【白人警官による黒人暴行死】渡辺直美、NYの悲惨な略奪にショック「過激で暴徒化した抗議には賛成できません」
2020.06.03 13:20
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お笑いタレントの渡辺直美が3日、自身のInstagramストーリーズを更新。現地時間25日に米ミネソタ州ミネアポリスにて、黒人男性ジョージ・フロイドさん(享年46)が白人警官に首を押さえつけられ死亡した事件の波紋が広がり、多くの日本人タレントたちが次々に声を上げる中、渡辺もこの問題についてコメントした。
渡辺直美、NYの悲惨な現状つづる
NYのSOHOという地区に住んでいたという渡辺。そんなSOHOは観光客が世界中から集まる穏やかな街だったというが、「今朝のニュースで、SOHOの道が燃えていたり、ショップの扉が壊されて、略奪された痕を見て本当に悲しくなりました」と率直な想いを吐露。さらに「英語ができない私に差別せず、いつも優しくしてくれた店員さんが働いているお店、そしてお世話になったApple Storeがボロボロになっていく動画を見てショックを受けました」と自身が慣れ親しんだ街の悲惨な状況をつづり、「私は過激で暴徒化した抗議には賛成できません」とコメントした。
渡辺直美「未来を変える事は出来ると信じています」
さらに、今回の黒人差別だけではなく、アジア人やアジア人同士の差別もあるとした上で、「人種対人種じゃないです。みんな対レイシストです」と提言し、「最終的な想いは一緒なのに、暴言を吐いてお互いを責め合うのは辞めましょう…(※原文ママ)」と呼びかけ。そして、「知らずに人を傷つけた事もありました。でもそこから自分で調べて、感じて、経験して未来を変える事は出来ると信じています」と想いを募らせ、「非常に繊細な問題ですが、私は自分で考えて向き合い、愛を持った行動ができる人間になれるように日々努力したいと思います」と結んでいる。
ジョージ・フロイド死亡事件受けアメリカ全土で問題が激化
ミネアポリスの警官デレク・ショーヴァン容疑者が、「I can't breathe(息ができない)」と繰り返し訴えるフロイドさんの首を押さえ死亡させた動画がSNSで拡散され、大きな問題となった同事件。白人警官による黒人への過度な暴力行為が後を絶たないアメリカでは、今回の事件を受け、これまでの怒りも重なった市民によりデモと暴動が激化している。
フロイドさんが亡くなった25日以降、アメリカの若いスターたちをはじめ、日本でもタレントたちが「#BlackLivesMatter(黒人の命も大切)」「#justiceforGeorgeFloyd(ジョージ・フロイドのため正義を)」などのハッシュタグとともに思いを投稿している。
トランプ大統領、軍派遣も辞さない強硬姿勢 反感高まる
なお2日には、米トランプ大統領が記者会見にて、抗議デモの一部が暴徒化している事に関し「国内でのテロ行為」と強く非難したと報道。また、トランプ大統領は暴動抑圧のため、軍を派遣も辞さない方針を明かしている。これに関して、大統領の強硬姿勢が対立を煽っているという批判も大きい。トランプ大統領が29日「略奪が始まれば、銃撃も始まる」と、暴徒化する市民に対して銃撃も辞さない旨のツイートをした際には、歌手のテイラー・スウィフトが「11月の選挙ではあなたを落選させる」と痛烈批判。同じく歌手のビリー・アイリッシュもFワードを連発して怒りをあらわにしていた。(modelpress編集部)
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