒)がいない。マツ(どんぐり)によると巌は京都に行ったようだった。そんな折、華の兄、渉(栗原類)が大きな盗みのターゲット“信長の秘宝”を発見、“Lの一族”は再始動しようとしていた。
その頃、巌が足を伸ばした京都では、名探偵一族の北条家で中学生の北条美雲(橋本環奈)が祖父であり当主の宗真(伊吹吾郎)から探偵指南を受けていた。実際に起きた事件の犯人を推理する美雲に宗真は満足気。しかし、この時の美雲は、まだ北条家と“Lの一族”の因縁を知ることはなかった。
一方、渉が見つけた秘宝が何者かに先に盗まれてしまい、悦子(小沢真珠)はご立腹。尊はすでに秘宝を盗んだ相手は分かっていると慰める。しかし“Lの一族”を出し抜き、先に秘宝を盗んだ“泥棒アベンジャーズ”なる一味は和馬たち警察も追っていた。
橋本環奈コメント
― 『ルパンの娘』の印象「前作を楽しく拝見していました。コメディータッチで振り幅も大きい中で爽快感もあるという作品で、とにかく脚本が面白いと感じました。前作はキッズ層も多く見ていたと聞いていますが、本当に子供から大人まで楽しめる突き抜けた娯楽作品だと思います。ちなみに、私の実家でも家族全員で見ていました(笑)。さまざまなアクションやてんとう虫のギミックなど、『ルパンの娘』は夢のある作品ですので、オファーを頂いた際は本当にうれしかったですし、何より面白そうだなと思いました」
― 演じる美雲について
「最初は中学生から始まるので、正直、大丈夫かなと(笑)。制服は、これまで着たことのないものはないんじゃないかというくらい着ていますし、高校生役もたくさん演じてきましたが、回想シーンなどを除くと中学生役は初めてです。中学生役の際は、上下、青いかわいいセーラー服で、今まで着たことのない制服なので楽しみです。美雲が劇中で使う手帳に書かれている文字を見たのですが、明らかに大人が書いているだろうというくらい達筆で(笑)。ある意味、それくらい頭脳明晰で高校生を逸脱した女の子なんでしょうけど、その上、京都弁で早口で…。ちょっと、詰め込みすぎなキャラクターなのかなと思いつつ、演じるのがとても楽しみです(笑)」
― 今回、京都弁にチャレンジしますが?
「今回のように方言を使って演じることが初めてなので苦労しています(笑)。役柄が探偵なので、セリフの中に普段生活していて使うことのない専門用語が多い上に、京都弁を意識しなければならないので。難しいですけど、京都弁は新鮮で楽しいです」
― 美雲を演じる上で心がけていることは?
「真ん中に一本、芯がある女性だと思います。Lの一族に憎しみを抱いていて、どんな行動をしていても、その思いを根底に持っています。その思いがあるからこそ、美雲は成長していくので、そこは強く意識しています。役作りという面では、初めて方言に挑戦しますが、逆に方言があることで美雲という役に入りやすいんだなとも感じています」
― 出演を楽しみにされているファンの皆さまへのメッセージ
「一視聴者として楽しんでいた『ルパンの娘』に出演できてうれしいです。今回の新シリーズ、新たなるキャストの一人として、作品に新しい風を少しでも吹き込ませることができたらうれしい限りです。演じさせて頂く美雲が個性の強いキャラクターですので、私個人としても今までにない役を楽しみながら演じたいと思います。是非楽しみにして下さい」
プロデュース 稲葉直人(フジテレビ第一制作室)
「前シーズンででき上がった独特な世界観。しかも“キャラの大渋滞”と言われたほど登場人物はみな強烈な個性の持ち主。その中に新たな登場人物として割って入ることは容易ではありません。さらに代々“名探偵一家の娘”という決して容易ではない役。そんな北条美雲を演じられるのは圧倒的な強度と華がある人でないとなりませんでした。そして何よりもその人が演じるんだと想像するだけでワクワクさせてくれる人でないとなりませんでした。“橋本環奈さんに演じてもらえたら”と頭をよぎったものの当代きっての売れっ子女優、そう簡単には…と最初はダメもとオファーだったことを記憶しています。ですので奇跡的にスケジュールが成立し、オファーを受けていただいたときはガッツポーズ以外、何ものでもありませんでした。しかもうれしい誤算はそれだけではありません。現場での橋本さんは、とても頭の回転が速く、観察眼にも長けていたのです。まさに名探偵一家の娘。手ごわいと思われた京都弁も指導の先生からお墨付きをもらっています。それでいて現場の空気をパッと明るく和ませる人間力を持ち合わせている。こちらの期待を完全に超えていました。橋本さんに受けていただいて本当に良かったと実感する毎日です。新たに加わった“優秀すぎる娘”の活躍をどうぞご期待ください」
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