池田エライザ、濱田岳とのドラマ共演に「違和感を…」 古川雄輝ら「働かざる者たち」レギュラーキャスト発表
2020.08.05 10:00
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俳優の濱田岳が主演を務め、8月26日深夜0時58分からのテレビ東京ドラマパラビ枠で放送される「働かざる者たち」(全6話)のレギュラーキャストが発表された。
濱田岳主演「働かざる者たち」
原作は小説投稿サイト・エブリスタにて連載され、小学館クリエイティブより単行本が発行された、サレンダー橋本による同名作。働かない人たちの生態を描き、SNSでは「刺さる」「身につまされる」と反響を呼んでいる話題作をドラマ化。物語の主人公は⽼舗新聞社「毎産新聞社」の入社7年目のシステム部社員・橋田一。本業はそこそこに副業の同⼈漫画の執筆に精を出す⽇々を送っている。しかし、社内に巣食う出世を諦めた勤労意欲ド底辺の“働かざる者たち”に翻弄されるうち、自分の人生はこのままで良いのかと自分の働き方、生き方を模索していくことになる。“働かざる者たち”に垣間⾒える、彼らの過去と彼らがを⽣きる悲哀は、まさに⼈⽣ドラマ。そんな彼らを通して主人公・橋田が見つめ直す働く事の意義、そして幸せな⼈⽣とは何なのか…。多様な働き方が求められる一方、弱肉強食、適者生存の大義名分の下に大事な何かが切り捨てられる現代に、少しだけ物申すヒューマンコメディだ。
古川雄輝・池田エライザらレギュラーキャスト決定
本作の主人公・橋田一役を濱田が演じることが発表されていたが、この度、主人公が働く⽼舗新聞社「毎産新聞社」の個性豊かな同僚たちを演じるレギュラー共演者が決定。橋田の同期で編集局政治部のエース記者〈新田啓太〉役に「LINEの答えあわせ~男と女の勘違い~」(読売テレビ)、「ハラスメントゲーム」(テレビ東京)など数多くのドラマや映画に出演し、日本のみならず中国など海外でも人気を集めている古川雄輝。
高卒入社を理由に業務をサボってばかりいる人事部社員〈川江菜々〉役にモデル・女優、そして、2020年公開予定の映画「夏、至るころ」では初の監督を務めるなど幅広い活動を見せる池田エライザ。
池田は濱田との共演について「いつもCMの現場でお会いする時はおかっぱ頭でいらっしゃるので、カツラ姿ではないことにはじめのうちは違和感を覚えました。今回は私がおかっぱです(笑)」とコメント。「このドラマは、いつ、誰の言葉が、どんな人にぐさっとくるか、まったく想像がつかないので皆様の感想が楽しみです。若い世代の方々にも是非、人間観察をするような気持ちで観ていただけたらと思います」と呼びかけた。
また、橋田の同期で編集局校閲部の社員〈鴨志田哲也〉役を「ペンション・恋は桃色」(フジテレビ)、映画「blank13」などに出演し、俳優としても活躍中のお笑いコンビ・ラバーガールの大水洋介。仕事に縛られずに人生を謳歌していると豪語する技術局工程部社員〈八木沼豊〉役にデビュー以来、数多くの映画やドラマ、舞台に出演するのみならず、声優や監督業、バラエティーなど幅広いジャンルで活動を続ける、津田寛治が務める。
豪華キャストが集結し、今作をより一層盛り上げていく。また、この物語の要となる“働かざる者たち”を演じるゲスト共演者は近日発表予定。
今作は動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で8月26日夜9時より独占先行配信が決定している。(modelpress編集部)
役紹介 ・ キャストコメント
新田啓太(古川雄輝)
橋田の同期で編集局政治部の記者。若くして時事ネタ・政治ネタのスクープを取るなど、エースとして活躍している。性格も人当たりも良く、非の打ち所がないため、橋田にとっては憧れであるが、劣等感を覚える相手でもある。<コメント>
この作品の台本を読んだとき「働きアリの法則」の働かない2割側を主人公とするとても面白い作品だと思いました。主演の濱田くんとは8年前に共演して以来で、当時は台詞のやりとりが少なかったので、今回同じシーンも多く、撮影前から楽しみにしていました。新田は働かない個性的なキャラクターが多い中、真面目な優等生という印象で、仕事に対して熱量があり、記者としての誇りがある人物です。主人公の橋田と対照的な役柄なので、橋田が仕事に対して劣等感を感じられるような存在になれるよう、心がけて演じたいと思っています。また、後半にかけて働き方に対して変化していく新田にも注目して頂きたいです。このドラマは働くこととはどういうことなのか考えさせられる作品です。働かざる者たちの仕事に対する信念や葛藤を是非お楽しみ下さい。
