木村拓哉、市川海老蔵(C)テレビ朝日

市川海老蔵、ドラマ「BG」に本人役で登場 木村拓哉と抜群コンビネーション

2020.07.27 05:00

歌舞伎俳優の市川海老蔵が、木村拓哉が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『BG~身辺警護人~』の最終話(30日午後9時~10時14分)にゲスト出演。本人役で登場する。

  
丸腰の状態でまさに“命の盾”となり、あらゆる危険からクライアントを護る民間ボディーガードの生き様と戦いを描く今作。

シリーズ第2弾となる今作では、民間警備会社の身辺警護課に所属していた島崎章(木村)が「弱き者の盾になる」という使命を貫くため、“利益優先”の組織を飛び出し、私設ボディーガードに転身。「個人VS組織」の物語を軸にした新ステージに攻め入り、躍動の人間ドラマを紡いでいく。

市川海老蔵、木村拓哉と3度目の共演

最終回では、最強バディを組んできた高梨雅也(斎藤工)と決裂してしまった島崎章(木村)がたった1人、死を覚悟で最大の敵・劉光明(仲村トオル)を警護。劉を血眼で捜索する警察と「KICKSガード」の追手が迫る中、追い詰められた章があろうことか立ちはだかる高梨を崖から突き落とし、さらには章自身の命も危機にさらされるなど、衝撃に次ぐ衝撃の展開が目まぐるしく巻き起こる。

そんな“何がどう転ぶか、まるで予想がつかない最終回”に、VIPゲストが登場。前シリーズの最終回には矢沢永吉が本人役で出演したが、今作の最終回には海老蔵が“本人役”でゲスト出演し、連続ドラマ『MR.BRAIN』(2009年)、映画『無限の住人』(2017年)に続いて、木村と3度目の共演を果たす。

市川海老蔵「とても温かい現場」

普段から親交のある木村と海老蔵。木村は「海老蔵さんも以前から視聴者として『BG』を受け取ってくれていたらしく、新シリーズがオンエアされたタイミングで、彼の方から『ゲストに呼ばれなかったのが、ちょっと残念です』と連絡が来たので、僕も『そんなことを言ってくれて、ありがとう』と返信していたんです」と回顧。「その後、プロデューサー陣から最終回の警護対象者は海老蔵さんだと聞いて、『マッチしたなぁ!』と。うれしかったです」と、笑顔で明かした。

一方、密かな願望が叶った海老蔵も「出演オファーが舞い込んだときは驚きました。私で大丈夫なのか…と。実際、撮影に参加させていただいたら、皆さんのチームワークは素晴らしいですし、とても温かい現場だと思いました…!」と述懐。「短時間の撮影ではありましたけど、主要メンバーの皆さんとも全員お話させていただき、すごく楽しかったです」と、顔をほころばせた。

木村拓哉&市川海老蔵、本番での“企み”とは?

また、海老蔵が出演するのは、章と高梨、菅沼まゆ(菜々緒)、沢口正太郎(間宮祥太朗)ら、前シリーズからおなじみの最強ボディーガード・チームに警護されながら、とある賞の授賞式会場へ向かうシーン。リハーサルでは報道陣が取り囲むレッドカーペットの上を足早に歩いた海老蔵だが、本番では報道陣をバックにスマホで自撮り撮影を開始した。

実はこれは、撮影合間に楽しそうに話していた木村と海老蔵の“遊び心あふれる企み”によって、生まれた芝居。木村は「彼らしいアクションが1つあると面白いなぁと思って!撮影合間に『市川海老蔵役なんだから、SNSにアップする写真とか撮っちゃえばいいじゃん!』と提案したら、彼もイタズラ好きだから、実際にやってくれたんですよ(笑)」と告白。

「本番を撮り終わった瞬間は、2人でこっそり目を合わせてOKサインを出し合いました」と打ち明けた。企みは成功し、その場にいた出演者やスタッフにもウケ、最高にオチャメな一幕となった。

