【白人警官による黒人暴行死】星野源、悲惨な黒人差別に想いつづる「一週間、ずっと考えています」
2020.06.02 18:57
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歌手で俳優の星野源が2日、自身のInstagramを更新。現地時間25日に米ミネソタ州ミネアポリスにて、黒人男性ジョージ・フロイドさん(享年46)が白人警官に首を押さえつけられ死亡した事件の波紋が広がり、多くの日本人タレントたちが次々に声を上げる中、星野もこの問題についてコメントした。
星野源「自分には何ができるのか」
星野は、「5月25日から一週間、ずっと考えています」と切り出し、白人警官による黒人暴行死の事件についてのコメントを投稿。かねてよりブラック・ミュージックを愛し、自身の楽曲にもその要素を取り入れるなど、影響を受けてきたことから「自分を支えてくれた大好きな音楽、それを生み出した大好きな文化、それを生み出した大好きな人々の今の現実について、自分には何ができるのか」とし、「もちろんそれだけでなく、あまりに多すぎて立ち尽くしてしまうような様々な問題について」と悲惨な現状への心境をつづった。
最後に「この投稿が、考える、調べる、感じる、そのきっかけになれば幸いです。僕も感じ、調べ、考えます」と呼びかけている。
ジョージ・フロイド死亡事件受けアメリカ全土で問題が激化
ミネアポリスの警官デレク・ショーヴァン容疑者が、「I can't breathe(息ができない)」と繰り返し訴えるフロイドさんの首を押さえ死亡させた動画がSNSで拡散され、大きな問題となった同事件。白人警官による黒人への過度な暴力行為が後を絶たないアメリカでは、今回の事件を受け、これまでの怒りも重なった市民によりデモと暴動が激化している。
フロイドさんが亡くなった25日以降、アメリカの若いスターたちをはじめ、日本でもタレントたちが「#BlackLivesMatter(黒人の命も大切)」「#justiceforGeorgeFloyd(ジョージ・フロイドのため正義を)」などのハッシュタグとともに思いを投稿している。
トランプ大統領、軍派遣も辞さない強硬姿勢 反感高まる
なお2日には、米トランプ大統領が記者会見にて、抗議デモの一部が暴徒化している事に関し「国内でのテロ行為」と強く非難したと報道。また、トランプ大統領は暴動抑圧のため、軍を派遣も辞さない方針を明かしている。これに関して、大統領の強硬姿勢が対立を煽っているという批判も大きい。トランプ大統領が29日「略奪が始まれば、銃撃も始まる」と、暴徒化する市民に対して銃撃も辞さない旨のツイートをした際には、歌手のテイラー・スウィフトが「11月の選挙ではあなたを落選させる」と痛烈批判。同じく歌手のビリー・アイリッシュもFワードを連発して怒りをあらわにしていた。(modelpress編集部)
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