川江菜々(池田エライザ)
入社8年目、人事部の社員。高卒入社であることを理由に、業務を人に回してサボってばかりいる。橋田が副業で漫画を描いていると知り、秘密の共有者になる。何故か橋田の漫画を応援したりとちょっかいを出してくる。<コメント>
この作品はそれぞれが、自分のコンプレックスを不器用に隠しながら生きていて、それがあまりに共感できて見ていてなんだか切なくなってしまう時もあるけど、面白おかしいシーンが沢山あるので台本を読んでいて楽しかったです。川江は橋田に辛辣なことを沢山言う子だけれど、時代が進み便利になるほど情報過多になってしまう20代の私にとって、彼女の言葉は共感できました。気持ちのいいくらい、いる、いらないがはっきりしている子なので演じていてスカッとしました。
主に橋田役の濱田岳さんとのお芝居でしたが、いつもCMの現場でお会いする時はおかっぱ頭でいらっしゃるので、カツラ姿ではないことにはじめのうちは違和感を覚えました。今回は私がおかっぱです(笑)。このドラマは、いつ、誰の言葉が、どんな人にぐさっとくるか、まったく想像がつかないので皆様の感想が楽しみです。若い世代の方々にも是非、人間観察をするような気持ちで観ていただけたらと思います。
鴨志田哲也(大水洋介)
橋田の同期で編集局校閲部の社員。橋田、新田とは仲が良く、よく3人で飲みに行っている。言葉のチョイスと服のセンスに拘りを持っている。<コメント>
この作品はまずタイトルが素敵だなという印象でした。僕も積極的に働きたいタイプではないのでシンパシーを感じる登場人物が多かったです。鴨志田は同期の橋田と新田の間でうまく3人のバランスを取ろうとするけど出来ない、頭はそこそこいいけどちょっと抜けてて不器用な人間だと思います。登場人物誰も「倍返しだ!」とは言いません。でもきっと面白いドラマになってます。ぜひご覧ください。
八木沼豊(津田寛治)
入社25年目、技術局工程部の社員。仕事に縛られずに人生を謳歌していると豪語しているが…橋田に、働き方を考えるきっかけを与えることになる。<コメント>
この作品は働かざる者たちを新聞社の裏方から見たのが面白いと思いました。そういうフィルターが一枚入ると、ただのサラリーマン物語にならず、異様なリアリティが出て、働かないオジサンの迫力が増しますよね。
八木沼は深いキャラクターだなと思いました。際立った何かがあるわけではないからこそ、八木沼の背中に笑いと涙の両方を感じるんだと思ったので、ウケ狙いに走らず、リアルに演じようと気をつけています。撮影現場では、主演の濱田さんがとてもいい人なので癒されています。
虚無の海原を必死で泳ぐ若きサラリーマンを演じるのは、物質がどんどん希薄化していく新時代を生き抜く次世代俳優たちですが、働かざる者たちを演じるのは、バブルから大恐慌まで物質にまみれまくってここまで生き延びたオジサン俳優たちです。相反する新旧のバトルを通して真の労働とは何かを描いた「働かざる者たち」は、テレ東さんらしいオチャメでトガったドラマになっていると思います。是非ご期待ください。
「働かざる者たち」ストーリー
舞台は⽼舗新聞社の「毎産新聞社」。主⼈公・橋⽥一(濱田岳)は、入社7年目の技術局システム部社員。本業はそこそこに副業の同⼈漫画の執筆に精を出す⽇々を送っている。そんな橋⽥に毎日のようにちょっかいをかけてくる技術局工程部の社員・八木沼豊。彼は日がな一日社内を歩き回り、他部署の同期に偉そうに話しかけたりしている。
仕事に縛られず、人生を謳歌していると豪語する八木沼だが、少しも幸せそうではなかった。八木沼は「伝説の94年組」と呼ばれる世代で、同期入社の社員たちは現在、各部署で部長職についている者が多数いる黄金世代らしい。その中にあって八木沼は、いち早く出世街道を外れた。八木沼の行動を見れば分かる。自分とは違い、出世していく同期を意識していないはずがない。
一方橋田は、エースとして活躍する同期がいる中、漫画を逃げ道にそこそこの仕事をして、なんとなく生きてきた。八木沼を見て、橋田はふと思う。「俺の心の中にも八木沼さんはいる。俺はこのままでいいのだろうか…。」
橋田は果たして立派に働く人間になれるのか、それとも悠々自適なドロップアウターか、あるいは…。橋田と“働かざる者たち”との熱い日々が幕を切った――。
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