白人警官による黒人暴行死 NY出身河北麻友子、人種差別問題に言及「世界は大変な問題に直面しています」
2020.06.02 17:23
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モデルで女優の河北麻友子が2日、自身のInstagramストーリーズを更新。現地時間25日に米ミネソタ州ミネアポリスにて、黒人男性ジョージ・フロイドさん(享年46)が白人警官に首を押さえつけられ死亡した事件の波紋が広がり、多くの日本人タレントたちが次々に声を上げる中、河北もこの問題について言及した。
河北麻友子、人種差別問題に言及
2日、Instargramを更新した河北。自身が16歳までニューヨークで育ったことに触れ、「今世界で起きている問題には触れずに普通の投稿をすることに違和感を感じたのでここに書きます」と人種差別問題について言及。河北は「世界は大変な問題に直面しています。もちろん今に始まった事ではなくて、今動画や証拠として残されて、それらが拡散されています。私たち日本人はとても恵まれてるのでこの問題を実感として感じることが難しいと思います」と前置きし、「だからこそ今一度何が問題視されているのか、今自分に出来ることは#BLACKLIVESMATTER 運動のきちんとした知識を付けることかなと思います」と自身の考えをつづった。
また、「私はインスタを見てくれてるみんなに少しでも関心を持ってもらってその知識を共有したいと思いました。人種差別という永遠のテーマに関して話し合ったり、自分に何が出来るかを考えるきっかけになればいいなと思います」とこの問題についてInstagranで考えを共有した意図についても明かした。
ジョージ・フロイド死亡事件受けアメリカ全土で問題が激化
ミネアポリスの警官デレク・ショーヴァン容疑者が、「I can't breathe(息ができない)」と繰り返し訴えるフロイドさんの首を押さえ死亡させた動画がSNSで拡散され、大きな問題となった同事件。白人警官による黒人への過度な暴力行為が後を絶たないアメリカでは、今回の事件を受け、これまでの怒りも重なった市民によりデモと暴動が激化している。
フロイドさんが亡くなった25日以降、アメリカの若いスターたちをはじめ、日本でもタレントたちが「#BlackLivesMatter(黒人の命も大切)」「#justiceforGeorgeFloyd(ジョージ・フロイドのため正義を)」などのハッシュタグとともに思いを投稿している。
トランプ大統領、軍派遣も辞さない強硬姿勢 反感高まる
なお2日には、米トランプ大統領が記者会見にて、抗議デモの一部が暴徒化している事に関し「国内でのテロ行為」と強く非難したと報道。また、トランプ大統領は暴動抑圧のため、軍を派遣も辞さない方針を明かしている。これに関して、大統領の強硬姿勢が対立を煽っているという批判も大きい。トランプ大統領が29日「略奪が始まれば、銃撃も始まる」と、暴徒化する市民に対して銃撃も辞さない旨のツイートをした際には、歌手のテイラー・スウィフトが「11月の選挙ではあなたを落選させる」と痛烈批判。同じく歌手のビリー・アイリッシュもFワードを連発して怒りをあらわにしていた。(modelpress編集部)
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