木村拓哉、市川海老蔵に感謝

抜群のコンビネーションで、最終回の楽しみを1つ増やした木村と海老蔵。

収録後、木村は「海老蔵さんはとにかく真面目!そういう“本気の人”と一緒に現場に立っていると、僕も刺激を受けて楽しいんです。そんな彼が今回は本人役というユーモアに付き合ってくれて、本当に感謝しています」とコメント。

海老蔵は「ご一緒するたびに思うのですが、木村さんは役作りと申しますか…役に対する存在の仕方や距離感が独特なんですよね。今回も変わらない役へのスタンスを目の当たりにして、懐かしさを感じると同時に、うれしかったです!」(海老蔵)と、木村へのリスペクトの念をにじませ、充実感あふれる笑顔をのぞかせた。(modelpress編集部)

木村拓哉コメント

海老蔵さんも以前から視聴者として『BG』を受け取ってくれていたらしく、新シリーズがオンエアされたタイミングで、彼の方から「ゲストに呼ばれなかったのが、ちょっと残念です」と連絡が来たので、僕も「そんなことを言ってくれて、ありがとう」と返信していたんです。その後、プロデューサー陣から最終回の警護対象者は海老蔵さんだと聞いて、「マッチしたなぁ!」と。撮影当日も「今日はよろしくね」と連絡したら、「本当に呼んでくれて、ありがとうございます」と言ってくれて、僕もうれしかったです。しかも、今回は紋付袴まで着て、普通なら躊躇するかもしれない“本人役”で出演してくれたので、ホストとしてはちゃんと出迎えたいな、と思いました。

撮影では最初、海老蔵さんがサッと報道陣の間を通り抜けたんです。ただ、それではレッドカーペットを歩く時間がすごく短くなるし、彼らしいアクションが1つあると面白いなぁと思って!撮影合間に「市川海老蔵役なんだから、SNSにアップする写真とか撮っちゃえばいいじゃん!」と提案したら、彼もイタズラ好きだから「じゃ、本番だけやってみますわ」と言って、実際にやってくれたんですよ(笑)。本番を撮り終わった瞬間は、2人でこっそり目を合わせてOKサインを出し合いました。彼らしいカジュアルさも顔を覗かせるシーンが出来て、僕も微笑ましい気持ちになりました。

海老蔵さんはとにかく真面目!もちろん、日本の伝統芸能を継承しているという立場もありますけど、時代劇でも現代劇でも“役を演じること”に対して真剣なんです。それは覚悟と責任感があるからこそだと思うし、そういう“本気の人”と一緒に現場に立っていると、僕も刺激を受けて楽しいんです。そんな彼が今回は本人役というユーモアに付き合ってくれて、本当に感謝しています。

市川海老蔵コメント

最終回への出演オファーが舞い込んだときは驚きました。なにせ前シリーズの最終回のゲストは矢沢永吉さんでしたから、私で大丈夫なのか…と。また、木村さんとは過去に何回も作品でご一緒させていただいたので、お話もできると思うんですけど、ほかの方とは初共演だったので、そこもどうかなぁ…と、ちょっと心配していたんです。実際、撮影に参加させていただいたら、皆さんのチームワークは素晴らしいですし、とても温かい現場だと思いました…!短時間の撮影ではありましたけど、主要メンバーの皆さんとも全員お話させていただき、すごく楽しかったです。木村さんとも、お互いにコロナ禍の中でどんな生活を送っていたか…など、かなりお話をさせていただきました。

ご一緒するたびに思うのですが、木村さんは役作りと申しますか…役に対する存在の仕方や距離感が独特なんですよね。今回も、ボディーガードの木村さんと直接お会いするのは初めてでしたけど、変わらない役へのスタンスを目の当たりにして、懐かしさを感じると同時に、うれしかったです!
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